節約することが”目的”になっていませんか?

 家計が苦しいと感じると、始めるのが節約ですね。多くの人は食費や光熱費の節約を試みます。なぜなら家計をやりくりする人が、家族の協力を仰がずに手っ取り早く始められる費目だからです。

 しかし、この類の節約は、やり続けている間しか効果は得られません。辞めてしまえば、また苦しい家計に戻ってしまいます

 と、いうことは、目的が家計を楽にするためだとしたら、その選択は最適ではないかもしれません

 例えば食費を節約しようとすれば、メニューを工夫するとともに、安い食材に目が行きがちです。しかし、あまりにも安価な商品はその食品の安全性自体に不安があるものも多く含まれています。さらに、安いからといって卵などの同一性タンパク質を常時摂取することによって、アレルギー発症の危険性もあります。

 スーパーをはしごして安値で購入しようとする方もいるでしょう。これは労力が大きい割には、大きな効果を生みづらいのです。そのほかにも、底値買いや、まとめ買いなど工夫しながらいろいろ行っているのではないでしょうか。

節約に必要となる要素は次の5つ

・我慢
・努力
・根性
・継続
・ストレス

 忍耐、辛抱、疲弊など、他にも負の言葉がイメージされます。

 どうしてもマイナスのイメージが払拭できない節約。そこで、節約の前に行う“家計を楽にする方法”をご紹介します。

家計の見直しのポイントは2つ

 家計を楽にするには、次の3つが考えられます

・支出を減らす
・収入を増やす
・運用する

 今回は、“支出を減らす”を取り上げていきましょう。支出の減らし方のコツは次の通り

・心にも身体にも負担が少ないこと
・一度見直すと、その後なにもしなくても効果が継続すること

 これに当てはめると、先述の節約は真逆になりますね。

・心にも身体にも負担が大きい
・続けなければ効果は終わってしまう

 そこで、効率の良い支出の減らし方をわかりやすく次の4つに分けてみました。

1. 効果が大きくて労力が小さい
(例)住宅費の見直し、生命保険の見直しなど

2. 効果が小さくて労力が小さい
(例)電気の基本契約アンペア数を下げるなど

3. 効果が大きくて労力が大きい
(例)マイカーをカーシェアや、公共の交通機関利用に変えるなど

4. 効果が小さくて労力が大きい
(例)食費や光熱費の節約

 労力が大きいことをやり続けるのは大変です。

 家計を見直す時は、1から順番に行っていくと、無理なく支出の削減をすることが可能です。気がつかないうちに家計は肥大化しているものです。身の丈よりちょっとだけ下の生活を目安にできるところから見直してみてはいかがでしょうか。(執筆者:大木 美子)