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相続・遺言に関するよくある疑問にお答えします Part 1

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相続・遺言に関するよくある疑問にお答えします Part 1
<質問>
私たちは三人姉妹です。私と姉(二人共結婚し子供もいます)そして独身の妹(結婚歴なし)がいます。

妹が自分の遺産を、姪(姉の子)に分けたいと言っています。姉も私も賛成していますが、これは問題ないのでしょうか?

また、どうすればスムースに姪に渡せるのか教えてください。


<回答>

この場合、妹さんの死亡時における法定相続人は、(死亡時までずっと独身と仮定した場合)ご両親がご健在の時はご両親、不在時は兄弟姉妹が法定相続人となります。(兄弟姉妹が亡くなっていた時はその子が代襲します)

ご質問の場合は、姪は法定相続人ではないので相続権はありません

妹さんが姪に遺したいときは、遺言によって姪に渡す旨を意思表示する必要があります

生前にご姉妹でお話をして、納得していたとしても、実際の相続の時にうまくゆかない時もあります。あらかじめ遺言をすることをおすすめします。

できれば、自筆遺言ではなく公正証書による遺言をおすすめします。費用と手間がかかりますが、内容に不備がなく改ざんや紛失の恐れがないので安心です。公証人役場に出向きご相談いただくか、弁護士・司法書士・行政書士などの専門家に相談されても良いでしょう。

注意点は、ご両親には遺留分がありますので、ご健在時にはこの点にも考慮することが大切です。(執筆者:寺岡 克彦)

《寺岡 克彦》
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寺岡 克彦

寺岡 克彦

寺岡行政書士事務所 行政書士 株式会社 シリウス 代表取締役 1960年 神戸市生まれ。1982年 甲南大学法学部卒業。大手医薬品卸会社勤務を経て1990〜2008年に大手外資系生命保険会社勤務(主に、相続・事業承継対策、企業の リスクマネジメント対策) 2008年9月「より専門的かつ広範囲にわたる優れたワンストップ・サービス」をご提供させていただくことを目標に独立開業。 <信条> ・常に顧客の利益を一番に考える ・顧客に一番喜んでいただける方法・手段を考える <保有資格> 行政書士、ファイナンシャル・プランナー(CFP )、ファイナンシャル・プランニング技能士 2級、2級DCプランナー (企業年金総合プランナー) 寄稿者にメッセージを送る

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