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「ドルコスト平均法」の落とし穴

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「ドルコスト平均法」の落とし穴

負けにくい投資の方法として、【ドルコスト平均法】というのがあります。

一定の投資額で投資をすることで、株価(もしくは外貨)が

  • 安い時 → 多く購入する
  • 高い時 → 少なく購入する

というもので、全体的に平均化されるという方法です。

『この投資方法なら負けることはないですよ!』って言われています。本当にそうでしょうか?

ドルコスト平均法について解説したサイトを見ますと、最後に必ず株価が上がっています。ここがポイントで、【負けにくい】ということは、【必ず勝てるということではない】ことの裏返しです。

良い事しか書いていないこの方法ですが、落とし穴があることは考えたことがありますか?


ドルコスト平均法の罠

ドルコスト平均法の罠
≪クリックで画像を拡大≫

上記のグラフをご覧下さい。


株価のデコボコをちょうど反転したようになっています。購入数はほぼ同じですが、10回目の購入時点での資産価値が大きく異なります。

最終段階で株価が下がっている時、資産の時価総額は落ち込んでいます。回復するためには、株価が回復することを待つしかありません。いつ回復するのか分かりません。その時点で資金が必要となったときが困りますよね

この投資方法でリスクをコントロールするためには、『しばらく資産を塩漬けにしたとしても、生活には影響しない』という余裕が必要です。

資金が必要なタイミングが決まっている場合は、この投資方法ではリスクがあることを認識する必要があります

なお、増えた資産に関しては、課税の対象になります。

※期間限定のNISAは非課税ですが、その5年(もしくはタイミングにより10年)という期間で、利益が出ていないとメリットがありません。

資金が必要なタイミングが決まっている場合は、より確実な方法があることをご存知ですか? ご自身で熟考して頂くため、答えはあえてここに書きません。ぜひ考えてみてください。(執筆者:池田 弘司)

《池田 弘司》
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池田 弘司

池田 弘司

ひめじいけだドットコム 代表 家電製品修理エンジニア・インフラエンジニアを経て、生命保険を携わる。自身の経験から、将来を推し量るにはファイナンシャルプランニング(FP)が重要と思い至る。FPと言えば生命保険。外資系生命保険会社・1社専属生命保険代理店(個人事業主)・生損保乗り合い来店型保険ショップを経験する。平日はインフラエンジニアをしながら、土日祝限定にて1社専属代理店を再開。個人の将来設計アドバイス、相続に強い税理士・行政書士連携の相続対策サポート、生命保険を活用した役員・従業員のための退職金原資の作り方のアドバイスを行う。 <保有資格>:生命保険協会認定ライフコンサルタント・3級ファイナンシャル・プランニング技能士(保険顧客相談業務) 寄稿者にメッセージを送る

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