専業主婦家庭より、共働き家庭の方が家計にゆとりができる、というのが一般的な考えです。しかし、「共働きでも毎月カツカツ!」という家庭も少なくありません。共働きになったせいで増える支出もあるので、意識的に節約して家計のゆとりを確保しておかなければなりません。

では、具体的にどのような支出が増えるのか、詳しくみていきましょう。

共働き家庭で増えやすい支出6つ

【1】食費

専業主婦だと、特売を狙って買い物に行けたり、じっくりと節約レシピによる献立を考えたりできるため、節約しやすいです。しかし、働きだすとタイムセールに合わせてスーパーに行くことも、時間をかけて節約献立を考えるのも難しくなってしまいます。専業主婦時代の1.2倍~1.5倍程度になることは覚悟しておいた方がいいでしょう。節約を意識しなくなってしまうと、簡単に2倍以上に膨れ上がります

【2】外食費


フルタイムで働くと、時間のゆとりがなくなる分外食してしまいやすくなります。たまの贅沢での外食だけでなく「今日は疲れているから」という理由での外食までしてしまうと、外食費が今までの2倍~3倍になってしまうことも。外食のペースを今まで通りにキープするためには常備菜をまとめて作っておいたり、もしくは「パスタとミートソース」など手間のかからない料理ができるようなストックを持つことが大切です。

【3】交際費

仕事上の付き合いで、飲み会やランチ会などに行かなくてはならなくなるかもしれません。職場にもよりますが、交際費が5,000~10,000円程度増えることは覚悟しておきましょう。

ただし、専業主婦時代から「ママ会」などの付き合いが多かった人の場合は、交際費はむしろ減ることもあります。

【4】被服費


今まで通りの普段着で仕事に行ける場合はいいのですが、通勤用の服が新たに必要になることもあります。服を買うなら、バッグや靴なども必要になりますから痛い出費です。特に、働きだすときに一気に出ていくお金ですね。

また、専業主婦時代に「何年も自分の服を買っていない」というような人だと、働きに出ることによって周りからの刺激を受け、単純に「買い物欲」が復活してしまうこともあります

リサイクルショップやフリマアプリなどを利用して、なるべくお金をかけずに服を買うことを実践しましょう。

【5】小遣い

専業主婦の方だと、「自分の小遣いは無い」とか、あっても「5,000円だけ」という方が少なくありません。しかし、働きだすと「わたしだって小遣いが欲しい!」と思うこともあるでしょうし、夫の方も「共働きになったんだからもうちょっと小遣いを増やしてほしい」という要望を持つことがあります

そのままお小遣いを増やしてしまうと数万レベルでの支出増です。節約したいなら、多少の小遣い増はするにしても、家計を圧迫しない範囲にとどめる必要があります。

【6】保育料・習い事の月謝


子供がいる場合、共働きになることで保育園や学童保育に預けることになります。基本的に前年の所得で決まりますから、所得が増えるほどに、翌年の保育料も高くなると思っておく必要があります。また、小学4年生以上でも「毎日家で留守番させるのは心配」と、習い事を増やして子供の居場所を作る方も多いです。

保育料は、所得が低い方で数千円、所得が高い方になると数万円にもなります。また、認可保育園に空きが無い場合は認可外保育園に預けることになりますが、認可外保育園の保育料は高額です。

増える支出をまかなえる収入はありますか?

週に3~4日のパート程度では、せっかく収入が増えても支出も同時に増えて、まったく家計にゆとりができないというケースもあります。フルタイムでも、お給料次第ではほとんど家計がうるおわないこともあります。

これから共働きにしようと思っている方は、今の家計の状況からいくらぐらい増えるのかをシミュレーションし、本当に働いた方が得になるのか、また、きちんと節約生活が継続できるのかを考えてみてくださいね。(執筆者:吉見 夏実)