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平均37,642円 パパのお小遣い、多いか少ないかを考える前に

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平均37,642円 パパのお小遣い、多いか少ないかを考える前に

新生銀行が、「2015 年サラリーマンのお小遣い調査」を実施しました。その結果、過去2番目に低い「37,642円」という結果があきらかに! この金額は多いのでしょうか、少ないのでしょうか? また、あなたのお小遣いと比べていかがですか?(特に、既婚者+子持ちという条件では3万円前後とさらに低くなります)

「もっとお小遣いを増やしてほしい!」という男性は多いと思いますが、一方で、「これが限界!」と思っている女性も多いのではないかと推測します。ただ、お小遣いの金額の大小を考える前に、もっと考えておきたいことがあるんです。


どこまでが「お小遣い」に含まれているのか?

同じ3万円のお小遣いでも、

・昼食は妻に作ってもらったお弁当を食べ、会社の飲み会代は別途請求できる人
・昼食代や交際費、洋服代まですべてお小遣いでまかなう人

お小遣いに含まれる範囲は人それぞれです。「どこまでお小遣いに含めるか?」によって、ゆとりがあると感じることもあればお小遣いが足りないという人もいるでしょう。

お小遣いを設定する際には、まず、「どこまでをお小遣いに含めるか」と決める必要があります

昼食代やコーヒーなどの飲食費

昼食代は、必要経費として別途支給としている家庭もあります。たとえば、昼食代はお小遣いとは別に1日500円とし、足りない分は自分の小遣いから出す、といった方法です。

ただ、我が家のように共働きだとわたしも計算が面倒くさいので、小遣いに含めてしまった方が楽だと思います。1食500円なら月20日で10,000円となります。(我が家もそうですが、社食があるともっと安くて済みますね)

わたしのおすすめは、(別計算にするのは面倒なので)小遣いに含める、です。

飲み会などの交際費

交際費については、その内容や金額によって、線引きをするといいと思います。たとえば…

・同僚との飲み会やプライベートでの飲み会⇒プライベートなので小遣い
・忘年会や送別会など会社関係の飲み会⇒必要経費と考え別途支給
・会社の人や友人などの結婚式(ご祝儀等)⇒金額が大きいので別途支給
・会社の人への連名のプレゼント(1人500円徴収など)⇒小遣い

という感じです。

ちなみに、自宅で飲むお酒についても決めておきましょう。小遣いで夫婦それぞれが好きなものを買ってくるという家庭もあれば、家計から予算を立ててまとめ買いをしている、という家庭もあります。

我が家の場合は小遣いに含めています。家計からまとめ買いしてしまうと、つい飲みすぎてしまい節約にならないからです……。それぞれがその都度購入する方がやりくりして計画的に購入するので小遣いからとしています。

また、夫に感謝の気持ちを伝えたいときには自分の小遣いで夫のビールを買ったりしますが、実感として感謝の気持ちを表しやすいというメリットもあります。(家計からだとなんとなくありがたみがないなぁ、と。)

スーツ等仕事で必要なもの(経費)

スーツや仕事着、肌着や靴、靴下など必要なものはいろいろありますが、我が家は別途支給という形にしています。(「夫経費」という項目を作って毎月一定額を積み立てています)スーツはそうそう買うものではありませんし、靴下などの消耗品に関してはわたしが買ってくるのでこの方がいいです。

夫がこだわりを持っており、「自分で好きなものを好きなときに買いに行きたい」という場合は、その分小遣いを増額して小遣いからやりくりしてもらうといいでしょう。

被服費(私服)

洋服に関しても、家族や夫婦で一緒に買いに行くことが多いのであれば家計から出すというスタイルでいいと思います。また、小遣いをすぐに使い切ってしまうタイプの方だと、飲み代や遊びばかりにお金を使ってしまい全然新しい服が買えない、ということもありますので、その場合も家計から別途予算を建てた方がいいですよ。

美容(散髪代など)

散髪代のほか、スポーツジムの月謝、こだわりのスキンケア用品やヘアケア用品などの購入費は、小遣いからとしてもいいでしょう。ただこれも、計画的にお小遣いを使えないタイプの方だと、家計から購入するように管理した方がいいです。特に、男性の場合は髪が伸びていると仕事に支障をきたすこともありますから、必要経費と思えるものに関しては小遣いに含めなくてもいいのではないでしょうか。

レジャー費(家族や夫婦での)

「趣味の釣り」だとか「友達と遊んでくる」なんていうのはもちろん小遣いの範囲内だと思いますが、考えたいのは「家族で出かけたとき」や「夫婦でデートするとき」のお金です。

家計管理をしっかりされている家庭だと「レジャー費」という項目を作って管理しているかと思いますし、「デート代」として積立をしている家庭もあります。

我が家では、家族でのおでかけは家計から、夫婦でのおでかけは小遣いから、としています。(家族で出かけるというのは「子供のため」という意味合いが強いため、家計からの方がいいかなぁと思ったからです)

夫の性格に合わせて小遣いの範囲を決めよう


さて、

お小遣いにどこまで含めるかは、家計の状況を考えると同時に、夫自身の性格も考えた方がいいです


金銭感覚がしっかりしていて、自分でやりくりしたいという夫であれば、必要経費なども含めて多めに小遣いをわたしても、うまくやりくりして使ってくれます。小遣いの中から貯金もして、誕生日にはサプライズプレゼントもあるかもしれません。

一方、手元にお金があると使ってしまう、というタイプの夫だと、小遣いは本当に「自分で自由に使えるお金」というように限定して、洋服代や散髪代など「生きていく上では必要経費」だと考えられるものに関しては、家計からその都度支給するという形にした方が安全ではあります。

もちろん、夫の意見を聞かずに一方的に決めるのはよくありません。夫の性格を考えた上で、二人で話し合って小遣いに含める範囲を決めましょう。一度決めたら終わりというわけではなく、夫のお金の使い方を見ながら、小遣いの範囲を調整していくといいですよ。

家計は健全な状態を保てているのか?

夫のお小遣いを決める上で、忘れてはならないのが小遣いの出所でもある「家計」の状態です。家計が火の車なのに夫の小遣いが不自然に高いという家庭がたまにありますが、二人でしっかり家計について話し合う必要があると感じます。(もちろんその逆で、妻ばかりがいい思いをしているパターンもあります)

外食や出前が多い状態なのに夫の小遣いばかり減らしていないか?
妻の小遣いは3,000円とかなのに、夫が5万も6万も使っていないか?

日々のやりくりが少しキツイなら、夫の小遣いも(もちろん妻の小遣いも)少しキツイぐらいの金額に、日々のやりくりにゆとりがあるなら夫婦の小遣いもゆとりが持てるように。家計全体を見て、バランスをとりましょう。

「サラリーマンの平均小遣いは○○円!」という話を聞くたびに、その金額の大小ばかりが議論となりますが、大切なのはその中身です。どこまで小遣いに含まれるのか、また、家計とのバランスが取れているのか、ということを考えた上で、夫の小遣い額を決定するようにしましょうね。(執筆者:吉見 夏実)

《吉見 夏実》
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吉見 夏実

吉見 夏実

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど 寄稿者にメッセージを送る

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