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Yahoo!ファイナンス、日本語で米国株情報の提供開始 メリットはあるの?

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Yahoo!ファイナンス、日本語で米国株情報の提供開始 メリットはあるの?

≪Yahoo!ファイナンス http://feature.finance.yahoo.co.jp/promotion/dollerstocks/pc/pr.html≫

8月2日、金融情報総合サイトの「Yahoo!ファイナンス」は、日本語で米国株の情報提供を始めました。

なになに? それがどうしたの? と思ったのですが、よく考えたら今まで米国株情報を日本語で見られるサイトはあまりありませんでした。あっても一部の銘柄だけ、とか。

ニューヨーク証券取引所とナスダック証券取引所の全銘柄情報を日本語で閲覧できるサイトは、日本初と言えるでしょう。


メリットがあるのか調べてみた

「Yahoo!ファイナンス」は、“NYSE、NASDAQの全企業となる約5,000銘柄を日本語で表示、これにより米国株に対する同様のサービスは他にないことからも、非常に高い利便性を提供”しているとのこと。

(※NYSE=ニューヨーク証券取引所、NASDAQ=ナスダック証券取引所)

確かに、英語ができない人にとって、母語で米国株の情報をチェックできる、しかもNYSE、NASDAQの全企業となる約5,000銘柄を確認できるのはメリットでしょうね。

ただし、得たい情報が確実に得られるかどうかは閲覧者が判断すること。実際にYahoo!ファイナンスの米国株ページを見てみました。


≪Yahoo!ファイナンス http://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/≫

米国株だけにカタカナ表記が多いのが気になりますが、どの銘柄がいくらで買えるのか、基本的情報は問題なく読み取れます。

日本株と同じように各項目別にランキング表示されているので、欲しい銘柄、理想的な銘柄を探し出すのに便利だと思いました。

参考に、時価総額No.1のアップル株を見てみます。


≪Yahoo!ファイナンス http://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/detail/AAPL≫

こちらも日本株式表示とほぼ同じ内容の情報が掲載されています。PER、PBRなどファンダメンタル分析に必要な情報がしっかり載せられていると思いました。

個人的に気に入ったのは、「企業概要」の部分。(画像左下) どんな企業なのか、日本語で読めるって良いですね。直感的に会社概要がわかります。全く知らない会社だったとしても、「こんな会社があるんだぁ」と、一目で分かるのは嬉しいです。

ただし、株価がリアルタイム表示でないのが残念です。「Yahoo!ファイナンス日本株」サイトではリアルタイムで株価を表示してくれるのですが、米国株は15分ディレイ

リアルタイム株価が表示されれば、さらに利便性が高まるかと思います。Yahoo!ファイナンス担当者様、改善よろしくお願いします。

米国株がさらに身近になるのか?

Yahoo!ファイナンス米国株情報を生かせば、米国株取引がさらに身近になるのでしょうか? なる可能性はありますが、ネックは米国株取引手数料です。

日本国内で米国株を取引できる大手ネット証券会社は、以下の3社です。取引手数料と合わせてご覧ください。

・SBI証券:1取引につき25米ドル(税抜き、1000株が上限)
・楽天証券::1取引につき25米ドル(税抜き、1000株が上限)
・マネックス証券:約定代金の0.45%(最低手数料5米ドル、手数料上限20米ドル)

3社を比較すると、マネックス証券の手数料が少し有利ですね。

SBI証券や楽天証券で取引すると、1回の取引で3000円+税(ドル円レート120円として計算)かかります。マネックス証券なら高くても2400円(ドル円レート120円として計算)ですから、3社を比較すると、マネックス証券の手数料が少し有利ですね。

それでも1回の取引で手数料が2400円かかるのは、決して安くありません。日本株式だったら約10分の1の手数料ですみます。

外国株式だから仕方ないと言えば仕方ないのですが、手数料がネックで米国株に手を出さない人もいるようです。証券会社さん、もう少し安くならないでしょうか?

ちなみに、ヤフーはこれまで米国株取引をしたことがない人も安心して取引を始められるように、特集ページを展開しています。


≪マネックス証券はじめての米国株 https://info.monex.co.jp/yahoo-usstock-beginner/≫

特集ページはマネックス証券HPの中です。米国株に興味があるならマネックス証券で…というのが本音でしょうか。国内から米国株取引をするなら、今のところマネックス証券がベストチョイスですから、マネックス証券と提携したヤフーさんは賢い選択だったかと。

まぁ、ヤフーが楽天証券とタッグを組むことは想像しにくいですが…。

マネックス証券に口座開設する⇒公式サイト

Yahoo!ファイナンス、日本語で米国株情報の提供開始 まとめ

【「Yahoo!ファイナンス」が提供する米国株情報について】
提供開始日:2015年8月2日
取扱銘柄数:約5,000銘柄(NYSE、NASDAQ、OTC(一部日本株ADRのみ))
情報利用料:無料
更新頻度 :15分遅れで更新
情報提供元:米国株の株価データや企業情報等は、SIX ファイナンシャル インフォメーション ジャパン株式会社およびマージェント・ジャパン株式会社から情報提供を受けています。

・Yahoo!ファイナンス米国株情報は利便性があると言える
・【要改善】株価情報が15分遅れはデメリット
・米国株取引手数料は、日本株取引のそれに比べて高額
・米国株を買いたいならマネックス証券がベストチョイス

米国株に関心のある人は、一度Yahoo!ファイナンスをのぞいてみて下さい。(執筆者:堀 聖人)

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《堀 聖人》
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堀 聖人

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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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