第2話の続きです。

理想を捨てよう!

「家計簿をつけ続けるのを阻む壁」というのが、いくつかある。いくら相性の良い家計簿と出会っても、この壁にぶつかった時点で、投げ出してしまうと、家計簿は続かない

大切なのは、割り切ること

「きちんと家計簿をつける」というのは、理想ではある。でも、ファッション誌に出てくるような美男美女が現実にはそういないのと同じ割合で、メディアで紹介されるような「きちんとした家計簿」をつけている人は一握りなのでは? 

理想を追い求めて、結果、できずに落ち込むよりも、できることを見つめようと私は思った。私が割り切ったことを、具体的に紹介しよう。

割り切りその1 費目に迷った時は「日用品」にいれる

家計簿つけを始めて最初にぶつかる壁は、「これ、何費につけたら良いのだろう?」という疑問だ。私は「費目で迷ったら、『日用品』に記帳しよう」と決めた。そう決めておけば、家計簿つけがストップしないと思ったからだ。金額は『日用品』の記帳をして、番号をふって詳細内容をメモ欄に飛ばす。

例)を下にあげたが、印鑑登録などの証書類は、一瞬、「何費だろうか?」と迷う。その時に、「迷ったら『日用品』」という呪文を唱えて、日用品欄に記載すれば、家計簿つけはストップしない。また、これを続けることで、自分がどんな費目づけに迷うか見えてくる。

家計簿つけ例

≪実際の家計簿のスキャン クリックで拡大≫

割り切りその2 大きな買い物はあるものだ

家計簿をつけることが、息苦しくなる時がある。

たとえば少し大きな買い物をする時。「『これを家計簿にどうつけよう?』と思ったら、身動きがとれなくなっちゃって」みたいな? こちらも、「クッション口座」というものをつけて、別次元で管理する

クッション口座については、回を改めて書くことにするが、文字通り、家計のクッションのような役割の口座だ。これがあると「この買い物は、クッション口座にお任せしよう」と思えて、息苦しくはならない

例)としては、上を参照、家庭で使う雑貨類。はたまた息子のサッカー用品。こういったものは金額がかさむので、買うのを躊躇してしまう。そういったことが「身動きがとれない」という気分に繋がっていく。

割り切りその3 家計簿は現金出納帳

水道光熱費やカードの引き落としなどを、家計簿にどう反映させるか? も迷う点だろう。

結論から言えば、私は家計簿にそれらを全く反映していない。エクセルで下記のような表をつくり、別次元で管理。年に1回、家計簿とエクセルの表の合算を出すだけだ。「家計簿は現金出納帳だ」と割り切ることで、日々の記帳はかなり簡略化される。

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≪実際のエクセル表 クリックで拡大≫

割り切りその4 1か月たったらレシートは全捨て

家計簿は、「つけること」を目的にしていけない家計簿の目的は、「我が家の歩幅を知ること」。極端なことを言えば、1年のうち1か月だけ記録をつけられれば、その年は似たような収支で過ごしたと考えるくらいの度胸は欲しい。

だから、「家計簿に記帳できずに溜まったレシート」は、私は1か月単位でリセットして全部捨てている。家計簿つけが滞り、「あの日から記帳しなきゃ。うわー、量があるな。面倒だな」と思い始めた時点で、「家計簿つけられないスパイラル」に陥っているからだ。

レシート捨てる

 家計簿は、つけ続けてナンボ。それを阻むような要素は、できるだけ排除する。低レベルでも良いではないか! きちんとしていなくても良いではないか! 「家計簿は、我が家の歩幅を知る作業」ということを念頭に置いて、これからも、とにかくつけ続けようと思っている。(執筆者:楢戸 ひかる)

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貯まる人は「クッション口座」を持っている(1) ~主婦の金バナ(4)