都心ではとても便利で快適な生活ができますよね。行政サービスも充実していると思うことが多いです。我が家も以前は通勤にも生活にも便利で快適な東京都心での生活を謳歌していました。

しかし、子供が産まれてから改めて子育てと共働きを両立させるためにどこに住むかを考えた結果、数年前に「脱23区・都内プチ移住」を実行しました。我が家の場合は、どちらかというと元々が自然の中での身の丈にあった暮らしが理想だったということもあり、このライフスタイルに今とても満足しています。

その一番の要因は新宿まで電車1本、最短で30分程度の距離という絶妙な距離感であることです。そのため23区外であることの不便さを全く感じることもなく、そのメリットだけを享受できているのです。

郊外を選んだ理由


私たち夫婦が「脱23区」を選択したのはいくつか理由があります。

・子供はできるだけ自然の多いところでのびのび、おおらかに育てたい
・認可園の入園しやすい地域、かつ満足度の高い保育を受けさせたい
・共働きでも子育てしやすい、環境の整った地域で安心して働き続けたい
・住宅ローン返済期間も家計は余裕を維持したい
・通勤や都心に出かけるのに不便を感じない地域に住みたい

これらの希望を叶えられそうな候補地は東京、埼玉、神奈川それぞれに数カ所ありましたが、最終的に今の地域に決めたのは、理想の物件、理想の保育園を見つけたことが決め手になりました。しかも、この2つの「理想」同士が徒歩5分圏内という超至近距離。「運命の出会いだね~」と当時は夫婦揃って舞い上がったものです。

脱23区して良かったこと

子育て環境面

子育て環境面でいえば、自分たちの一番の理想である、自然の多い土地でのびのびと育ってほしいという願い通りの周辺環境があることが一番良かったことです。

市内の公園のほとんどが自然の地形や草木を活かした作りになっています。自然をさまざまなものに見立てて、子供たちは自由な発想で飽きることなく遊んでいます。近年問題になっている、「公園の禁止事項が多すぎて子供が公園で遊べない」なんていうことも全くありません。親もピリピリせずにおおらかな気持ちで子供の遊ぶ姿を見守れます。

また市内の待機児童数が少なかったことや、市内の保育園のほとんどが私立保育園であったことも魅力でした。夫婦揃って正社員の我が家はさほど苦労することなく自分たちの希望通りの私立保育園や民間学童を選べる環境であったことも良かったことのひとつです。

住環境面

住環境面では、大らかでざっくばらんな土地柄なので、大人も子供も気取ったり背伸びをする必要がなく、自然体で生活していられること。地域の活動や近所付き合いも活発ですが強制的なものではないので適度な距離感で地域のお付き合いができています。

経済面

経済面では、生活レベルを変えずに住居費や生活費が低く抑えられることです。これが大きいです。

都心に住んでいたときは食費をはじめ生活費がかかるのは当たり前というか、仕方ないという感覚でしたが、今まで通りの買い物をしていても食費が月1万円近くは圧縮できるようになりました。住居費も同様で、都心で今住んでいる家と同じレベルの住宅を購入しようと思ったら1,000万円は上乗せしなくてはならなかったことでしょう

住宅ローン総額も抑えられて、かつ、より広い間取りの住まいを手に入れることができました。住宅ローンの負担を最小限に抑えたので、毎月の家計管理やローン返済、子供の教育資金や老後の資金繰りにも常に余裕を持って計画し、備えることができています。

郊外生活で感じるデメリット


マイナス面も多少はあります。

当然のことながら、夫婦ともに通勤は倍以上の時間がかかるようになりました。とはいえ乗り換え時間込みでも1時間かからないで会社と自宅を行き来できる距離なので、強いてデメリットを挙げるなら、というレベルです。

そしてもうひとつは、予定外に車を購入したことです。そのため年間あたり40万円程の維持費がかかるようになりましたが、行動範囲や生活のちょっとした場面での選択肢が一気に広がりますのでより快適なプチ郊外生活を送るための出費と割り切っています。

総じて、メリットがデメリットをはるかに上回っているというのが我が家の率直な気持ちです。23区からでることの戸惑いが最初はありましたが、思い切って決断してとても満足しています

これから子育て環境を整えるパパママに大切にしてほしいこと

どこに住むにしろ、メリットデメリットはありますし、目指すライフスタイルは各家庭それぞれ。それによって優先すべき項目も当然ながら変わってきます。

ですが、これから家を買って共働きと子育てを両立させようという方は、

・認可園や学童に入りやすいこと
・子育て支援が充実していること
・通勤に無理のない距離であること
・経済的に身の丈にあった無理のない暮らしができること(子供を育てるのは想像以上にお金がかかります)

この4つの項目はしっかり検討し、冷静に見定めなくてはならない項目なのではないかと思います。

せっかくの住まい選び、家族がみんなでハッピーになるような選択をしたいものですね。(執筆者:山内 理恵)