一般的な家庭では電気炊飯器を使用してお米を炊いていると思いますが、「土鍋で炊いた方がおいしい」という話もあり、実際にガスコンロでお米を炊いている家庭も少なくありません。

たしかに、ガスで炊いたお米って美味しいんですよね! わたしも大好きです。
ただ、節約面を考えたとき、電気炊飯器とガスコンロではどちらが節約になるのでしょうか?

1回あたりの炊飯にかかるコスト

【前提条件】

電気炊飯器

一般的な、5.5合炊きの炊飯器で2合炊いた場合。

ガスコンロ

一般的な鍋で2合炊いた場合。ガスの使用時間は強火5分、弱火7分で計算しています。

【コスト】

電気炊飯器

1回約3円
1日1回炊くとしたら1か月で90円/1年間で1,080円/10年間で10,800円

ガスコンロ

1回約3.5円
1日1回炊くとしたら1か月で105円/1年間で1,260円/10年間で12,600円

炊飯1回にかかるコストとしては電気炊飯器の方が節約になりますが、ガスコンロも意外と高くなく、大きな差は無いことが分かりました。

ちなみに、1回に炊くお米の量が変わっても大きな差はありませんでした。

炊飯器本体にかかるコスト


お米を炊くためには炊飯器が必要です。

電気炊飯器の場合、販売価格はピンキリです。売れ筋商品を見ると、

安いもので15,000円程度
高いもので80,000円程度

となっています。味の良さや便利さを追求したい人だと高い炊飯器の方がいいでしょうが、節約重視の方なら安いものでも十分ですね。

電気炊飯器を10年間使うとしたら、

炊飯器+日々の電気代で、

・15,000円の炊飯器⇒25,800円
・80,000円の炊飯器⇒80,800円

これがご飯を炊くのにかかるコストということになります。まとめて炊く場合は、別途電子レンジ代(1回1円程度)がかかりますし、1日に数回炊くという家庭では単純に炊飯器の電気代をかけて計算してください。

一方、ガスコンロで炊く場合は、鍋が必要です。と言っても特別な鍋は必要なく、土鍋でなくても、100均で売っているような鍋でもふた付きのものであればご飯は炊けます。

新たに鍋を購入する場合、

安いもので1,000円程度
高いもので20,000円程度

で計算してみました。

鍋は手入れ次第で長年使えますが、今回は炊飯器と同じく10年間使うとしましょう。

鍋代+日々の電気代で、

・1,000円の鍋⇒13,600円
・20,000円の鍋⇒32,600円

これが、ガスコンロでお米を炊くのにかかるコストです。

節約したい人は、安い鍋を買ってガスコンロでお米を炊く方が節約になる、というわけですね。

ガスコンロで炊飯するデメリット


とは言え、節約以外の面ではガスコンロでお米を炊くデメリットもあります。

時間がかかる

ガスで炊く場合、炊飯自体は10分強ですので炊飯器よりも早いです。ただ、お米を浸す時間や蒸らしの時間を考えれば1時間程度はかかりますし、しかも、炊飯器と違って自動でやってくれるわけではないので、予約しておいたり放置することもできません

便利機能は無い

炊飯器であれば炊き込みモードやもち米モードなどメニュー設定で簡単にいつもと違うメニューが作れます。しかし、ガスコンロで炊く場合は自分で炊き時間や水加減の調整をしなければならないため、手間はかかります。

便利さで言えば断然、電気炊飯器に軍配が上がります。また、セットするだけでご飯が炊けるので家事の時短にもなりますし、空いた時間で別のことができると考えれば、単純に「ガスコンロの方が節約になる」とは言えません

もし、味にこだわりがあって、時間や手間をかけられる余裕があるならガスコンロの方が節約になりますが、そうでない人の場合は本当にガスコンロでの炊飯が続けられるのか熟考してから判断されてはいかがでしょうか?(執筆者:吉見 夏実)