はじめに

先日、開催されましたYahoo!JAPANさんとソニー不動産さんの新規事業に関する記者発表会にご招待いただき参加してきました! 私がFPとして常に心がけている”分かりやすく”という点を評価頂いてのご招待でしたので、とてもうれしく思いました。

嬉しさをかみしめながら記者発表会に向かいましたが、その内容は “衝撃的” な内容でした!

これまでのマンション売買、これからは?

これまでのマンション売買(中古マンション)は、以下のような流れでした。

これまでは、売り主の方は不動産屋さんへ相談し、販売価格について相談するのが通常でした。

Yahoo!JAPANさんとソニー不動産さんが発表した新たなマンション流通の仕組みはこうなります。

私が衝撃を受けたのは、売り主が「自分でマンション価格を知り、自分で価格を決める」という点です! つまり、インターネットを利用して、自分でマンションを売ることができるのです。

インターネットというツールを使うことで、これまで企業でしかできなかった売買消費者である個人が行うことができるようになります。

マンションを自分で売れる時代に


販売開始までに不動産屋さんと行っていた諸々の手続きを自分で不動産価格推定エンジンを利用して行うことができ、とてもスピーディーに販売をすることができます。

推定価格を参考に、「自分のマンション価格」を設定し売り主側が「自分で販売をする」という新しい流通システムです。

その為、売買仲介手数料の売り主側の手数料は0円となります。(買い主側の手数料は従来どおり、成約価格の3%+6万円)

<例>3000万円のマンションを売る場合
手数料 3000万円×3%+6万円=96万円

日本とアメリカの住宅流通市場


この画期的な流通改革の背景には、日本の中古物件の流通市場を伸ばすという目的があるようです。

<日本の流通比較> 
新築:8割  中古:2割

<アメリカの流通市場>
新築:2割  中古:8割

今後の日本の人口減を考えますと、新築住戸は従来ほど伸びるとは考えにくいと思います。であれば、中古物件の市場を活性化する必要性があるのではないでしょうか。

選択枝が増えることで、既存サービスも進化する

この新たなサービスにより、売り主はマンション販売をスピーディーに行うことができ不動産の流通市場はこれまで以上に活性化するのではないでしょうか。売り主にとっても、買い主にとっても、選択肢が増えるのは良いことだと思います。

一方、多くの情報を見極める目も必要となってきます。マンションは自己資産の中でも高価なものです。売買に伴い不動産屋さんと相談しながら決めたい方も多いはずです。

インターネットを利用していない方、相談しながら決めたい方への従来の販売方法はこれまで以上に付加価値を求められるのではないでしょうか。

この流通改革に伴い、インターネットの便利さだけでなく、人にしかできないサービスについても考えさせられる発表会でした。

これは、不動産業界だけでなく、様々な分野、ビジネスにおいても同様のことが言えるのではないでしょうか。(執筆者:藤井 亜也)