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私がフリーランスをしてきてデメリットだと感じる「お金の問題」とその対策

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私がフリーランスをしてきてデメリットだと感じる「お金の問題」とその対策

フリーランスという働き方は、どうしても経済的に不安がある、と感じている方が多いのではないでしょうか。フリーランスとして働く以上、フリーランスならではのお金の問題に向き合う必要があります。わたしはフリーライターをしていますが、お金の問題は常に感じています。

そこで、今回はフリーランスになろうと思っている人や、フリーランスになったばかりの方に向けて、フリーランスならではのお金の問題と、その対策についてお伝えしていきますね!

仕事が無くなる・減るかも


会社から仕事を与えられるのではありませんから、仕事が無くなってしまう、仕事が減ってしまう、という恐怖はあるかと思います。そこで、わたしは以下のような対策をしています。


リピーターを増やす

仕事をもらったら、そのクライアントに確実にリピーターになってもらう。そのつもりで全力で仕事をしていれば、リピート率は高くなります。

リピート率が高くなれば仕事が無くなる恐怖も和らぎます。わたしの場合、たまに新規案件もあるものの、ほぼ100%がリピーターからの依頼で成り立っています。

単価を増やす

報酬の単価が低いとたくさんの仕事を抱えなければならず、その仕事が減ってしまったり無くなってしまったりすると生活が苦しくなってしまいます。報酬の単価を上げていくことは、常に意識すべきです。ときにはこちらから値上げ交渉をすることも必要となります。

新規クライアントを増やす

リピーターだけでやっていけるようになるまでは特に、新規の仕事を増やすことが大切です。そのためには、

・クラウドソーシングを利用して積極的に仕事を獲りに行く
・人脈を広げておく

ということが大切です。

仕事ができなくなってしまうときも……


仕事があっても、自分自身の問題で仕事ができなくなってしまうことがあります。会社員なら有休がありますし、大きな病気やケガをしても傷病手当があります。失業しても、失業手当がありますよね。


フリーランスの場合は体調不良などで仕事ができない状態になってもなんの補償もありませんし、それどころか納期を過ぎてしまうことによってクライアントに迷惑をかけてしまうことになるため、なかなか休めません。子供の体調不良にも気を付ける必要があります

わたしは、以下のような対策をしています。

体調管理は万全に

基本中の基本ですが、一応。食生活に気を付けたり適度な運動をしたりするのはもちろんのこと、人混みをなるべく避けたり、睡眠時間をたっぷりとることなども意識しています。

前倒しで進めておく

仕事を前倒し気味に進めておくと、数日間仕事がストップするぐらいであれば乗り切れることが多いです。

信頼を築いておく

仕事を前倒しにして早め早めに納品していくだけでも、クライアントからの信頼は高くなります。またそれ以外でも、納品物の品質を高く保つように意識するなど、信頼してもらうことにより、どうしても仕事ができない状態になっても快く許してもらえることが多くなります。

早めに連絡する

もし、体調不良やトラブルなどで仕事がストップしそうなときには、早めに連絡しておきます。先に連絡しておくことによって、クライアント側も心の準備ができるようになりますよね。

帳簿や確定申告が分からない


フリーランスとして仕事をする場合、いきなり法人化することは無いでしょうから個人事業主として始めることになります。

個人事業主になると自分で帳簿を作成して、確定申告しなければなりません


わたしの対策としては、「自分できちんと帳簿が作れるようになる」というものです。

もともと多少は簿記の知識があり、また、税制についても詳しい方でしたので、ネットや書籍で勉強しながら自分で作ったエクセルの表を使って帳簿を作っていました。

今はMFクラウド確定申告を使っています。これは、ネットバンキングなどの情報を登録していれば簡単に帳簿が作れるのでおすすめですが、基本的な知識が無いと難しいです。

幸いわたしはもともとある程度の知識があったので十分対応できましたが、とくに知識が無い方の場合は、書籍やネットで勉強するのはもちろんのこと、1年目は税理士に相談したり、勉強会に参加したりして基本をしっかり学ぶことをおすすめします

ローンが組めなくなる可能性


「フリーランスになると住宅ローンが組めない」、「クレジットカードが作れなくなった」などの話をよく聞きます。今のところ、わたしが問題なかったのは以下のもの。


クレジットカードの新規作成

フリーランスになってから合計4枚のクレジットカードを作っています。キャッシング枠を付けなければ、フリーランスになってすぐでも大丈夫でした

もともと会社員時代に作っていたカードにキャッシング枠が付いているので、特に問題ありません。そもそもキャッシング枠自体、使うのは海外旅行先でキャッシュが必要なときぐらいですし、無くても問題ないでしょう。

少額のローン

エステの美容ローンは問題なかったです。普段ローンを組むことが無いので他に経験が無いのですが、おそらく 美容ローン、医療ローンなどで少額なものであれば問題は無いのではないかと思っています。

問題となるのは、住宅ローンのような金額の大きな借入をするときです

過去3年分の収入が目安になると言われていますので、フリーランスになってすぐに大きなローンを組むのは難しいです。また、フリーランスで問題になるのが、「節税のしすぎ」です。

フリーランスの場合、たとえばクライアントと一緒に食事をすれば会議費や接待交際費などの名目で経費化することができますし、他にも日用品なども仕事に関係するものなら経費として計上することができます。

経費がたくさんある方が帳簿上の利益は少なくなるため、税金が安くなりますよね。

しかし、節税のためにせっせと経費を増やしていくと、書類上では収入が少ないことになってしまい、ローンを返済できるだけの能力が無いとみなされてしまうのです。

そのため、わたしは今は無茶な節税をしないようにしています。近い将来家を買いたいので、それまでは収入が少なくなりすぎないようにしておくつもりです。

対策を知っていれば怖いものではない!


フリーランスのお金の問題は、実はそこまで怖いものではありません。本当に怖いのは、その対策を知らないことです。


それぞれの問題に対して対策が分かっていれば、困るようなことは何もありませんし、フリーランスならではのメリットの方が大きいと感じるぐらいです。

これからフリーランスになる人やフリーランスを始めたばかりの人だと不安も多いと思いますが、お金の問題に関してはしっかり対策をして、自由な働き方を満喫できる環境を整えていきましょう!(執筆者:吉見 夏実)

《吉見 夏実》
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吉見 夏実

吉見 夏実

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど 寄稿者にメッセージを送る

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