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「保険選び」で大切なこと 保険の営業はアイドルや政治家と同じような存在

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「保険選び」で大切なこと 保険の営業はアイドルや政治家と同じような存在

「保険を選ぶ」ことはできるのか


『保険を選ぶ』という風潮がある中、来店型の保険ショップの利用が増えているといいます。個人的にはそんな感覚があまりありませんでした。


しかし、数千種類を超えると云われる保険の中から選ぶといっても、人間ってそんなに多くの中から選ぶことはできません。面倒になってしまって『選ばない』ということを選ぶことになってしまいます。

例えば、こんなご経験はないでしょうか。

欲しいものがあってお店へ行くと、商品が数えきれないほど種類がたくさんあります。同じ種類の商品ですが、デザイン・色合い・サイズ・機能性が少しづつ異なります。あっちもいいな、こっちもいいな……と、悩みながら選んでいます。

ですが、悩んだあげくに時間が経ってしまって、結局『また今度にしよう』と選ぶことをやめてしまい、そのままになってしまう……という事を。

これを、マーケティングの世界では、『選択肢過多』というそうです。多ければよいというわけではありませんね。

その反面、テレビショッピングでは選択肢がありません。しかし、『その商品を使うことで、どのような事ができるのか』ということを具体的に伝えることで、『実現させたい』、『解決させたい』そう願っている人の希望に合致した時、電話注文することになります。

つまり、商品を選択することは実は『必ずしも重要ではない』ということです。その商品を使って、『何が出来るのか』、『何を解決出来るのか』必要性と目的に一致していることが重要なのです。

であるならば、何を選べばいいのでしょう。

保険に何を求めるのか


保険には、銀行にも証券にもマネできない機能をもっております。


保険には

・万が一のときだけ役に立つもの
・万が一のときも、万が9999のときでも、役立つもの

ざっくり分けるとこのようになります。

さらに、

・充分な保障が確保できているもの
・焼け石に水程度の保障が確保できているもの

となっているケースがあります。

そして、商品によっては意外な落とし穴もあったりします。

また、説明は受けていても、加入したことに満足して忘れている、なんてもこともありますね。

保険で満たしておきたいのは、

・どの程度の期間
・何に対して備えたいのか
・どの程度の金額か

この3つです。

これらを満たせる保険会社は、数多くあります。つまり、基本要件を満たせる保険であればよいわけです。

※但し、一部の保険会社は掛け捨てしか取り扱っていなかったり、一部の保険種の販売を停止している場合があり、1社で基本保障を満たせない場合があります。

保険の保障と料金は比例します

クルマに例えて考えてみましょう。軽自動車と高級車があります。車に乗って移動するには目的を達成することはできます。これを所有するのか、1時間だけ借りるのかで、費用は異なります。

4人乗って荷物を載せて遠方まで旅行に出かけることを考えると、軽自動車より高級車の方が余裕をもって移動できるでしょう。目的と期間によって、選び方が変わってきます。軽自動車の1時間借りる料金で、高級車を買える…なんてことはありません。

必要な目的と期間が決まれば、料金は実はそう極端には変わらないのです。それでも安くしようとするのは、『目的に沿わない内容になり、役に立たない可能性が高くなる。』ということになるのです。

保険選びは「かかりつけ医」選び


保険を選ばなければならない人は、実は既往歴のある方です

。保険会社によって、加入条件が異なるからですが、逆に言えば、契約者間の不公平をなくすために、保険会社は契約者を選んでいるのです。その可否判断が異なるのです。


こういった選択が必要なときは、乗り合いの代理店は便利です。ですが、1社専属代理店や、保険会社営業職員であっても、それぞれが信頼できる他社募集人のネットワークを持っていれば、対応することが可能になります。

つまり、『かかりつけの医者』とつながる『異なる診療科の医者』ですね。

ということは、懇意にできる『かかりつけ医』が一人いれば安心ではないでしょうか。そう考えると、相手が営業職・1社専属代理店・乗り合い代理店いずれの立場でもよいことになります。

通常は複数社と契約しますと、保障が重複することもありますし、診断書などの手続きが会社の数だけ必要になってきますので、わざわざ複数にしなければならない、ということはありません。

質の良い募集人のネットワークを持つ『かかりつけ医』……つまり、問われるのが『かかりつけ医』の資質によることになります

やはり人と人との間には相性というものがあります。万人にとって相性のあう『かかりつけ医』はいないでしょう。

特に保険に関しては『契約を獲ってくる』というイメージが強いですし、他の業種の訪問営業よりも、強引な営業を受けることがあります。そういう人が『かかりつけ医』って、イヤではありませんか。
※保険の場合は『大切なお申込みをお預かりしてくる』が正しいですよね。

1) 紹介・ご契約が続かなくて、会社から職を解かれる
2) 給与が少なく、生活できなくて退職せざるを得なくなる

などにより、担当がいつのまにか辞めてしまって業界にいない…ということがある世界です。それゆえに強引な営業も比較的多いのでしょう。

支持者に支えてもらわないと生きていけないというところでは、まるでアイドルや政治家と同じような存在です。そのためには、かかりつけ医としての質がよくないといけませんし、ファンの協力が必要でもあります。

どんな『かかりつけ医』がよいのかといえば、もちろん職業上、金融の知識や税務の知識があることは必須でしょうが、その人が持つ独自の魅力や能力というのは、実は必要ではないかと思います。

その『かかりつけ医』から保険を取ると何も残らないのも面白くありません。保険業法として≪特別の利益の提供≫は禁止されていますが、契約者にとって、保険以外でも役立つと嬉しいとは思いませんか。

多くの場合、転職して保険に携わる場合が多く、中年以上なら人生経験も数多いでしょう。保険以外でもプロ級で役に立つことは多いと思います。

保険という商品の特性上、長きに渡ってお付き合いしていくものですから、契約する方にとっては、『友人にしたい人を選ぶ』というのは、実はポイントではないでしょうか。キッカケは、ネット経由でも知人でもなんでもいいと思います。

保険商品は後になれば後になるほど次々と良いものが出てきます。それを追っかけるのはキリがありません

理論的に納得できる必要保障の解説で、納得できる商品の保障内容で、人柄もよく、永くお付き合いたいと思えば、それがベストではないでしょうか。
※そして、支持していただけると、なお嬉しいです。

保険を提供する側は、アイドルや政治家のように、支持と紹介が、保険業を継続するための生命線です。そのファンを増やすためにも、保険以外でもお客様のお役立つことが、保険業を継続するためにも大事ではないかと思います。(執筆者:池田 弘司)

《池田 弘司》
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池田 弘司

池田 弘司

ひめじいけだドットコム 代表 家電製品修理エンジニア・インフラエンジニアを経て、生命保険を携わる。自身の経験から、将来を推し量るにはファイナンシャルプランニング(FP)が重要と思い至る。FPと言えば生命保険。外資系生命保険会社・1社専属生命保険代理店(個人事業主)・生損保乗り合い来店型保険ショップを経験する。平日はインフラエンジニアをしながら、土日祝限定にて1社専属代理店を再開。個人の将来設計アドバイス、相続に強い税理士・行政書士連携の相続対策サポート、生命保険を活用した役員・従業員のための退職金原資の作り方のアドバイスを行う。 <保有資格>:生命保険協会認定ライフコンサルタント・3級ファイナンシャル・プランニング技能士(保険顧客相談業務) 寄稿者にメッセージを送る

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