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元金返済と元利返済はどっちがお得? メリット・デメリットを解説

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元金返済と元利返済はどっちがお得? メリット・デメリットを解説

住宅ローン返済額の内訳


元金均等返済住宅ローンの毎月返済額の内訳は、元本金額利息金額の合計です。

住宅ローンを比較する時の基準に総返済金額があります。

総返済金額とは、住宅ローンを設定期間終了時までに支払う元本金額と利息金額の総合計金額のことです

まず総返済金額を基準に両者を比較してみます。

借入金額、3,000万円、借入期間30年、金利3%で比較します。


上記の一覧表を参照して解説します。

金利3%の場合、総返済金額は、元金返済の方が200万円安くなります。ただし、当初の支払い金額は、月払いで3万2,000円多く支払うことになります。

金利が安くなるにつれて差額金額は少なくなります。金利が0.5%になりますと、ほとんど差額金額の差はなくなるに等しくなります。

借入金利が3%、2%であれば、総返済金額を基準に置くと、元金返済を選択した方が断然得になります

元金均等返済とは

毎月の返済金額は、元本金額と利息金額で構成されています。元金均等返済は、借入金額を借入期間で割り、1か月あたりの返済金額に振り分けます。

次に利息をプラスして毎月の支払金額が決まります

期間30年、借入金額3,000万円、金利3%の場合、期間30年は月に直すと360回支払いになります。

3,000万円を360で割りますと、8万3,333円になります。次に利息は、年利3%ですので、月に直すと、0.25%になります。

3,000万円の0.25%は7万5,000円になります。8万3,333円と7万5,000円をプラスすると15万8,333円になり、左記金額が第1回目の返済金額になります。

2回目以降は、月額の返済金額が、元本に対する利息が減るので、回数を重ねるごとに減っていきます

元利均等返済とは

もっともポピュラーな返済方法です。金融期間はほとんど、元利均等返済を提案します。元金均等の説明すらしないのがほとんどです

元利均等返済の特徴は第1回目から完済月まで、ずっと同じ返済金額になります。元本金額と利息金額の合計金額が毎月均等に返済される方式です。

元金均等返済に比べて、当初の返済金額は低くなります。ただ、最初は、返済金額の内訳の内、利息部分が多く占めますので、元金の減り方は、元金均等返済に比べて遅くなります

まとめ

総返済金額を基準に置くと、元金均等返済の方が断然有利になりますが、デメリットとして、当初の支払金額が、元利均等返済に比べて多くなります

借入金利が2%、3%であれば大きな差額金額になりますが、現状、超低金利時代であり、変動金利で0.6%、10年固定金利で1%前後の状況なので、金利が高かった時代に比べ、左記条件の住宅ローンの新規借入、借り換え検討時には検討事項に入れなくても良いかもしれない状況になってきたのは事実です。(執筆者:中井 泰男)

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《中井 泰男》
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中井 泰男

中井 泰男

自宅マンションの購入、賃貸、売却を経験し不動産に魅了される。宅建士、管理業務主任者の資格取得、住宅ローンの借り換えを5回実施。金融機関との金利交渉を数多く経験しており、自身の不動産売買、住宅ローンの借り換え経験をもとに、買い手側に立った記事を不動産サイトに投稿中。現在は50代後半。 寄稿者にメッセージを送る

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