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「金持ち脳」を鍛えよう 「ドリーム・キラー」を排除し、「ドリーム・サポーター」を引き寄せろ

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「金持ち脳」を鍛えよう 「ドリーム・キラー」を排除し、「ドリーム・サポーター」を引き寄せろ

今回は精神的な話になります。どうしてもトレードを行う上では、メンタルの話が多くなります。それだけ技術よりも精神面が重要だということです。

自分は貧乏だ…と思うのは「貧乏脳」で、自分は、いまは金持ちでない。こう思うのが「金持ち脳」だそうです。

「不満足脳」が重要

昔はみんな金持ちだったそうです。なぜなら欲しいものがなかったからです。「世界一幸せな国」が評判になりましたが、その場合の「幸せ」って、物欲がないことなのでしょうかね

自分の満足のために支出が増える、でも、その支出で満足しないから金持ちになる…このプロセスを構築するのを「不満足脳」と言うそうです。お金がないと満足できないから金持ちになろうと脳が考え、そのため、お金持ちになるための行動を指示するようです

物欲のあるなしが、必ずしも金持ちを生むすべてだという発想ではありません。お金がないと何もできない世の中であることを理解すること、お金は善悪ではなく、生きるのに必要と思うことも重要なのでしょう

ただ、本当のお金持ちは、物欲というよりも、お金を稼ぐことそのものがすきなのでしょうね。

お金が必要と脳が察知したら、「稼ぐ能力」を、脳が自然に考えるそうです。これが「癖」になっていれば、常にどうやって稼ごうかと考えるようになるのです


「低自己評価脳」はダメになる

これに対して「低自己評価脳」というのがあります。

自分への評価が低い人の考える癖は、自分には稼ぐ力がない、無理だという発想が先に出てきて、せっかく脳が稼ぐ能力を引き出そうとしても、稼ぐ方法を考えようとしなくなるのです。思考停止状態ですね。

そういう人は、自分で稼ごうとしないので、大企業の下っ端に甘んじることを良しとする、ある心理学者の、なんとまあ実に直接的な表現です。厳しいですね。

何かにすがる思考が優先され、自分で何かをしようという考えは生まれてこないようです。何も考えないという癖がついてしまうのですね

そういう人は、支出が少なくても満足できるのです。何事にも我慢ができる人ですかね。

そうなると、分相応の「分(ぶん)」がだんだん小さくなっていき、それでも小さい「分(ぶん)」に満足してしまうようになります。

「コンフォート・ゾーン」からの脱却

コーチングの言葉ですが、人には居心地のいい場所、空間、知識や能力のレベルがあるそうです。「コンフォート・ゾーン」と呼ばれるもので、人はなかなかここから出て行こうとはしないものだそうです。

自らすすんで、このコンフォート・ゾーンをから出て、より高みを目指せるかどうかで、金持ちになれるかどうかは決まります。金持ちになることだけでなく、いまよりも上を目指すには、コンフォート・ゾーンから脱却しなければなりません。

コンフォート・ゾーンから脱して設定するゴールは、高ければ高いほうが良いそうです。手の届く目標ではだめだそうです。そしてそのゴールに近づいたら、ゴールをより高く引き上げるそうです

「ドリーム・キラー」の存在

奮起して、コンフォート・ゾーンから脱出しようと思ったとしても、世の中には、それを妨げようとする人がいます。

「ドリーム・キラー」という人たちです。そんなことできっこない、何熱くなってるんだよ、もっと現実を見ようよ…

ドリーム・キラーの多くは、実に過去にとらわれた発言をするひとたちが多いです


一見、正論を言っているようですが、ドリーム・キラーと呼ばれる人たちの心の中は、志の高い人のそばにいると実に居心地が悪く、自分と違った能力を持っている人を否定し、常に世の中の水準を自分のレベルで語ろうとしたがるのです。

「自分ができないことは人もできるはずがない。」こういう発想になるのです。それで相手を、どうしても下に見下ろしたくなるのです。

先ほどの「分相応」の考え方ですが、昔はつつましい、謙虚と評価されたことなのでしょう。親のしつけがそうで、周りのみんなが同じ考えだったから、「分相応」という考えが美徳とされてきました。

でもいまは格差社会真っ只中で、自ら「分」を上げていく人が増え、少し考え方が変わってきたのかもしれません。この考えについてこれなくなった人たちが「ドリーム・キラー」になっていくのかもしれませんね。

最も恐ろしいのは“悪意のない”ドリーム・キラーです

常識を知らないやつだ、身の程知らず、相手のことを思っているようなセリフなのですが、その尺度はすべて過去のデータをベースに未来を判定しているものです。これは悪意がないだけに実に厄介なのです

もちろん人生の大先輩が、その経験からいろいろアドバイスしてくれることは多々あります

ことトレードに関しては、ドリーム・キラーは沢山存在します。自分がトレードをして億を稼ぐと決めたとしましょう。そのときのドリーム・キラーのセリフはこうです…

トレードで億なんて稼げるはずがない、そんなのはほんの一部の人だけ。ほとんどの人が資産を失って人生を狂わせている。億を稼げる人には、もともと才能がある。お前には無理だ。もともと金持ちだったのだ。

「引き寄せ」の思考癖をつけるには、このドリーム・キラーを遠ざける必要があります。波風立てずに、自分で意識してドリーム・キラーから距離を置いたほうがいいですね。

「ドリーム・サポーター」に近づこう

もうひとつ、「引き寄せ」の思考癖、感性を磨くためには「ドリーム・サポーター」に寄り添うことです。

ドリーム・サポーターとは未来志向がつよい人です

ドリーム・サポーターを引き寄せるには、常に前向きな言葉を、夢を言葉にする「セルフトーク」を繰り返すのです。

自分自身に、常に成功をイメージする言葉を言い聞かせるのです。脳が未来志向に訓練されてきます。それが行動として自然と現れるようになります。そうなると自然と、夢実現に有利なことを引き寄せ、ドリーム・キラーをそばに寄せ付けなくなります。

ドリーム・サポーターの存在にも気がつくはずです。

考え方の「癖」を変えよう


ここでの「ドリーム・キラー」や「ドリーム・サポーター」は、あくまでも、常によい「引き寄せ」を実現するるため、自分の考え方の「癖」を変えるための考え方の象徴だと理解してください。

現実には「ドリーム・サポーター」を装う詐欺師もいますからね。自分本位で、独りよがりで、物事を判断してはいけません、常に自分を客観視できるメンタルの強さは必要です。

ただ、トレードをする投資を行うということは、お金を儲け殖やすために行うことで、その実現のために、「金持ち脳」を身に着けるために、日ごろから考えの癖を変えていかなければならない、つまり、「ドリーム・キラー」を排除し、「ドリーム・サポーター」を引き寄せる、思考の癖を心がけようということです

トレードに関しては、テクニックだけでは勝てないということをよく聞きます。技術を超えるものは「引き寄せ」です。技術は訓練すれば磨かれます。そこに感性が加わり、トレード術は完成します。

どんな技法にも感性という味付けは必要になります。これはトレードに限らず、ビジネスでも言えることです。

そしてこの感性だけは、どんなに訓練しても身につけることはできません。ただ考え方を変えれば、少しでも、今の感性は高めることはできます

感性は、考え方の「癖」のようなもので、習慣ですから、身についている人と身についていない人とでは、結果はおのずとちがってきます

コンフォート・ゾーンを飛び出し、常に高みを目指して行きましょう。気がつくと、「億」という数字は、単なる通過点になっているかもしれませんよ。(執筆者:原 彰宏)

《原 彰宏》
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原 彰宏

原 彰宏

株式会社アイウイッシュ 代表取締役 関西学院大学卒業。大阪府生。吉富製薬株式会社(現田辺三菱製薬株式会社)、JTB日本交通公社(現(株)ジェイティービー)を経て独立。独学でCFP取得。現在独立系FPと して活動。異業種経験から、総合的に経済、企業をウォッチ、金融出身でないことを武器に「平易で」「わかりやすい」言葉で解説、をモットーにラジオ出演、 セミナーや相談業務、企業労組の顧問としての年金制度相談、組合員個別相談、個人の年金運用アドバイスなどを実施。個人投資家として、株式投資やFX投資を行っている。 <保有資格>:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP 寄稿者にメッセージを送る

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