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家事代行は「何を」・「どこまで」やってくれるのか 利用時の注意点も紹介

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家事代行は「何を」・「どこまで」やってくれるのか 利用時の注意点も紹介

フルタイム共働き世帯は、とにかく時間に追われがちです。

時間に追われていると、どうしても後回しにしてしまう家事が出てきませんか?


我が家では掃除・片づけは後回しになりがちです。忙しくても食事はするので、料理はします。料理をすると食器は汚れるので、食器は洗います。

服は毎日着るものなので、洗濯もします。でも、掃除や片づけは、来客が無いときにはつい後回しに。

そこで、初めて家事代行を依頼してみることにしました。

家事代行では何ができる?

家事代行は、今までにも何度か検討したことがあります。

しかし、わたしが住んでいる地方都市ではそもそも家事代行業者自体が少なく、サイト自体も分かりにくいところが多かったんですよね。料金体系や利用の流れがイマイチ分からないのです。

さらに、料金が高いという問題もありました。地域によっても違うかもしれませんが、だいたい1時間あたり3,000円程度が相場です。

しかも利用時間は2時間からと決まっている業者も多いので、「そこまでお金を出すぐらいなら自分でやった方が…」とも思っていました。

シンク

家事代行の利用の流れ

今回実際に利用してみたことで流れが分かったので、紹介しますね。

1.トライアル申込み

「トライアルプラン」や「お試しプラン」といったプランを用意している業者は多いです

わたしが利用した業者ではメールでの申し込みだったので、メールフォームに記入して送信するだけで済みました。

入力する内容は、氏名や住所といった基本事項と、希望日時、やってほしい家事の内容ぐらいでした。

2.事前打ち合わせ

申込後すぐに、業者からのメールが来ました。追加質問で、以下の内容を聞かれました。

・定期ご利用の場合、開始時期
・曜日の指定の有無、週によって変動可能か。
・ご不在サービス(鍵預かり)をご希望か。
・家事の内容(洗濯、掃除、調理など)
・スタッフの駐車・駐輪は可能か。
・ペットの有無

その後3往復程度して、トライアル利用の日時が決定しました。業者によって、事前の打ち合わせはメールだったり電話だったり違うと思います。

わたしが利用した業者では、対面での事前打ち合わせも可能でしたよ。対面の場合はコーディネーターが自宅に来てくれて、実際に家の中を見た上で最適なプランを提示してくれるようです。

3.当日(1) 事前の説明、家事内容の整理 15分程度

指定日の指定時間に、担当スタッフが来られます。すぐにサービスが開始されるのではなく、先に今日やることの説明がありました。

わたしは掃除と片づけを依頼したので、一緒に家の中をまわり、掃除してほしい場所や掃除道具の置き場所などを案内します。

4.当日(2) サービス開始 2時間

サービスが始まると、てきぱきと掃除を始めてくださいました。

今回は水周りを中心に頼んだのですが、わたしや夫と違ってサボることなく(笑)、かつ丁寧に、きっちり掃除してくださいます。

コンロ

≪残っているシミはもともとあったもの≫

わたしが途中で話しかけたりもしたのですが、話しながら、手は休むことなく動いていて、感心しました。

5.当日(3) 今後についての説明 15分程度

今後継続して利用する場合の説明をしてもらいました。

資料

事前に作ってくださった資料を見ながら、1回あたりいくらになるのか、1か月あたりいくらになるのかを説明してくださいます。また、キャンセル時の扱いや他にどんなサービスがあるのか、といったことも聞けました

正式に契約する場合はその場でも申し込めるようでしたが、わたしは一応夫にも相談したかったので、その場での申し込みはしませんでした。

申し込み用紙はもらっているので、契約する場合は後日書類を郵送すればいいみたいです。最後に、トライアル代金の精算をして終了です。今回の利用料金は交通費込で6,210円でした。

ゴミ袋

≪ゴミもまとめてくださいました≫

家事の他にできること

家事代行業者はベビーシッターサービスも提供していることが多く、今回わたしが利用している業者もシッターサービスや託児所の運営もしていました。

わたしが利用した業者では、こんな感じです。

・ 家事全般(掃除片づけの他、料理・洗濯・買い物など)
・ ベビーシッター
・ 産前産後ケア
・ 保育園等の送迎
・ 沐浴、入浴介助
・ 鍵預かり(不在時に掃除などをしてくれる)

また、家事代行では、スタッフさんが来るときに買い物をしてきてもらう、といったこともできるそうです。だいたいスーパーの袋2つ分までで、代金は当日現金で精算とのこと。これは地味に便利ですね。

料金体系

基本的には、

時間あたりの料金×利用時間+交通費

です。

その他必要となる料金はこんな感じです。

・ 入会金 6,000円程度
・ 夜間や早朝加算 1時間あたり400~700円
・ 土日祝、お盆加算 1時間あたり300円
・ 病児、病児後シッター 1時間あたり200円
・ 複数児加算(シッター) 1時間あたり1人につき600円
・ 英語対応 1時間あたり400円
・ スタッフ氏名 1回あたり400円

当日の時間延長は家事代行なら時間分の延長料金が発生します。(15分単位)家事代行以外では延長料金に加えて、手数料600円がかかるとのことでした。

たくさんのメニューがあるので、サイトを見ているだけでは混乱します。実際に来てもらうと、最適なプランを提示してもらえるので分かりやすくなりましたよ

料金

利用時の注意点など

室内

利用時に注意した方がいいなと思ったのは以下の点です。

やってほしいサービスを考えておく

申込時にはざっくりと「掃除と片づけをしてほしい」と思っていたのですが、具体的なところまでは考えていませんでした。

優先して掃除してほしいところはどこなのか、置きっぱなしになっている子供のおもちゃはどうしてほしいのか、といったことも考えておいた方がスムーズに進むと思いました

子供のおもちゃは、片づけてもらうと子供のためにはなりませんよね。わたしは、とりあえず「邪魔なものは子供の机の上に積んでください」とお願いしましたよ。

最近はまとめるのが面倒くさくてプラスチックごみに入れてしまいがちだった食品トレイも、お願いして袋にまとめてもらいました。

食品トレイ

まとまっていたら、スーパーに行くときに回収ボックスに持って行くだけなので楽になります。

触ってほしくないところを考えておく

スタッフの方から「開けてはいけないところや触ってはいけないものはありますか?」と聞かれました。

たとえば「ここは夫の書斎だから勝手に入らないでほしい」とか「この引き出しは開けないでほしい」といったことがあるかと思います。

わたしの場合は特になかったのですが、事前に考えておいた方がいいなと思いました

貴重品の管理

他人を家に入れるのですから、貴重品の管理は重要です。財布は自分の近くに置いておくなどの工夫が必要です

もし家の中に高級なものがある場合は、「触らないでほしい」と言ってしまうとあきらかに高級なものだと分かってしまうでしょうし、難しいところですね。

もし、骨董品など高級なものがある場合は、高級であることは言わずに「大事なものなので触らないでほしい」みたいな言い方をした方が良さそうだと思いました。

また、大切なチケットがゴミと間違われ、捨てられてしまったという話も聞いたので、貴重品はきちんと管理しておいた方がいいと心から思いました。

ハウスクリーニングと区別して考える

トイレ

家事代行で掃除はしてもらえますが、ハウスクリーニングではありません

家事代行はあくまでも「主婦レベルの家事」を提供するものなので、ハウスクリーニングと上手く使い分けなければならないと思いました。

ハウスクリーニングと家事代行の違いは技術レベルだけでなく、洗剤等の掃除用具の違いもあります。

ハウスクリーニングを依頼すると、専用の掃除用具を一式持ってきてくださいます。一方家事代行では、自宅にあるものを使って掃除をすることになります

特に、ガンコな汚れを落としてほしいと思っているなら、自分であらかじめ強力な洗剤を買っておいた方がいいですね。

でも、日常的な掃除ぐらいならハウスクリーニングを依頼するよりも、家事代行の方が安いですよ。

トイレアップ

≪ひどい汚れでなければ家事代行で十分です≫

料金はお得なのか?

ここまで、家事代行の内容について紹介してきました。では、家事代行はお得なのでしょうか?

結論から言えば、わたしはお得だと思いました。

1時間3,000円程度というのは、たしかに安くありません。いや、高いです。でも、フルタイム共働きで時間に追われている我が家にとっては、十分な価値があるものでした。

普段は一応最低限の家事はできているので、月に2回程度来てもらって、掃除の行き届いていないところだけやってもらう、というスタイルなら月1万2,000円程度です。

正直、わたしはあまり掃除に集中できないタイプなので、プロが2時間で終わらせるような家事も、6時間ほどかかってしまいます。月2回しっかり掃除するなら、1か月12時間使うことになりますよね。自分の12時間を1万2,000円で買うと思えば安いものです。

「相場は1時間あたり3,000円」と聞くと高く思えますが、素人と違って効率よくてきぱき家事をこなしてくださいますので、思っていた以上に満足できましたよ。

というわけで、我が家ではとりあえず今後は月2回、家事代行を利用して手が行き届かないところの掃除を頼むことにしました。(執筆者:吉見 夏実)

《吉見 夏実》
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吉見 夏実

吉見 夏実

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど 寄稿者にメッセージを送る

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