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安全資産でお金が増える時代は終わった。100万円で5つの高配当株を買ってみませんか。

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安全資産でお金が増える時代は終わった。100万円で5つの高配当株を買ってみませんか。

安全資産でお金が増える時代はもう終わった…


1990年以前

定期預金だけでも金利が6%とか8%もあり、100万円を10年預けたら元本が1.5倍くらいになっていました。このような高い金利かつ元本が保証されていた時代であれば、無理なリスクをとらなくてもお金が増えていきました。

バブル崩壊以降

GDP成長率とともに金利も低下し、私が高校生くらいの頃には2%台に。社会人に入った頃には0%台となってしまいました。

2016年度

日銀が史上初となるマイナス金利を導入。安全資産の定期預金や国債の金利がさらに急降下しました。個人向け国債の金利は固定3年、5年、変動10年とも0.05%となっており、どの期間でも一律同じ金利です。

100万円を預けても年間500円の利息しかもらえず、さらにそこから20%の税金をひかれると400円しか残りません。10年預けても、たかが数千円という金額です。

今後

人口減少、少子高齢化社会の到来により、GDPがマイナス成長となる時代がやってくる可能性も考えられます。そうなったとき、定期預金の金利もおそらくゼロになっているでしょう。

残念ながら、お金を預けるだけで元本が保証されながら増える時代は終わりを告げます。歴史の流れを見ていくと、これは必然でもあります。

あなたは、その準備が出来ていますか?

多分、20代など若い世代はその覚悟というか、日本の将来が明るくないというのを薄々ながらも感じているようです。中には強く感じている人もいるでしょう。

逆に、50歳以上の方は、その認識が甘いのかなという印象があり、金融広報中央委員会調査による「世代別金融資産額」では、50代で平均2,000万円弱、中央値は1,100万円という結果でした。

1,100万円で満足のいく老後が送れるというイメージはないでしょう。2016年以降はリスク資産での運用を取り入れていかないと資産が増えることはありません。


私からの提案

「まずは100万円で5つの高配当株を買いましょう」

ということです。

高配当株とは

株価に対する配当金の利回りが高い株のことを指します。0%台~2%が普通ですが、2%台後半から3%、中には5%前後の株式も存在しています。

なぜ高配当株なのか

1. バブル時代の安全資産並みの配当利回り
2. 高配当株はリスクが比較的低い
3. 配当金と売却益で儲けられる

などのメリットがあり、投資の初心者向きだからです。

1. バブル時代の安全資産並みの配当利回り

配当利回りとは、株価に対する配当金のパーセンテージを表したものです。具体的に株価が1,000円で1株配当金が30円の株式の配当利回りは3%となります。

安全資産と株式という違いはありますが、投資額の一部が定期的に入ってくるという意味では同じです。高配当株は国債や定期預金では考えられないような高い利回りがもらえます。


2. 高配当株はリスクが比較的低い

株式投資はリスク商品ですから、定期預金や国債と違って元本目減りリスクや、投資先が倒産することで、ゼロになるという怖さもあります

投資先を一つずつ選定していくことで、倒産リスクはほぼゼロまで減らせますが、元本が目減りするリスクは減らせません。企業がしっかり儲けていても、市況や突発的な悪材料で大きく下落する局面もあります。

そういったタイミングでも、高配当株は配当利回りの高さが株価下落のブレーキをかける役目を果たします

事例

配当利回り3%だった会社の株価が下落して750円にまで下がった

すると配当利回りが4%まで上昇するため、配当利回りの高さに注目した投資家が新たな買いを入れて、株価の回復が早いという特徴があるのです。

高配当株は他の株式(成長株や業績回復株)と比べて株価変動幅や株価の下落リスクが低く、安心して保有を続けられるメリットもあります。

3. 配当金と売却益で儲けられる

安全資産と投資の一番の違いが、ここです。

国債や定期預金は債権に投資するため、予め金利が決まっている一方、会社がいくら儲かっても、受け取れる利息は1円も増えません。ところが株式への投資は出資金に分類されるため、投資先の企業が利益を増やせば増やすほど株式価値が上昇し、株価も上がります

さらに配当金も増えるケースが多く(配当金が増えることを増配と言います。)成長を続ける株式に投資すれば、5年、10年というタイムスパンでは元本が1.5倍どころか2倍以上になる可能性も十分あります。

売却益も含めれば、株式投資のリターンは安全資産と別次元です。

高配当株投資 3つの戦略

1. 業績

メディアで登場する高配当株に関する特集でまず注目されるのは配当利回りですが、実は利回りばかりに注目して投資先を選ぶと厳しい結果になります。その理由ですが、配当金の原資は会社が生み出す利益で決まります。

利益が安定している、もしくは大きくなれば配当金に回すお金も安定し毎年得られる配当金もありますが、利益が減っている会社や赤字に転落した会社は今後、配当金が減っていくこと(減配)が予想されます。

見た目の利回りよりも、利益に注目してください。

2. 増配を続けている会社

配当金の源泉となる利益を増やしている会社を見分ける方法として最適な指標が「配当金を増やしている」つまり「増配を続けている会社」になります。

会社四季報や証券会社の企業情報を活用すると、過去の業績が一覧で閲覧できます。過去の利益と配当金の推移をチェックして、企業が大きくなっている会社を投資先に選びましょう

3. 分散投資+買いタイミングも分散させる

投資での失敗パターンの一つに集中投資があります

自分の資産のほとんどを一度に購入し、その後の株価下落時に割安になったタイミングでの買いができなくなったり、最初の判断がそもそもの間違いで保有株の株価が急落して、その後は長期塩漬け株というパターンは多いです。

自分の判断は正しいという思い込みは辞めて、例えどんなに素晴らしいと感じた会社でも分散投資をしてください。100万円の元本で5つの銘柄に分散し、買いのタイミングも3か月や半年というスパンでずらしながら購入しましょう。(執筆者:坂本 彰)

《坂本 彰》
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坂本 彰

坂本 彰

株式会社リーブル 代表取締役 サラリーマン時代に始めた株式投資から多くの失敗と経験をし、株で勝つためのルールを学ぶ。11万円の資金から始めた株式投資は2015年に資産5000万円、利益3000万円に。現在、自分自身の経験、成功法則を基に独自の銘柄選定ノウハウを有料会員様に向けて提供。投資助言・代理業取得済。1976年生まれ。趣味はジョギング、バイオリン、旅行、読書。メディア掲載歴 BIGTOMORROW、週刊現代、マネーポスト、週刊SPAなど。 寄稿者にメッセージを送る

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