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ショート(残高が赤字)しないクレジット引き落とし口座の作り方~主婦の金バナ19~

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ショート(残高が赤字)しないクレジット引き落とし口座の作り方~主婦の金バナ19~

クレジット引き落とし口座が、すぐショート!


かつて。我が家のクレジット引き落とし口座は、すぐにショート(残高が赤字になること)してしまっていた。

生活費用の通帳を記帳して、「うわっ、赤字になっている!」と、慌てて別口座からお金を補填する。その時の「自転車操業な気分」たるや、とってもイヤ!

そんな訳で、クレジット引き落とし口座がショートしないために、私が考えた工夫(2016年バージョン)について、今回は紹介しよう。

こちらも、「私が家計簿を続けるために実践している2つの工夫」(2016年バージョン)と同様、今後も練り上げていく所存だ。

なぜ、口座がショートしてしまうのか?

それは、財源を考えていないから。財源とは、「そのお金をどこから用意するのか?」ということ

たとえば、ユニクロで買った長男のダッフルコートとセーター、1万5千円也。

「これくらいの額なら、引き落とされても大丈夫かな?」

と、頭の中でボンヤリと考える…

実は、これがとっても危ないのである。なぜなら、「塵もつもれば山となる」だから。

「『これくらいの額なら、大丈夫かな?』と頭の中で考えてみた」ということを免罪符にして、それ以上は考えていない(思考停止している)ということが問題なのである。

「クッション口座1か月集計表」で一覧を作る

では、どうすれば良いのか? 私は、「クッション口座1か月集計表」で、イレギュラーなお金の動きを一覧表にしている。

※クッション口座とは? 参照:貯まる人は「クッション口座」を持っている(1)

≪クッション口座1か月集計表≫


「コスト」と「クッション口座」の違いは、また別途、機会を設けて語りたいが、大まかな目安は、こんな感じだ。

「コスト」と「クッション口座」の違い

narato1

集計表を見てみると、私は10月にクレジットカードで、長男の冬物以外にも、「長男のメガネ」、「夫の冬服」など、かなりの大物買いをしている。

都度、「これくらいだったら、大丈夫かな?」と思っているのだが、集計してみると、全然、大丈夫じゃないし!

つまり。こうして一覧表にして書き出してみることで、「相当な金額をクレジットカードで買い物をしていた事実」を、しっかりと「見える化」できるのだ

使用明細リストアップ

≪使用明細リストアップ≫

「財源ごと」に集計を出す

ここで大事なのは、それぞれの財源を書き出すこと。「この項目の、財源はコレ」と、ひとつ、ひとつ財源を書き出し、項目ごとに集計を出してみる。(上記の表の『クレジット財源覚書』参照)。

「財源」というからには、その「財(お金)」の「源(みなもと)」をどう用意するのか? ということが、大きな問題だ。

結論から言えば、私は、「毎月、コツコツと積立」しかないと思っている

我が家の場合だと、「クッション口座用積立」、「教育費積立」、「夏・冬ボーナス」が、イレギュラーな出費の財源となる。

参考までに、2016年現在の我が家の財源別の積立額を表にしておこう。

財源集計

≪財源集計≫

財源別積立額

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「銀行ノート」でお金の移動を記録

財源を書きだしたら、最後は「銀行ノート」に記帳してフィニッシュだ。銀行ノートとは、銀行(口座)間のお金の移動を記録しておくノート

銀行ノート中身

≪銀行ノート中身≫

書き方は、自由で、キチっとしたルールを作ると苦しくなるので、私は覚書メモ程度の気持ちで書いている。

ポイントは、ノートの端にページ番号を振っておくこと。そして通記を記帳した際、金額の横に銀行ノートのページ番号を振っておくこと。

端にページ番号ふる

≪端にページ番号ふる≫

こうしておくこと「このお金の動き、何だったかな?」と思った時に、銀行ノートでリファーすることができる

ショートを防ぐための「結論」

クレジットカード口座をショートさせないためには、財源を意識すること。

言い換えれば、クレジットカード使う時は、毎回、

「これは、どの財源から支払うお金なのか?」

ということを考えてみる癖をつける。これに尽きると思う。

反対に言えば、「財源が思いつかない出費」については、カードを使わないし、使えない、そのくらいの気持ちでいないと、あっという間にクレジットカード口座はショートしてしまう。

クレジットカードでの支払いをすると、手元の現金は減らないから、何となく「お金を使った感」がない。

けれども、そのお金も、将来、必ず引き落とされるということが、今回紹介した「作業」をすることで体感することができるのだ。(執筆者:楢戸 ひかる)

《楢戸 ひかる》
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楢戸 ひかる

楢戸 ひかる

HP「主婦er」を通じて、「これからの主婦の在り方」を、発信中。 吉祥寺の人気カフェ、A.K.Laboで、マネーライター歴20年の経験を生かしたお金についての個人セッションをしています。 <保有資格>:FP技能士2級 寄稿者にメッセージを送る

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