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マイナス金利時代だからこそ使える「住宅ローン借り換え」の禁じ手

ローン 住宅ローン
マイナス金利時代だからこそ使える「住宅ローン借り換え」の禁じ手

住宅ローンの借り換えを検討する時は金利を基準に判断します。

現在借入している金利より低い住宅ローンに借り換えすると効果が発揮されます

毎月の返済金額が減ります。毎月の返済金額が減ると、総返済金額(元金+利息)が大幅に削減でき、場合によっては何百万単位で削減効果があります。


「借入金額3,000万円 期間35年 全期間固定金利2%」で借入した場合

10年経過後 

残債金額 2,340万円を全期間固定金利 

2%のまま25年間返済すると

毎月の返済金額 9万9,181円 
年間返済金額 119万172円 
総返済金額 2,975万4,463円

 

1%の住宅ローンに借り換えると

毎月の返済金額 8万8,188円 
年間返済金額 105万8,256円 
総返済金額 2,645万6,275円

【差額】

毎月の返済金額 1万0,993円 
年間返済金額  13万1,916円 
総返済金額 329万8,188円

1%の金利差により、それぞれの項目で上記のように大幅に削減できます

上記が通常の借り換えの方法です。通常、金融機関は、借り換え時は、今借入している住宅ローンの残存期間以内の期間しか設定してくれません。

プラスアルファの禁じ手とは上記の金利差にプラスして、借入期間を延長することです

残期間25年を30年に5年間分延長するすると

毎月の返済金額 7万5,263円 
年間返済金額 90万3,156円 
総返済金額 2,709万4,740円

になります。

【差額】

毎月の返済金額 2万3,918円 
年間返済金額 28万7,016円 
総返済金額 265万9,723

と総返済額以外の項目を大幅に削減できます。

ただ、上記条件を審査してくれる金融機関はあまりありません。

メガバンク(東京三菱UFJ、三井住友、みずほ)、JA、ネット銀行のソニー、イオン等の主要な金融機関は審査対象外になります。新生銀行、住信SBI銀行が審査してくれます。

また、地域の信用金庫が応じてくれるケースもあります。

先々、支払いが苦しくなることが予想される場合

先々、子供の教育費(大学、高校進学等)が必要になることが予測されるのであれば、教育ローン(2.2%~3.0%)を借りるより、金利の安い住宅ローンを借りておいたほうが得になります

高い手数料を支払って借り換えするのであれば、金利差のメリットだけでなく、期間を含めたダブルメリットを受けることを考えるのも一つの方法です。

過去の住宅ローンの借り換えの鉄則では、期間を延長するのは禁じ手のひとつでした。

期間を延長すると、延長した期間分の利息を多く払うことになり、結果として、総返済金額は多くなるからです

3%、4%の時代ならともかく、1%前後の金利状況下では、毎月の返済金額を大幅に削減出来るメリットもあり検討しても良い時代になりました


最後に

住宅ローンを早く返すのではなく、出来るだけ長く借りて、ゆっくり返すのもまんざら、間違った方法ではありません。

総返済金額は多くなりますが、その金額をどう見るかで判断しましょう。

とにかく毎月の返済金額を減らす事が第一と考えるならば、また、プラス5年分の生命保険が付加されると考えると価値があると判断と言えます。

マイナス金利時代だからこそできるプラスアルファの禁じ手も検討して見ましょう。(執筆者:中井 泰男)

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《中井 泰男》
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中井 泰男

自宅マンションの購入、賃貸、売却を経験し不動産に魅了される。宅建士、管理業務主任者の資格取得、住宅ローンの借り換えを5回実施。金融機関との金利交渉を数多く経験しており、自身の不動産売買、住宅ローンの借り換え経験をもとに、買い手側に立った記事を不動産サイトに投稿中。現在は50代後半。 寄稿者にメッセージを送る

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