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【確定申告】アプリを活用してe-taxで医療費控除 これで領収書の添付も省略できる!

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【確定申告】アプリを活用してe-taxで医療費控除 これで領収書の添付も省略できる!

確定申告の時期になってきましたが、いろんな方にとって非常に面倒なのが医療費控除ですね。

集計はしなければいけない、領収書も出さなければいけないと…

この医療費控除を効率的にやる方法があるといいですよね。

領収書を提出せず、効率的に集計する方法を紹介します


e-taxで電子申告すれば領収書は提出不要

確定申告で医療費控除を受ける際に、医療費領収書の提出を求められます。

しかし納税者になるべく電子申告してもらうため、e-taxを使って電子申告をする場合、領収書の1件1件の内容を記載する場合に限り、領収書の提出は省略でき保存すれば良くなりました。

e-taxによる申告でも、まとめて合計金額だけを入力する場合や、税務署等に出向いて電子申告を行う場合は、医療費領収書の提出は必要です

国税庁指定のEXCELシートでも集計できる

領収書の内容1つずつ入力する作業は、時間と手間がかかります。

医療費を支払った都度入力していったほうが申告直前に時間がとられません。

国税庁では、医療費集計をEXCELでできるよう、医療費集計フォームのファイルを用意しています

(参照:確定申告書等作成コーナーの医療費集計フォームダウンロードページ

e-taxで電子申告する際に、このフォームを確定申告書等作成コーナーで読み込ませます。

アプリを使えばより効率的に

EXCELの使い方に詳しければ、医療を受けた人の名前・続柄や病院名・所在地などを、関数等を使って効率よく表示させたうえで、集計フォームに転記するようなこともできますが、スマホアプリを使った効率的な方法もあります

アプリ「通院ノート」


≪画像元:通院ノート≫

例えば「通院ノート」では、通院履歴をカレンダー予定表と連動する形で入力できます

この通院履歴から上記の医療費控除用フォームに転記できるCSVを作成できます。この機能は無料で使えます。

家計簿アプリで有名な「Zaim」


≪画像元:Zaim

家計簿アプリで有名な「Zaim」であれば、領収書を撮影すれば日時・病院名・金額を読み込むことができ、入力する手間が省けます。

その上で「わたしの医療費控除」により上記フォームに使えるファイルも作成できますが、これは有料会員にならないと使えません。

カード電子証明書の期限切れに注意

最後に医療費控除から逸れますが、平成28年分のe-tax活用で気をつけないといけないのは、住基カード電子証明書の期限が切れている場合です

期限が切れていると(税務署等に出向かない限り)e-taxで申告できません

平成27年12月22日で住基カードの発行は電子証明書更新を含めて打ち切られ、電子証明書を有効にするにはマイナンバーカードを発行してもらう必要があります。

地方公共団体情報システム機構によれば、申請受領後2~3週間程度で差し出すとしていますが、自治体によっては1か月以上かかる可能性があります

証明書の期限が切れたけど電子申告したいという場合は、早めのカード交付申請をおすすめします。

還付申告であるということがわかっているのであれば、3月16日以降でも申告できます(青色申告者等、期限内提出で特典を受けられる場合は除きます)。

還付申告は5年の時効がありますので、確定申告書等作成コーナーで計算してみて還付であるとわかっているのであれば、カードの発行が遅れても慌てなくて大丈夫です。(執筆者:石谷 彰彦)

《石谷 彰彦》
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石谷 彰彦

石谷 彰彦

1977年生まれ。システム開発会社・税理士事務所に勤務し、税務にとどまらず保険・年金など幅広くマネーの知識を持つ必要性を感じFPの資格を取得。行政非常勤職員や個人投資家としての経験もあり、社会保障・確定申告・個人所得税関係を中心にライティングやソフト開発を行う。近年は個人の金融証券税制に重点的に取り組み、上場株式等課税方式有利選択ツールを公開。お得情報の誤解や無知でかえって損をする、そんな状況を変えていきたいと考えている。 <保有資格>AFP・2級FP技能士・日商簿記2級 寄稿者にメッセージを送る

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