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「確定申告」の書類集めや段取り 2月からでは遅い! 来年の為にも1月から始めるべき理由とは

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「確定申告」の書類集めや段取り 2月からでは遅い! 来年の為にも1月から始めるべき理由とは

確定申告の季節がゆっくりと近づいていますね。

世間はトランプ相場で騒がしいですが、それはそれ、これはこれ。「1ドルの節約は1ドルの収入」です。

ビッグゲインを狙うのも大切ですが、したたかに所得を圧縮するのも大切です。


確定申告の準備は2年分

なぜ確定申告の準備は二重にしなけりゃならないのか。それは、今回の分と次回の分が必要だからです。

まずは2016年の分

確定申告はサラリーマンには縁遠いものだというイメージがあるかもしれません。勤務先で年末調整をしてもらえますからね。

でも、以下の場合には確定申告をしなければなりません。または、したほうが良い。

確定申告しなければならないサラリーマン

・ 年収2000万円以上の人

・ 20万円以上の副収入(副業)がある人

・ 転職するなどして2か所以上から(20万円以上の)収入がある人

確定申告したほうが良いサラリーマン

・ 住宅ローンを契約した人(住宅借入金等特別控除)

・ ふるさと納税など寄附をした人(寄附金控除)

・ 10万円以上(所得が200万円以上の場合)の医療費を払った人(医療費控除)

・ 投資で損失が出た人(上場株式等にかかる譲渡損失の損益通算及び繰越控除)

・ 泥棒や災害などの被害に遭った人(雑損控除、災害減免)

このあたりまでは、よく知られたことなのではないでしょうか。

わが家もサラリーマン世帯ですが毎年確定申告をしているので、夫の源泉徴収票やらふるさと納税の寄附証明書(6か所以上に寄附するのでワンストップ特例制度を利用できません)やらを、集めているところです。

でも集まらない


さて…、これがなかなかコンプリートできない。

最近では夫もその重要性を理解してくれたと見え、協力的ではあるんですが! 特にうまくいかないのは医療費控除です

病院や診療所、そしてその後の薬局の領収書だけでもなかなかの量になります。これら全部、集めて合計する必要があるんですよね。

でもこの医療費控除、処方箋以外の薬代(風邪薬から腰痛の湿布まで)や、病院までの交通費(妊婦ならタクシー代全額計上できます)まで、全部含めることができるんです。

…はい。ここにきてモメる。

「あなた、薬局で湿布買ってなかったっけ?」だとか、「この病院はどうやって行ったんだ…。電車? 自転車? タクシー?」なんてことがでてきます

全部合算すれば数千円もの税還付になることもありますし、子育て世帯は所得圧縮で突然いろんな補助金助成金が有利になったりしますから、ガシガシ計上したいのですが。

医療費控除は毎年利用できるものでもないのですが、出産や入院、簡単なものでも手術する年には利用できる可能性が高くなります

そんな出来事は予測できるものではないので、年当初には、なかなか集める気になってもらえないんですよね。

そして2017年の分!

確定申告は一家総出で支出を洗い出さなければならない行事です。

ですから重要なのは、昨年分(2016年分)の確定申告書類集めを進めながら、今年分(2017年分)の書類集めの段取りをつけること

つまり、

・ どの書類をとっておかなければならないのかの意識の共有

・ その書類を集めるための「確定申告書類入れ」の設置

の号令を、1月のうちにしておかなければならないのです。

リビングの隅か、文房具が入っているような引き出しの中に、必要書類一覧表が貼り付けられた空き箱を置いておくのが、わが家では今のところベストのようです…。(執筆者:徳田 仁美)

《徳田 仁美》
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徳田 仁美

徳田 仁美

関西地方都市在住の30歳代主婦。某私立大学文学部卒。「良いものを長く使う」「不健康が最大の損失」「家族円満は無料で最大の幸福」を心がけて、主婦業を営む。夫の収入で家計を管理する、現在は2児の母。子だくさんでも成立する家計を模索。家計とは別に、結婚前の貯金を株式投資やFXなどで運用する。投資歴は8年程度。最近は新しい時代を作ってくれそうな企業に注目している。 寄稿者にメッセージを送る

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