荻原 博子さんの写真は和やかな印象のものが多いですが、
今回の書籍帯写真とタイトルは鋭く尖った印象でした。
実際に拝見しはじめると、その意味がすぐに分ると同時に、これは凄い本だと衝撃的を受けました。
・ドルコスト平均法は最悪
・長期投資は幻想
・コツコツと投資は矛盾
など完全に常識、セオリーとされているものを、一つ一つ丁寧に無慈悲に引き剥がしてひっくり返していきます。それがとても爽快です。
一つの業界や商品だけでなく、投資という切り口で様々な業界全体がターゲットになっているのが画期的で、
証券や生保、銀行以外に、投資を進めようとしている国も激怒する内容と思いました。
多くの人を敵に回しそうですが、一般個人にとってこれほど親身に本当の事を言ってくれる有難い存在はありません。
ぜひ手にとって読んで頂ければと存じます。
「マネーの達人」編集長 北山