【固定費のスリム化】「固定費はどれも削れない」という方へ、今すぐ削らなくても大丈夫なんです。

家計の見直しをするとき、支出削減にいちばん効果的なのが固定支出のスリム化です

固定費とは、住居費や保険、教育費、通信費など、出費が決まっているもの。

毎月必ず出ていく出費ですから、一度改革をすると効果が自動的に続きます

食費や光熱費などの変動費で細かい節約をするより、ストレスフリーで効果が大きいのはいうまでもありません。

しかし、たとえば住宅ローンの借り換えや保険の見直しなど、固定費の見直しには手間がかかり簡単に実行できないことが多くあります。




固定費はどれも削れない…ってありがち

「家賃が安いところに引っ越して、子どもの習い事は整理して、趣味のスクールもやめてはいかがですか?」

そうアドバイスされても、さまざまな事情があってどれもできないという場合がありますよね。

通勤や通学などの事情でしばらく引越しできなかったり、携帯は契約期間満了までまだ期間があるなどの理由で、いま見直せる固定費が一つもないとがっかりすることもあるでしょう。

わたしも、貯金ができなかったころから節約情報や貯金テクはよく読んでいましたが、家計診断などの記事を読むと必ず出てくるアドバイスが固定費削減なので「うちにはムリだわ」とあきらめてばかりでした。

さらに

「貯金ができない人は、支出を削れない理由を並べるだけで動かない」

という指摘もグサグサと胸に刺さって落ち込むばかりでした。

ですが、ムリだからと切り捨てていては何も状況が変わらないので、今じゃないけどいつならできるというふうに意識を変えたところ、数年後には毎月の貯金額が着実に増えていく家計に生まれ変わったのです。


今できないけど、いつならできる・いつからやるのかハッキリさせる

たとえば、携帯の契約満了のときに格安スマホに変える予定の場合、頭の中では「1年後には1万円安くなるからその分貯金する」と思い描いているとします。

ここでおすすめしたいのは、それをちゃんと書き出して

「いつからいくらの貯金ができるようになるから年間いくらたまる」

ということを見える化することです。

すると不思議と、ぼんやり思い描いている未来が具体的な貯金計画となり、実現に向かう気持ちがスタートします

日付と金額が明記された計画表があると、その通りに進んでいないとくやしい気持ちがわきあがるので確実な行動につながりやすいのです。

なお、書き方は自由。ノートに走り書きでもいいし、エクセル表を作って未来の貯金簿として眺めるのもよいですね。

ノート書き出し例


1.息子幼稚園4万円 2020年3月まで → 2020年4月から年間48万円たまる

2.娘スイミング7,000円 〇級合格で終了 → 2019年11月から年間8万4,000円たまる

3.携帯2台1万6,000円 2018年1月契約満了 → 2018年2月から格安スマホ2台6,000円にして年間12万円たまる


そして予定の時期になったら、計画通りに淡々と固定費の見直しを実行するのみです。

さらに、10年後や子どもが進学する年など、少し先の未来に貯金がいくらたまっているという皮算用の貯金額を書いておきましょう。

ときどきその金額を目で見てイメージすることで、目標に近づきたいという決意を新たにできます。

今はムリでも、時期が来れば必ずためられると分かっていれば心が安定しますよ。




貯金計画があると浮いたお金をほかに使おうとする抑止力になる

たとえば、私立幼稚園に通っていた子どもが公立小学校に進学すると自動的に何万円もの固定支出がなくなります。

すると、ついその浮いた分で習い事を増やそうかなんて思ってしまうかもしれません

そんなときにも、固定費削減後の貯金計画を確認することで「いやいや貯金にまわすと決めてたよね」と冷静になり慎重に検討することができます


ビジョンがあるとタイミングを逃さない

自動車保険の更新や携帯の契約など見直すタイミングが決まっている場合も、しっかり書いておけば準備がまにあわなかったり忘れていて時期を逃がすということを防げます。

また、夢は紙に書くことで実現するといわれています。

それは決しておまじないではなく、書いて可視化することで脳に働きかけ、準備に動き出すからではないでしょうか

まして、今回は5年後に1億円などと非現実的な夢を書いているわけではありません。

かかっている固定費の削減が「今」できないけど「いつ」ならできるという予定をはっきり記しておくというだけです。

「固定費の見直しが今できないから貯金も増えない」とあきらめて思考停止するのではなく、ちょっと意識を変えるだけでよいのです。

いつなら見直しできるのか。

そして、実行したらいくら貯金ができるのか。

未来の貯金額を見てモチベーションをあげ、固定費削減できるタイミングがきたらガッチリ貯金額を増やすようにしましょう。(執筆者:野原 あき)

この記事を書いた人

野原 あき 野原 あき»筆者の記事一覧 (89)

パート7割、フリーライター3割で働く主婦です。20代のころは旅行と買い物が大好きでした。結婚後、工夫して節約するおもしろさにハマり、お金を貯める楽しさを覚えるとドンドン貯金ができるように。そんな中でもずっと変えないポリシーは、「交際費は惜しまない」こと。ムダを省いてオトクを取り入れることに日々アンテナを張っています。
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