※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

夫(妻)の「自己投資や趣味」どこまで許せる? 容認できない理由と衝突を回避する方法

ライフ 貯金
夫(妻)の「自己投資や趣味」どこまで許せる? 容認できない理由と衝突を回避する方法

家計がピンチに陥ったときに大きな問題になるのが、夫婦双方の「自分への投資」ではないでしょうか。

そんな「自分への投資」に対する夫婦の考え方の違いを知り、上手にその違いを調整しながら家計を見直す方法を考えてみませんか?

前々回の記事、「元銀行員」主婦の失敗談から学ぶ 年間収入2割の貯金を目指す家計のやりくり」の中から見えてきた妻と夫のお金の使い方について考えてみました。

夫の「自分への投資」を妻が容認できない理由


夫の「自分への投資」を妻が容認できない理由は、次の2つではないでしょうか。

●趣味や交際費にお金をかけすぎる
●仕事にかこつけて浪費する

特に妻が腹立たしいのは、夫がこづかい以外のプライベートな費用を妻に黙ってちゃっかり確保し、妻が家事や子育てで忙しくなかなか自分の時間が取れない中、一人で自分のためにお金と時間をかけて楽しむことでしょう

そんな形で夫が家族そっちのけで好きなことに没頭していると、妻は「私がいろいろなことをがまんして節約しているのに、自分の楽しみばかりを優先させて!」と思い、離婚の2文字が脳裏に浮かびます。

妻は夫の気持ちを理解した上で条件を提示するとよい

その一方で、夫の気持ちを推し量り、ある程度は夫の自由にさせるやりかたもあるのではないか? という気持ちもありました。

それは筆者がプラモデル製作を趣味とし、男性の愛好家とも交流があったからです。

その交流の中で、

「男性はストレス発散があまり上手ではないので、家族からも離れて頭を空にできる時間がないと気持ちの切り替えが難しい」

という話を何度か耳にしました。

確かに、趣味に没頭していると頭が空になり嫌な事を忘れるため、ストレス発散としての効果はばつぐんです。

そう考えれば、夫も同じ気持ちで楽しんであろう趣味を否定することはできませんでした。

そこで、夫がある程度自由に好きなことができる程度にこづかいの金額を上げ、その中で全てやりくりするように求めました

すると、夫も意外なことにすんなり了承し、今はこづかいの範囲内で好きなことを楽しむようになりました。

おそらくこちらが夫の気持ちをくみ取ったことで、夫も態度を和らげる気持ちになったのだと思います

妻の「自分への投資」を夫が容認できない理由


逆に、夫には次の点を指摘されました。

● 美容やファッションにお金をかけすぎる
● 家計とプライベートの費用を分けていない

男性の中には、自らが全く美容やファッションに関心がなく、妻がそんな無駄なことにお金をかけることが全く理解できないという人がいます。

一方、女性はいつまでもきれいでありたいという気持ちが強いため、美容やファッションにお金を使うなと言われても、はいそうですかと容認することはできません。

しかしながら、妻が感情的になればなるほど夫が妻の話に耳を傾けないことは明らかです。

そこで、筆者はまず、「家計とプライベートの費用を分けていない」という点に着目し、そこから見直すことにしました。

妻は家計の支出をよく見直して夫の理解を求める必要がある

まずは、手元にあった数日分のレシートを集めてチェックしました。

すると、その明細にも、筆者が「自分への投資」のために購入した無駄な品物がいくつもありました。

その多くは100均で買った品物でした。つまり、少額のむだづかいが家計を圧迫していたのです。

そこで、毎月のこづかいを夫より若干少ない金額に設定し、その範囲で使うことを決めました。

私物もチェック

次に私物をチェックしたところ、未使用のものがいくつも見つかり、あまり考えずにものを買っていたということがわかりました

そのため、新たに物を買う事を抑えることにしました。

一方、それらのチェックを行ったことで、美容院代や化粧品代など、どうしても外せない出費についてはそれが必要なものだと主張することができ、夫もそれを了承しました。

このように、妻が家計費と自分のこづかいをしっかり分けることは、家計改善の大きなカギとなります。

夫婦がお互いの気持ちを理解しながら支出を見直すことが家計改善への第一歩


家計の改善のためには、夫婦双方がお互いの気持ちを理解する努力をしながら、お互いの支出をオープンにして見直すことが重要です。

また、家計を根本から改善するという大きな目標のためには、客観的に見て改善した方がいい部分をお互いに指摘するだけでなく、その指摘を素直に受け入れる謙虚さを持つことも重要です。

そのため、夫婦は常日頃からお金に関してオープンに話し合い、お互いのお金に関する考えをよく知る。それが家計改善への第一歩ではないでしょうか。(執筆者:大岩 楓)

《大岩 楓》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集