住宅ローンの利子支払いを少なくしたい

住宅ローンの金利はリーマンショックから今まで、かなりの低水準で推移しています。

2017年11月現在で、

変動金利が0.6%、10年固定が1%、35年固定でも1.2%ほど

カードローンなどと比較するといかに低いかが分かると思います。

しかし、住宅ローンは借り入れる元金が大きいため、支払う利息も多くなります。

これを少なくするのが、ローンの繰り上げ返済です

住宅ローンの繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」がありますが、それぞれのメリットとデメリット、そして陥りやすい「繰り上げ返済の失敗」について解説します。

「期間短縮型」のメリットとデメリット

期間短縮型は、繰り上げ返済をすることで返済期間を短くする方法です

例として、「3,000万円を35年ローン、金利1.2%で借りている」として、5年目に100万円返済すると約42万円利息が軽減され、返済期間が1年4か月短縮されます

メリット

返済額軽減型と比較すると軽減される利息が大きくなります

デメリット

万が一支払いが毎月負担になりローンの借り換えをしたくなった場合、基本的には「住宅ローンの残り年数」と同じだけの期間でしか借り換えができないため、借り換えを行ってもさほど負担軽減効果が得られない、ということが挙げられます。

「返済額軽減型」のメリットとデメリット

返済額軽減型は、繰り上げ返済をすることで月々の返済額を小さくする方法です。

上記と同条件で繰り上げ返済を行った場合、軽減利息は約19万円、月々の返済額が約3,300円小さくなります

メリット

月々の返済額が少なくなるため、家計にゆとりができる = 例えば「子どもを私立に進学させることになったから月々の支出が大きくなる」、「夫の給与が下がった」というケースに対応しやすいことです。

デメリット

期間短縮型と比較すると利息軽減効果が小さいことです。

ここに注意! 繰り上げ返済の落とし穴

「繰り上げ返済をする = お得」ということばかり考えて、貯金を繰り上げ返済ばかりに回していると、いざ子どもが進学した時に「教育ローンを借りないといけなくなった…」などというケースも実際に起こっています

繰り上げ返済をしすぎた結果、他のローンを組まないといけなくなるのでは本末転倒。十分に注意しましょう。

繰り上げをするならライフプランを考えて

では、それを避けるためにはどうしたらよいのでしょうか。

ひとつは、自分の、家族のライフプランをきちんと考えることです。

進学、車の買い替え、旅行…お金のかかるイベントがいつになるのかをきちんと把握しておきましょう

毎月少しずつ「返済額軽減型」で繰り上げ返済をする

そしてもうひとつ、私が強くオススメしたいのは「毎月少しずつ『返済額軽減型』で繰り上げ返済をする」というものです。

返済額軽減型は利息軽減の効果が薄いと書きましたが、細切れにしてちょこちょこ返していけば、期間短縮型でドンッと返すのと軽減利息はほぼ変わらないのです。

また、この方法なら「急に収入が落ちた…」などというケースにも対応可能。

繰り上げ返済手数料が無料であるという縛りがありますが、効果は折り紙付きです。

2017年11月時点での、繰り上げ返済無料の銀行はこちらです。

イオン銀行

繰り上げ返済手数料0円の他に、金利0.3%上乗せで8疾病保障(特定の8疾病だと診断されると残債が0になる)、イオンでのお買い物が常時5%OFFとなるなど魅力がいっぱいです!

じぶん銀行

繰り上げ返済手数料はインターネットからなら無料。

他に、ガンと診断されたら残債の50%が減額となるサービスも無償で受けられます。

住信SBIネット銀行

インターネットからの繰り上げ返済が無料。

さらに「全疾病保障」といって、病気やケガで働けなくなると返済は0円、その状態で12か月が経過すると残債は0円というすごいプランに無料で加入できます。



その他にもあります

他に、ARUHI、楽天銀行、ソニー銀行、三井住友信託銀行、横浜銀行、埼玉りそな銀行など、ネット銀行を中心に繰り上げ返済手数料無料プランを出している銀行があります。

毎月少しずつ減る返済額を見るのは快感です。ぜひ試してみてくださいね。(執筆者:上坂 亮子)

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