ファミリーレストランでの食事中や通勤電車の中でも「ビットコイン」や「イーサリアム(Ethereum)」といった仮想通貨の名前が聞こえてくるほど、仮想通貨への投資が盛んになっています。
まだ個人投資家たちが投機目的で購入している段階ですが、ビットコインを使えるお店はじわじわと増殖中です。
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全国展開しているお店では、ビックカメラやメガネスーパー、中古輸入車販売のLIBERALAなど。
数年後には、「お金」と同じようにビットコイン決済が当たり前になっているかもしれません。
となると、ビットコインも「お金」と同じように、お祝いやお子さんへのお誕生日プレゼントとして選択肢の1つになる日も近いかも?
そこで、ビットコインを「リアルコイン」にできる「フィジカルコイン」や、仮想通貨を「自分のお財布に入れる」ことができる「ハードウェアウォレット」をご紹介します。
ハードウェアウォレットに入れれば、仮想通貨取引所の口座がハッキングされたらどうしようという悩みも解決できます。
目次
デザインもかわいい! ビットコインをリアルコインに!
海外では、ビットコインを「フィジカルコイン」というリアルコインするサービスが多数展開されています。
お誕生日プレゼントやパーティーのゲームの景品などに「リアルビットコイン」がもらえたらちょっとワクワクしませんか?
日本では「悟コイン」というフィジカルコインが販売中です。
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見た目がおしゃれなので、プレゼントにもぴったりですね。
お子さんや友人知人への誕生日プレゼントにそっと1枚添えてあるともらった側も少額でも「ビットコインを持っている」という実感がわいてうれしくなるはずです。
「あの時ママにもらったビットコインが10倍になってるよ!」と感謝される日が来るかも?
ちなみに、悟コインには「0.001ビットコイン」分の秘密キーが入っています。
0.001ビットコインは、1ビットコインが170万円なら1,700円です。
しかし、悟コインを購入するときには1枚当たり実際のビットコインレートプラス1,000円強がプラスされますので、投資目的で購入するのは「かなり損」です。
あくまでも、ゲームの景品やプレゼント、などにおすすめです。
実際に使う時は、コインの裏側にあるホログラムシールをはがして、スマートフォンなどのカメラでバーコードを読み込み、自分のウォレットに送信することができます。
取引所に預けておくのが不安な方のための「ハードウェアウォレット」
仮想通貨取引所に預けていたビットコインなどの仮想通貨が、ハッキングなどにより盗難される事件が度々報道されていますよね。
特に去年は、ビットコインやイーサリアム(Ethereum)、リップル、などの仮想通貨が軒並み暴騰したので、「巨万の富」を得た方も少なくありません。
「10倍は当たり前、100倍もザラ」という世界なので取引所のパスワードを厳重に管理していても不安は拭い去れないもの。
そんな仮想通貨投資家に人気なのが「ハードウェアウォレット」です。
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通常、仮想通貨は各取引所や、無料で作成したウォレットに保管していますが、ハードウェアウォレットは、物理的に仮想通貨を保管することができます。
ハードウェアウォレットに保管するのは仮想通貨の「秘密キー」を暗号化したものです。
ハードウェアウォレット自体を紛失しても「秘密キー」を別途保管しておけば中身は無くなりません。
しかし、保管しておいた秘密キーを紛失してしまったら保管しておいたコインは一生取り戻すことはできません。
メモしておいた秘密キーを誰かに見られたり盗まれたりしても、保管しておいたコインが取り出されてしまう可能性があります。
つまり、ハードウェアウォレットは「ネットワーク上で盗まれる可能性は低い」けど「自分がハードウェアウォレットとともに秘密キーを紛失」してしまったり「泥棒に根こそぎ持っていかれた場合」は、保管しておいた仮想通貨が消えてしまう可能性はある、ということです。
「インターネットは信頼できないけど、自分は絶対に紛失しない自信がある」という方は、ハードウェアウォレットに保管するとよいですね。
数千万円のコインを保存する場合は、銀行の貸金庫に秘密キーを保管しておくのと良いかもしれません。
まとめ
ビットコインを「リアル」に所有したければフィジカルコインやハードウェアウォレットという選択肢があります。
現在所有しているビットコインを、オフラインで保存したい場合はハードウェアウォレットがおすすめです。
ハードウェアウォレットの場合「秘密キーを紛失しないこと」が超重要なので、モノの管理に自信がある方は挑戦してみるとよいでしょう。(執筆者:平林 亮子)