専用のスマートフォンアプリにバーコードやQRコードを表示させ、それをお店に提示することで決済が完了する「スマホ決済」。
中国ではすでにこのスマホ決済が普及し、現金での支払いができないお店も増えているほどです。
日本でも、ドコモの「d払い」、楽天の「楽天ペイ」、LINEの「LINE PAY」など、複数のサービスがすでにスタートしています。
今後、ヤフーや大手の銀行などもスマホ決済に参入予定です。
そこで今回は、普及が広がるスマホ決済の魅力や各サービスの違いについてご紹介します。

目次
スマホ決済の魅力とは?
スマホ決済には、店舗側と利用者双方に大きな魅力があります。
まず店舗側にとっては、クレジットカードと違い特別な読み取り端末が不要なため、導入コストや決済手数料が安く抑えられます。
そのため、「クレジットカードお断り」だった個人店や小規模商店でも、スマホ決済の導入が進む可能性があるのです。
利用者側は、ポイントと特典という2つのメリットを享受できます。
例えば、「d払い」や「楽天ペイ」では、利用料金に応じて0.5%のポイントが付与されます。
決済代金の支払い方法としてクレジットカードを登録しておけば、クレジットカードのポイントもつくため、ポイントの二重取りが可能です。
また、スマホ決済の普及のため、各サービスではさまざまな特典を用意しています。
例えば「楽天ペイ」を初めて利用した方には、もれなく1,000ポイントが付与されます(エントリーと同月内の合計利用金額が税込5,400円以上の場合に限る)。
10%割引や10%分のポイント還元など、お得なキャンペーンが実施されていることもあります。
上手に活用すれば、クレジットカードで直接支払うよりも、ぐっとお得になるのです。
どんな決済サービスがある?
では、現在リリースされている主要なスマホ決済サービスの内容を見てみましょう。
d払い

ドコモが提供するスマホ決済サービスです。
決済代金の支払い方法として、クレジットカード払いのほか、ドコモの電話料金合算払いも選べます。
利用料金に応じて、dポイントが0.5%つきます。
ためたポイントを、スマホ決済時に現金の代わりに利用することも可能です。
4月25日に始まったばかりのサービスなため、対応店舗は高島屋やタワーレコードなどまだ少数です。
しかし、2018年度中に、ワタミグループやJINS、ローソンやマツモトキヨシなどへの導入が予定されています。
まさにこれからというサービスなため、宣伝を兼ねてお得なキャンペーンが積極的に行われる可能性があります。
dポイントをためているという方は、チェックしておくことをおすすめします。
楽天ペイ

楽天が提供するスマホ決済サービスです。
利用料金はクレジットカードで支払います。
支払い金額に応じて楽天スーパーポイントが0.5%もらえます。たまったポイントは、支払いにも使えます。
楽天市場のキャンペーンなどで付与された「期間限定ポイント」も利用可能なため、ポイントを消化したいときにも便利です。
ローソン、ワタミグループなどで利用できるほか、個人経営の飲食店や美容室なども多く加盟しています。
筆者は楽天カードをメインのクレジットカードとして利用していますが、楽天ペイを使って支払った方が、0.5%分ポイントが上乗せされるため、使える場所では楽天ペイで支払うようにしています。
LINE PAY

LINEが提供するスマホ決済サービスです。
銀行からお金をチャージしたり、コンビニエンスストアなどで現金をチャージしたりして、利用料金を支払います。
現在のところLINE PAYでの支払い時にポイントが付与されることはないようですが、すでにたまっているLINEポイントを、LINE PAYの決済に充当することはできます。
使えるお店はローソンやゲオ、ロフトやジョーシンなど多岐に渡ります。
銀行口座からチャージができるので、クレジットカードを作らない方も利用できます。
また、決済サービスではありませんが、LINE PAY上で友達へ送金したり割り勘をしたりすることもできるため、幅広く活用できそうです。
これから来る「スマホ決済」のお得なキャンペーンを活用しよう!
スマホ決済は、多くの事業が参入を予定している、まさにこれからのサービスです。
日本での普及を目指し、各サービスは多くのお得なキャンペーンを実施しています。
例えば筆者が利用している楽天ペイでは、2018年7月31日(火)まで、楽天ペイアプリ対象店全店での支払いについて、支払い額の10%分の楽天スーパーポイントを付与するキャンペーンを実施しています(1人5,000ポイントまで)。

筆者は楽天ペイでの支払いを楽天カードで行うため、この10%分のポイントに加え、さらにクレジットカード利用分のポイントもたまります。
クレジットカードで支払うのと、ほとんど手間は変わらずに大量のポイントが獲得できるため、今後も積極的に利用していくつもりです。
スマホ決済に興味がある方は、ぜひ一度サービスを利用してみてはいかがでしょうか。(執筆者:青海 光)