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「主婦に休日はない」って思いこんでませんか? 主婦の休み方について提案します

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「主婦に休日はない」って思いこんでませんか? 主婦の休み方について提案します
「主婦に休日はない」

「誰が言った。責任者でてこい!」ですね。

まぁきっと専業主婦の側が言ったんでしょうね。

「私には休みはないのに、アナタは休めていいわね」的に。

不健全だと思います。私、休んでますよ。

いや、主婦(夫)のみなさま、休みましょうよ。

ということで、今回は主婦の休みについての提案です。

主婦に休日はない

休日とは、平日とは異なる働き方をする日

「専業主婦が休んでしまったら、いったい誰が家事や育児をするんだ?」

「専業主婦が休む分の仕事を夫にさせてしまったら、夫に休日がなくなるじゃないか!」

そんなご批判もあるかもしれませんね。

それ、料簡が狭いと思います。マインドシフトしましょうよ。

最近では「アクティブレスト」なんて言いますが、そもそも休日って、平日とは異なることをする日のことです

たとえばレジャーの王道である旅行に行くと、そば打ち体験や漁業体験なんてアクティビティに興じている人がたくさんいます。

それ、そば職人なら仕事でしょ? 漁師さんが毎日やっていることじゃあないですか。

それでも、そば職人や漁師さんでなければ(旅先ならよけいに)、立派な休みになるんですよね。

ですから、私は休日の夫に家事や育児をたくさん担ってもらうことに、特段の罪悪感は覚えません

たとえば夫はよく、2人の子どもを連れて3人でうれしそうにお出かけします。

なんでも

「普段は君がいるから僕の方に寄ってこないけど、お出かけしたらパパしか頼れる人がいなくなるからメチャ楽しい」

んですって。

休んでいるじゃないですか。他にも夫には「なんととなく料理したくなる衝動」が月に1回ぐらい訪れるそうです。

見れば効率の悪い、まさに「男の料理」と揶揄されるモノですが、それで休めているんなら良しとします。

パパしかいないとパパにしか頼らない

いつもと同じことでも、異なるやり方でやってみる

はい。ということで、それがどう考えても労働に分類されるものでも、普段やっているお仕事と異なるのであれば、やはり休みなのだと思います

ならば専業主婦はどう休むか。安上がりで済まそうとすると(「〇〇体験」はお金がかかりますよね)、これはけっこう難問ですよ。

だって自宅周辺にある「休みのタネ」は、だいたい私のルーティンワークですから。

それならこんなのはどうでしょうか。

ルーティンワークでも、いつもと異なる方法でやってみる。たとえば私は、こんなことしています。

休日の夕食は麺類または丼もので済ます

平日には一汁三菜や四菜、五菜の定食風をこしらえているんですけどね。

丼なら汁物を付けたいところですが、麺類なら汁物もいらず一品のみ! 楽です。

昼食はお弁当にする

いや毎週ではないですけどね。空の下で食べるごはんはおいしい。食卓より品数が少なくても、それでもお弁当の方がおいしい。

いつもとは違う公園に行く

自転車圏内の公園はヘビーローテーションしていますから、そんなところに行ってしまうと平日です。

電車に乗ってでも、遠い公園、できるなら行ったことのない公園に行きましょう

あるいは行ったことのある公園でも、季節が変わればまた違った表情を見せてくれます。

行ったところのない公園に行ってみる

一つのことに「没頭」する

例えば料理だけに没頭する

普段は料理だけじゃなく、育児掃除洗濯…と重なるから大変なんですよね。

料理だけなら楽しいですよ。キッチンカウンターに乗らないくらいの大量の料理が完成しますから、達成感は巨大なものになります。

ホームフリージングして翌週のおかずまたはお弁当のネタにします。それ以外の家事や育児は?

夫に任せるか、やらないかです。だって休日ですもの。

掃除なんて1日くらいしなくても、死にません。

育児だけに没頭するのも楽しい。意外と主婦って、平日は思うように子どもとかかわれません。

だから、ただただひたすら遊びます。

やっぱりかかわってあげると子どもはゴキゲンになるし、私の子どもって、こんなにかわいかったんだな~と、再発見が毎回です。

大掃除だって、没頭シリーズの王道です

1日バイトに行ってみる

販売店の棚卸しなど、超短期バイトって探すとけっこうあります

ご近所でも、未知のことにたくさん触れられますよ。お金をもらって「〇〇体験」をしているわけです。

どうでしょうか? 平日と同じことでも、ひと工夫するだけで休日になりますよね。

共通しているのは、「非日常」と「達成感」でしょうか。

そういう経験って、翌週の平日をさわやかな気分にしてくれます。

カギは幸せの4因子

休日仕事を平日仕事の中から編み出すことも提案したが、ならばどの仕事に特化すれば良いか。

私は、このカギは「幸せの4因子」にあると思います。

これ最近知ったのですが、とても共感しています。

提唱しておられるのは慶応義塾大学の前野隆司教授です。

4因子とは、

やってみよう!」自己実現と成長の因子

ありがとう!」つながりと感謝の因子

なんとかなる!」前向きと楽観の因子

あなたらしく!」独立とマイペースの因子

のこと。

そう言われてみれば、先ほどまで述べていた私の休み方は、2つめの「ありがとう!」だらけですね。スバラシイ。自画自賛です。

そして、休日仕事のヒントは1つめの「やってみよう!」と4つめの「あなたらしく!」ではないでしょうか

自分の好きなことで、何かチャレンジ精神がわくようなことです。

掃除が好きなら掃除に、外遊びが好きなら子どもを連れて公園へ、お菓子が好きならスウィーツ作りなんていかがでしょうか?

そう考えると、ワクワクしてきませんか?

共感している幸せの4因子

「無駄遣い」ととらえるか、「投資コスト」ととらえるか

休日は楽しい。人生を彩ります。

しかしそれでも確かに、お金がかかることは否定しますまい。

遊園地に行ったりお泊りに行ったりすることに比べればマシですが、やはり遠くの公園に行くのにも普段作らないケーキを作るのにも、出費は伴います

しかしそれ、浪費なんでしょうか?

だって、「あなたらしく」て「やってみよう」なことなんですよ。

専業主婦には「子どもの独立」というリストラ危機が必ず訪れます。

そのときのために、いやいやそんな時機は待たずとも、自分らしくチャレンジ精神をもって高めた見識や能力は、きっと再就職とその後のキャリアに役に立つと思うのです。

浪費ととらえれば1円でももったいないですが、投資ととらえるなら安上がりです

新しい景色に出会う、考えが深まる、知識が増えるってステキなことですよね

爆発するくらいなら逃亡したほうが良い!

最後に。幸せの4因子に引きずられて、3つめの「なんとかなる!」にも触れます。

いや専業主婦の休日、何も夫の休日に合わせなくても良いですよ。

突然宣言して取得したって良いんです。何とかなりますから。

私が入院してしまったとき、退院時に夫が言いました。

「なんとかなるもんやねぇ。お父さんと子どもだけでも生きてるよ~。」うん。何とかなる。死ななきゃ良いんです。

家事と育児のプレッシャーにさいなまれて、悲劇的な事件とまではいかなくても、そのニアミス事件なら日常的に起きるのが子育て時代です。

でもそれで怒ってしまったりケンカをしてしまったりしたら、よけいに体力と時間とお金を無駄遣いしてしまいますよね。

そうなってしまうんなら、そうなる前に休日へ逃亡すべきです。何とかなりますから

夫だって、家事育児はこなすけど怒っている妻より、家事育児は中途半端だけど笑顔の妻の方が良いはずですから。ありがとう! (執筆者:徳田 仁美)

《徳田 仁美》
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徳田 仁美

関西地方都市在住の30歳代主婦。某私立大学文学部卒。「良いものを長く使う」「不健康が最大の損失」「家族円満は無料で最大の幸福」を心がけて、主婦業を営む。夫の収入で家計を管理する、現在は2児の母。子だくさんでも成立する家計を模索。家計とは別に、結婚前の貯金を株式投資やFXなどで運用する。投資歴は8年程度。最近は新しい時代を作ってくれそうな企業に注目している。 寄稿者にメッセージを送る

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