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保険に付帯している「健康相談ダイヤルサービス」は便利で助かる 利用方法と注意点を解説

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保険に付帯している「健康相談ダイヤルサービス」は便利で助かる 利用方法と注意点を解説

あなたは健康ですか?

社会・自然環境の悪化など、現代を生きる私たちは、アレルギー体質であったりストレスを抱えたりして、なにかしら体調不調を感じていることが多いようです。

実際に平成26年厚生労働省の「健康意識に関する調査」でも61%の人が健康に不安を感じているという結果でした。

健康に関して不安をお持ちですか

≪画像元:厚生労働省「健康意識に関する調査」(pdf)≫

「病院に行くまでではないような気もするけど、体調が良くない」

「子どもが熱をだしたけど、何をしてあげればいいの?」

「どこの病院に行けばいいの?」

というとき、すぐに相談できるところがあれば、助かりますよね。

体調不良や病気の時に役立つ相談サービス

そんな時に役に立つのが

・ 健康相談ダイヤルサービス

・ セカンドオピニオンサービス

実は、生命保険会社の付帯サービスとして、当たり前になってきています。

また、組合健保でもこのサービスを実施しているところが増えてきています。

このサービスは、生命保険会社や組合健保が電話健康相談サービス提供会社と提携して行う仕組みになっています。

主なサービス提供会社

・ 電話健康相談事業のパイオニアである「ティーペック株式会社」

電話健康相談事業のパイオニア

≪画像元:ティーペック株式会社

・ データ分析に基づく保健事業「データヘルス」を推進する「株式会社法研」

データ分析に基づく保健事業を推進する

≪画像元:株式会社法研≫

・ 昭和21年創業の医療情報と医療専門職による革新的な商品・サービスを提供する「株式会社保健同人社」

医療情報と医療専門職による革新的な商品・サービスを提供

≪画像元:株式会社保健同人社

サービス提供会社によって、サービスの名称やカウンセリング内容、カウンセリング担当者の専門職に若干違いがあるので、ご留意ください。

「健康相談ダイヤルサービス」ってどんなサービス?

いつでも手軽に無料で専門家に相談

24時間年中無休で、医療の専門スタッフ(医師、看護師、栄養士、助産師など)がサポートしてくれる無料のサービスです。

・ 健康
・ 医療
・ 介護
・ 育児
・ メンタルヘルス

などについて相談できます。

また夜間・休日診療や地域医療施設など、医療機関情報提供も行ってくれます

たとえば、こんな相談があります

「主人のメタボリック対策について相談したい」

「旅行中に、こどもの急な発熱、近くの病院は?」

「母の介護で精神的に疲れているが、周りに相談できない」

「慢性的な、腰痛で困っている」

「要介護認定や介護施設について知りたい」

「不意のけがの応急手当て、どうすればいいの?」

「ストレスがたまって、精神的にまいっている」

「子どもの夜泣きがなかなか止まらずとてもつらいのですが、どうしたらいいでしょうか?」

「70歳になる父が要介護1と認定されましたが、調査の時よりも今は病状が進んできたようです。再度調査をしてもらうことができますか」

「こどもが落ちて頭を打った、今すぐ病院へ行くべきか?」

「疲れているのに眠れない、どうしたらいい?」

「健康診断の結果が悪かった、何に気を付ければよいか?」

「まわりの子に比べて、子供の発達状態で気になることがあるので、教えてください」

各々保険会社に掲載されている例をまとめたものですが、幅広く相談できることがわかります。

サービスの魅力

いつでも、手軽にしかも無料で専門家に相談できる

皆さんは、心配事や突発的な出来事の場合、人と話すと案外落ち着いて物事が考えられるようになったという経験ありませんか?

昼間だと、友人や親兄弟に相談するかもしれませんが、夜中だったりすると電話するのも気が引けますよね。

それが、時間を問わず専門家に相談できるのですから有難いですし、的確なアドバイスやカウンセリングも期待できます。

また、どんな場合でもよく言われることですが、最初が肝心です。

はじめにいいアドバイスを受けることができると、たいていの場合そのあとがスムーズに運びます。

健康や医療の場面でも同じことが言えるのではないでしょうか?

どれくらいの保険会社で導入されているの?

医療・介護関連の保険商品を扱っている23社の生命保険会社で導入されています。(アイウエオ順)

・ アクサ生命
・ アクサダイレクト生命
・ 朝日生命
・ アフラック生命
・ SBI生命
・ FWD富士生命
・ オリックス生命
・ かんぽ生命
・ 住友生命
・ ソニー生命
・ 損保ジャパンひまわり生命
・ 第一生命
・ 大同生命
・ チューリッヒ生命
・ 東京海上日動あんしん生命
・ 日本生命
・ ネオファースト生命
・ 富国生命
・ フコクしんらい生命
・ マニュライフ生命
・ 三井生命
・ 三井住友海上あいおい生命
・ 明治安田生命
・ メットライフ生命
・ メディケア生命
・ ライフネット生命
・ 楽天生命
(各社HPより調査、平成30年5月時点)

注意点

各保険会社の契約者・被保険者であればこのサービスをだれでも受けられるわけではありません

保険会社によっては、サービスを受けられる契約の保険商品が決まっている場合があります

また、サービスの受けられる対象者が同居のご家族までよいという場合もありますので、事前に調べておいた方がいいでしょう。

「セカンドオピニオンサービス」はどんなサービス?

セカンドオピニオンを受ける

これは、各診療科領域において、経験と知識をもった専門医(総合相談医)よりセカンドオピニオンを受けることができるサービスです。

また、面談の結果必要に応じて優秀専門医を紹介してもらうことができます。

セカンドオピニオンサービス 提供事例

相談内容:1か月前、健康診断の胸部レントゲンにて3㎝の影が見つかった。

その後気管支鏡検査でがん細胞は見られなかったが、切除を勧められている状態。

手術の妥当性についてセカンドオピニオンを希望したい。

手配の結果:風邪をひき高熱を出した1週間後に受けた健診で、レントゲン上の影は肺炎の影であるとのこと。

引き続き経過を見ていくこととなった。

ご利用者のコメント:肺がんの診断から一転して肺炎が軽快している状況と判明し、肺炎で危なく手術するところでした。

このサービスで本当に助かり大変感謝しております。

参照:ティーペック株式会社「セカンドオピニオンサービス 提供事例」(pdf)

こんな例をみますと

「病気になったら病院に行けばいい」

「医師にすべて任せておけばいい」

という時代は、もう過去になりつつあると思います。

自分でも少し勉強して疑問や不安を感じたら、さらに専門家に聞いていく

医療の世界でもそんなことができる時代になったのだと痛感しますね。

利用するにあたっての注意点

こちらのサービスは、「健康相談ダイヤルサービス」を実施している保険会社が全て対応しているわけではありません

専門医に電話や面談で相談はできるがセカンドオピニオンはできないという場合もあるので、どこまで対応できるのか確認が必要です。

また、こちらのサービスを受けられる対象者は、被保険者だけという場合が多いのでそれも確認しておきましょう。

そのほかに、

・ がん専門の治療

・ 働き方の相談

・ 糖尿病専門の治療の相談

・ 介護の申請や手続きなどの相談

・ 臨床心理士によるメンタルヘルス相談

など、人間ドックやPET検診予約代行・優待割引など、さまざまなサービスが各々の保険会社によって提供されています。

生命保険文化センターの平成28年度「生活保障に関する調査」によると、男性は80.6%、女性は81.3%の人が生命保険に加入しているそうです。

保険に加入して安心するだけでなく、賢くサービスを活用して、自身や家族の健康に役立てていくことをおすすめします。

サービスを賢く利用して健康に

組合健保などでも導入されています

なお、「健康相談ダイヤルサービス」や「セカンドオピニオンサービス」は、組合健保でも導入されているところが増えていますので、どんなサービスがあるかぜひ調べてみてください。

さらに、シニア世代の方には、「読売新聞購読会員」や「NTTdocomoのdリビング会員」などを利用する方法があります。

会員になることで「健康相談ダイヤルサービス」や「セカンドオピニオンサービス」を手に入れることができます

健康の維持や促進また病気の治療には、巷の話だけで満足するのではなく、専門家の意見を聞いてみることでワンランク上の実践ができます。

また、自分に合った医療や健康法を選ぶことで、体調も整い、医療費の節約も期待できます。(執筆者:京極 佐和野)

《京極 佐和野》
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京極 佐和野

執筆者:CFP、1級FP技能士 京極 佐和野 京極 佐和野

FPオフィス ミラボ 代表 大阪生まれの大阪育ち、福岡在住です。老後が考えられなかった40代から一変、50代に入ったとたん、あと何年元気でいられるだろうかと考え始め、いつまでという人生のタイムリミットを感じるようになりました。竹内まりやさんの「人生の扉」歌詞のそのものです。後回しにしてきた自宅購入、FPオフィスを起業しました。『お金の知恵』を得ることで50歳からでも始めることもやり直すこともできるということを皆さんにお伝えしたいと思っております。巷の情報に流されず、貴方らしいセカンドライフを実現して下さい。 <保有資格>:CFP/1級FP技能士/住宅ローンアドバイザー/証券外務員2種/キャリアカウンセラー(CDA) 寄稿者にメッセージを送る

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