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50歳からの保険選びの注意点 「共済」を選ぶなら加入年齢がポイント。

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50歳からの保険選びの注意点 「共済」を選ぶなら加入年齢がポイント。

50歳からの保険選び「共済」という選択肢

50歳からの保険選び

50歳前後で子供も大きくなり、保障もそんなに必要なくなったので、そろそろ保障を見直そうかなと考えておられる方もいらっしゃると思います。

共済は広告などで見かけることも多く、掛け金も安いため、見直しの候補に挙がるかもしれません。

ただ共済を選ぶ際に気をつけなければいけないこともあります。

そこで今回は50歳以降に共済を選ぶ際の、注意点をお伝えしたいと思います。

割戻率の高い「都道府県民共済」

共済の中でも「都道府県民共済」は保障内容のバランスが良く、割戻率も高い商品となっています。

その中の「総合保障4型」を見ていきたいと思います。

こちらは65歳を過ぎると、「熟年4型」と名前が変わり、保障内容も変わります。

自動更新ですので、総合保障4型に加入後に重篤な病気になったとしても、そのまま継続は可能です。

総合保障4型の保障内容

≪クリックで拡大≫

都道府県民共済は18歳の方でも、59歳の方でも、男性でも女性でも掛け金が全く同じです。

ですので、50歳前後で特に男性の方が加入する場合は、割安です。

50歳で加入した場合の「死亡保障」

・ 病気死亡が800万円

・ 病気入院が日額9,000円

月々の掛け金は4,000円ですが、割戻が1,546円あるので実質は2,454円と、保障内容の割に非常に割安感があります。

割戻率は各都道府県、年度によって異なります。

デメリット

60歳以降は保障内容がどんどん手薄になること。

80歳~85歳では病気死亡60万円、病気入院にいたっては保障がなくなってしまいます。

80歳を超えると、加入する必要性がほとんどなくなります。

60歳以降は保障内容がどんどん手薄になる

メリット

60歳までの保障は充実しており掛け金がお手頃なこと。

共済を選ばれる際は、メリットとデメリットをしっかりと把握した上で選ぶことが大切です。

オリックス生命と比較

民間の保険会社に50歳で加入すると、どのぐらいの保険料になるのでしょうか?

オリックス生命の保険で、共済の中間程度の保障内容で試算をしてみました。

共済の中間程度の保障内容で試算

まず死亡保障である定期保険は、85歳までの保障で300万円にしています。

入院保障は日額5,000円で、一生涯の保障です。

合計保険料は、

・ 50歳男性の場合 6,640円

・ 50歳女性の場合 4,824円

という結果になりました。

やはり50歳前後で保険を見直そうと思うと、特に男性は保険料が高くなります

オリックス生命の場合は入院保障が一生涯あるなど、保障内容が異なるので一概には比較できませんが、割戻なども考慮すると共済でもいいかな、と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。

退職金などまとまったお金が受け取れる場合は、保険や共済に頼らず、預貯金の中から医療費やお葬式代などを確保しておくようにしてください。

また掛け金が抑えられた分は貯蓄に回すなどして、老後のさまざまな出費に備えられるようにしていただければと思います。(執筆者:水谷 文枝)

《水谷 文枝》
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水谷 文枝

水谷 文枝

ファイナンシャルプランナー(AFP) 兵庫県在住。JA系の金融機関に就職し、資産運用の部署に携わる。その後、当時女性の採用がほとんどなかった某生命保険会社に、女性最年少で転職。約12年勤めた後、代理店勤務を経て、独立。「わからない」「難しい」「だまされる」というネガティブなイメージを持たれがちな保険やお金を、「わかる」「簡単」「活かす」というポジティブなイメージに変えていくために活動中。また単に「お金の知識を増やす」のでなく、「お金の意識を変える」ことをライフワークとしている。 寄稿者にメッセージを送る

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