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結婚したら家計の管理はどうする? 今増えている、「夫婦別財布」のデメリット

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結婚したら家計の管理はどうする? 今増えている、「夫婦別財布」のデメリット

共働き夫婦の割合は約6割とも言われています。

いまどきの夫婦のお財布事情は各家庭どのようにしているのでしょうか

いまどきの夫婦のお財布事情

共働き夫婦でお財布を一つにするか、別財布で管理するのか、家計の管理方法は結婚を機に、必ず夫婦で話し合っておいた方がよい話題の一つです。

家計の管理方法を話すことから、

「子供は欲しいか?」

「欲しいとしたらいつ頃がいいか?」

など、重要だけどセンシティブな話題に触れるきっかけにもなります。

最近は独身時代の延長で、そのまま別財布を続ける夫婦も増えています。

別財布の特徴やデメリットなどをご紹介します。

夫婦共働き家庭のお金の管理方法は?

共働き夫婦は結婚したら家計はどうする

共働き夫婦のお金の管理法は大きく分けて3パターン。

(1) 夫婦の財布は1つにし、お小遣い制。妻か夫のどちらかが管理するパターン

(2) 夫婦の財布は別財布。折半するなどルールが決まっており、さらにお互いの収支を公開しているパターン

(3) 夫婦の財布は別財布。それぞれが決められた負担分を出し、お互いの収支は把握していないパターン

30年ほど前は、専業主婦が主流でしたので、夫の給与を妻が管理し、お小遣いを夫に渡すパターンがほとんどだったようです。

現代はライフスタイルの変化に伴い、家計管理もだいぶ多様化しています。

「貯金が必要か?」、「子供がいるか?」などの視点も、家計管理方法を決める上で影響が大きくなりますね。

夫婦でお財布一つのメリット

夫婦でお財布を一つにし、それぞれがお小遣い制にするパターンはどんなメリット、デメリットがあるでしょうか。

・ お互いの収支を把握できる
・ 透明性が高く、不満が少ない
・ 一緒にためているという意識、貯金しやすい

などが良く言われるメリットです。

我が家もお財布一つで管理しています。

夫婦でお財布一つのメリット

夫婦でお財布が別のデメリットはお金の流れが見えにくく、貯金ができない

夫婦でお財布が別の場合は、「自分で稼いだお金をそれぞれが自由に使える」、というメリットがありますが、「お金の流れが不透明になりやすいというデメリット」があります。

さらに特徴として、お互いの収支を公開している夫婦と、お互いの懐には一切干渉しない夫婦と分かれます。

収入や職種にもよりますが、同じ家庭を築く者同士、ある程度の収支公開はすることをお勧めします

夫婦は信頼関係が一番ではありますが、知らないうちに借金をしていた、蓋を開けてみたらパートナーが貯金を一切しておらず、病気の時に困った、などの事例も見られます。

夫婦とはいえ、違う環境で育ってきた者同士ですので、

・ いくら収入があるのか

・ 何にいくら使っているのか

・ 貯金はいくらあるのか

はお互い積極的に公開し合っておきたいですね。

一番のデメリットは貯金がしにくいことです。

別財布を採用している夫婦の多くは、「それぞれの決められた負担額を出せば、残りは自由に使ってOK」という方式をとっている傾向があります。

「独身時代の感覚が抜けずに、残ったお金はすべて使ってしまう」ということもあるようです。

夫婦別財布の場合でも、家庭の貯金分を、それぞれが毎月出し合うと良いですね。

「子供が生まれてから貯金」をはじめても、なかなかお金はたまりません。

今までの習慣はすぐに変わりませんし、「子供の為」といって浪費しやすくなためです。

結婚したすぐ後から、別財布であっても夫婦として貯金をし、万が一の時に備えておくことが重要です。

夫婦別財布の場合、妻の産休、育休中はどうするのか?

妻の産休、育休をきっかけに別財布の夫婦が、共通財布にする夫婦も多いと思います。

出産、子育ては二人のことです。

しかしどうしても妻は働けない期間ができるので収入が一時的にとだえますし、復職しても時短の場合、給与は減収します。

そうなった際、「今まで通り生活費は折半」とはいかないでしょう。

別財布を継続する場合でも家事育児の分担や金銭の負担割合は話し合いが必要です。

別財布であっても夫婦として貯金していく

夫婦別財布の場合、離婚した時に財産分与でもめにくいのでは?

離婚する際、夫婦が別財布でお金を管理していれば財産分与でもめずに済むのではないか? と思いますよね。

しかし、婚姻中に形成した財産はすべて共有財産とみなされます

口座の名義人、不動産の名義人が誰であるかは関係なく、すべて分けることになるのです。

ここで注意したいのが、自分はたくさん貯金していたけど、相手はほとんど貯金をしていなかった、という場合。

もともと別財布でそれぞれが自立して管理していたのに、いざとなったら自分の貯金もへそくりも全て共有財産としてみなされ、折半されてしまい泣きを見る、という事例は多くあります。

ちなみに、婚姻時に財産に関して婚前契約を結んである場合は婚前契約の効力の方が強くなります

ただし、離婚を前提に財産分与についての契約を結ぶ夫婦は現状ではほとんどいないでしょう。

まとめ

しっかり話合いましょう

共働き夫婦がどんな家計管理方法を選ぶか、お互いのパートナーとしっかり話し合うことが大事ですね。

ちなみに我が家は、結婚当初よりお財布は一つにし、すべてのお金の流れを透明にしています。

夫の収入が上がればうれしい気持ちを分け合いますし、貯金もだんだんとできるようになってきました。

夫婦で別財布、という選択肢もありますが、より、夫婦の会話や価値観の摺合せが必要になってくると思います。

自分たちに合った方法が選択できると良いですね。(執筆者:比嘉 あゆ子)

《比嘉 あゆ子》
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比嘉 あゆ子

比嘉 あゆ子

営業の会社に10年間勤めた後、退職しライターへ。二児の子育て中。結婚当初はお金の使い方、貯め方が分からず、クレジットカードの引き落とし日にお金が用意できない!という事件もありました。その後反省して心機一転!保険や医療費、貯蓄の勉強を経て、2年間で貯金0円から200万円達成!そんな経験を活かし、お役立ち情報をお伝えしていきます。 寄稿者にメッセージを送る

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