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地震が発生した場合、「通帳・カード・印鑑」がなくてもお金は引き出せるのか? 万が一に備えておくべき「お金の知識」

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地震が発生した場合、「通帳・カード・印鑑」がなくてもお金は引き出せるのか? 万が一に備えておくべき「お金の知識」
地震大国である日本

地震大国である日本。


6月18日にも、大阪府北部で最大震度6弱を記録する地震が発生しています。

大規模災害が起きて、着の身着のまま避難所へ逃げなければならないときや、自宅の中へ入れなくなったとき、銀行へ預けていたお金はどうやって引き出せば良いのでしょうか。

今回は災害時のお金の引き出し方と、普段から備えておくべきことを紹介します。

通帳・カード・印鑑がなくても銀行からお金を引き出せる?

通帳やクレジットカード、銀行印が手元になくても、災害による緊急時には、多くの銀行で一定額までお金が引き出せる特別措置が取られるので、それほど心配はありません。

通帳などがない状態で引き出しを行うときは、窓口で本人確認書類を求められます。

運転免許証保険証は、財布などに入れて、できるだけ肌身離さず持ち歩きましょう

運転免許証や保険証は、財布などに入れて、できるだけ肌身離さず持ち歩きましょう。

実店舗のないネット銀行の場合は、コールセンターに本人が電話をかけることで、本人名義の他の金融機関の口座に、一定額を振り込むなどの対応をしてくれる場合があるようです。

ただ、ネット銀行は窓口がある金融機関に比べると、どうしても引き出しまでに手間がかかってしまいます。

災害時に備えて、近所に窓口がある金融機関に口座を開き、10万円程度のお金を入れておくと安心です。

避難バッグに資産管理リストと身分証のコピーを入れておく

避難バッグに資産管理リストと身分証のコピーを入れておく

筆者は災害時の備えとして、避難用の持ち出し袋に、資産管理リストと、身分証のコピーを入れています。

資産管理リストには、次のような内容をメモしています。

・銀行: 利用している全ての銀行の名前と口座番号

・保険: 加入している保険の会社名、保険商品名、証券番号

・クレジットカード: クレジットカードの会社名とクレジットカード番号

・各銀行、保険、クレジットカード会社のコールセンターの番号

資産管理リストがあれば、複数の金融機関やクレジットカードを利用していても、取りこぼしなく迅速に対応ができます。

ちなみに筆者は、資産管理リストを作っておいたおかげで、財布を紛失したとき、すぐにコールセンターに連絡ができてほっとしたという経験があります。

災害時以外でも役立つので、作成しておくことをおすすめします。

クレジットカードや電子マネーがあれば現金がなくても大丈夫?

キャッシュレス化が進む今の時代、財布の中に現金はほとんど入れず、普段はクレジットカードや電子マネーで決済しているという方も少なくありません。

しかし大規模災害が起きてしまうと、電子決済をする機器そのものが動かなくなる可能性があります。

普段はあまり現金を使うことがない方でも、緊急時用の現金は持ち歩くようにしておきたいですね。

緊急時に現金はいくら必要? どのように持っておくべき?

緊急時の現金は、どの程度必要なのでしょうか

緊急時の現金は、どの程度必要なのでしょうか。

地震の影響でATMが使えなくなった事例は多く、金融機関でも即日お金がおろせるようになるとは限らないため、当面の食料や日用品を買えるよう、2~3万円程度は現金で持っておくのがよいといわれています。

現金は、できるだけ千円札や500円玉などで用意しておきましょう。

東日本大震災が発生したとき、コンビニエンスストアやスーパーが再開されても、おつりを用意できない店が多かったそうです。

公衆電話を使う可能性もあるので、100円玉も持っておくと安心です。

筆者は自宅の鍵を入れているポーチに、緊急時のお金として1,000円分の100円玉と、1万円分の1,000円札を入れています。

財布の中に「緊急時用」として分けて現金を入れておくか、普段必ず持ち歩いているものに必要な金額を入れて、いざというときに備えておきたいですね。

災害時にお金で困らないために

店が開いたとしても、使える現金がなければ買い物もできません。

ただでさえ被災時には大きなストレスを抱えることになるので、「持ち合わせの現金さえあれば」と後悔する事態は避けたいものです。

「もしも」の事態が起きたときにも、落ち着いて対処できるように、

・ある程度の現金と身分証は持ち歩く
・資産管理リストを作っておく

といった備えはしっかりとしておきましょう。(執筆者:青海 光)


《青海 光》
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青海 光

都内在住、二児の母。大学卒業後、子育てをしながらIT企業でフルタイム勤務をしていましたが、夫の海外赴任に伴い退職。カオスなインドで3年ほど暮らしました。帰国後はライターとして、育児やライフスタイルに関する記事を中心に執筆しています。ストレスの貯まらない節約術やお得な情報をお届けします♪ 【保有資格】AFP、2級FP技能士 寄稿者にメッセージを送る

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