株式投資で個別の銘柄に投資をする際に、購入したときの10倍に株価が上がったら…

すごく嬉しいですよね。

そんな、株式トレーダーにとって最高の状況を狙う戦略が紹介されているのが朝香友博さんの著書「[テンバガー]10倍株で勝つ」です。

[テンバガー]10倍株で勝つ

≪画像元:Amazon

本書では、スクリーニングで銘柄を絞り込んだ上で、いくつかの条件に当てはめることで、「株価が10倍以上になる可能性が高い株」を割り出す手法になっています

10倍株になる基準というのは以下のとおりです。

・ チャートを確認して終値が1年半来の高値を更新している

・ チャートの週足を見て平均以上の出来高を達成している

・ 上昇優位のローソク足になっている

・ 時価総額1300億以下の銘柄

・ 経営陣の誰かが大株主になっている

・ 売り上げが5年前比で増収かつ次年の予想売上も増収

・ 予想営業利益が増益または黒字転換

・ 会社四季報でコメント内容がポジティブであること

・ 安全性を確認(自己資金比率30%以上)

楽天証券のスクリーニング機能を使うと、条件を満たす銘柄を絞り込むことができます。

目視しないと分からない部分をチェック

絞り込んだらチャートや四季報のコメント、株主に経営陣がいるかなどを目視しないと分からない部分をチェックします。

実際、私はこの基準に沿っていくつかの銘柄をリサーチして、実際に買ってみたりもしました。

その結果、残念ながら株価10倍は未だ達成できていないものの、株価1.5倍~2倍程度であれば、達成する銘柄はいくつか出てきています

株価1.5倍~2倍程度なら達成できる

今後、株価の上昇局面があった場合にも指針になる一冊

そもそも、この本の出版当初と比べると日経平均はかなり上昇しています

アベノミクス相場で底値圏から急上昇する過程においては、この方法で10倍になる銘柄も見つけられたんだろうなと思います。

また、今後さらなる株価の上昇局面があった場合、そのときに大きく株価が上がる銘柄も選ぶ指針になることでしょう。

なお、利益確定のタイミングとしては、株価10倍になるまで、ずっと持っているというわけではありません

複数単元の株を購入し、購入価格から2倍、3倍、10倍の上昇のタイミングで、分けて売っていきます。

ですので、仮にテンバガー銘柄と出会えても資産が10倍になるわけではありません

100円で5,000株を購入した場合

一例で言えば100円で5,000株を購入した銘柄があったとすると、

200円になったときに2,000株
300円になったときに2,000株
1,000円になったときに1,000株を売るプラン

になります。

そうなると、すべて売却する時点で税金や手数料を無視すると、売却金額の総計は200万円になります。

50万円 → 200万円で資産4倍ですね

柔軟性を兼ね備えた投資スタンスを推奨しています

柔軟性を兼ね備えた投資スタンス

実際の運用では、ある程度銘柄を分散しながら投資をしていくので、数年かけて2~3倍に資産を増やしていく。

というイメージで運用をしていくのが本書の特徴です。

テンバガーの夢を追いながらも、リスク分散や現実的な利益確定も行っていく、柔軟性を兼ね備えた投資スタンスを推奨している1冊なのです。(執筆者:守屋 信一郎)