『現役会計学教授が書いた「科学的」株式投資の教科書』から学ぶ、投資銘柄の選定に必要な「3つの条件」とは

株式投資をこれからはじめたい方は、どんな基準で買うべき銘柄を選べばいいのか?

おおいに悩むところだと思います。

また、すでに株式投資をされている方にとっても、それは同様。

「この会社の商品が気に入っているから、きっといい会社なんだろう!」

「株主優待がお得だから!」

といった、なんとなくの根拠で投資する銘柄を選んでいる人も多いのではないでしょうか。

書籍「現役会計学教授が書いた「科学的」株式投資の教科書」では、銘柄選定の明確な基準が示されています。

株式投資をするなら絶対に読んでおきたいおすすめ本現役会計学教授が書いた「科学的」株式投資の教科書

≪画像元:amazon

たしかに、良い商品やサービスを提供している会社は伸びていく可能性は高いでしょうし、株主優待が魅力的な会社の株価が伸びることはあります。

しかし、それは多くの場合定性的な判断であり、数字による明確な根拠はありません。

本書での銘柄選定の基準は「東証一部上場企業」と「国際優良企業」と「財務優良企業」の3つの条件を満たす企業の株を厳選して購入することです。

東証一部上場企業については、簡単に見分けることができることだと思います。

では、「国際優良企業」とはどんな企業なのでしょうか?

1. 国際度…海外売上比率が30%以上

2. 知名度…1日平均の売買代金が30億円以上

3. BPSの値が500円以上、自己資本比率が20%以上

この3つを満たすものが「国際優良企業」の銘柄であると考えます。

そして、「財務優良企業」は、

1. 財務安全度…BPSの値が1,500円以上、自己資本比率が75%以上

2. 安全POINT…BPSと自己資本比率の積数が大きい

の条件を満たす銘柄を言います。

これらに当てはまる銘柄を自力で探し出すのはちょっと大変ですが、本書には当てはまる銘柄が一覧にされているので、とてもわかりやすいです。

条件を満たす銘柄を買いのタイミングで購入して売りのタイミングで売却することを繰り返していくのみ。

では、買いのタイミングはいつか?

以下の4つのポイントで考えます。

1. 過去の安値データのPBRに近づいたとき

2. 企業の過去数年の利益推移が堅調なら買い、冴えない場合は買わないか歴史的な最安値付近で買う

3. 配当利回りが3%以上で買いを検討。5%以上であれば底値圏を疑う

4. チャートの13週移動平均線が下向きから上向きに変わるポイント


で買いを入れます。

そして売りに関しては、

1. 過去の高値データのPBRに近づいたとき

2. 今期のEPSの予想値が10%以上、下方修正されたら売り

3. 配当利回りが2%を切っていたら売りを検討

4. 底値から30〜50%の上昇をしたら売りを検討


などの指標を使って、高値圏で利益確定ができそうなタイミングで株の売却をします

数か月から長くても1年程度のスパンで売買を行っていくことを推奨しています。

また、ロスカットのタイミングとしては、底値だと思ったところから1〜3割り程度下がったら損失を確定させます。

やはり、底値を見誤ったり、業績の急激な悪化もあり得ることですので、そういった場合はいったん撤退です。

なお、本書後半では、配当利回りに着目しての、投資法なども紹介されています。

本書は2013年に発売の書籍ですが、このとき紹介されていた銘柄は、軒並み高値になっていて、本書の手法の有効性が確認できます。

投資する銘柄選びの参考に本書を使ってみてください。(執筆者:守屋 信一郎)

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