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「年収1000万円」でも年間貯金額はいくら? これでも隣の職場が青く見えますか?

ライフ 働き方
「年収1000万円」でも年間貯金額はいくら? これでも隣の職場が青く見えますか?

お盆って何なのでしょうね。

ご先祖様をお迎えする仏教の行事…とのことなのですが、仏教って輪廻転生をうたっているはず。

ご先祖様、転生しなかったのかしら。

と、お盆自体には疑問があるのですが、会社員や公務員の方々が堂々と長期休暇を取得できるというお盆休みについては、一点も異論を差しはさむつもりはありません。

休みは素晴らしい。

休みは美徳です。

私の夫もしっかり1週間休んでくれました。

日に日に子どもが夫との仲が深まっていくのが目に見えて、たいへん微笑ましかったです。

お盆休みに耳にする、どこかの職場の「年収1000万円オーバー」

お盆休みに耳にする、どこかの職場の「年収1000万円オーバー」

そんなお盆休みなのですが、実は「百害あって一利なし」ならぬ「百利あって一害あり」なのではないでしょうか。

というのも、楽しい「お盆休み」には「休み明け」が存在するからです。

しかも、お盆休みは親戚や旧友と情報交換をする機会でもありますから、そこで

「ダレダレはもう部長にまで出世した」

だとか

「ドコドコに勤めていると30代で年収1000万円を突破するらしい」

だとかを耳にすることもありますよね。

いや、またしても夫がブツクサ言っていたのですよ。

「あれを頭の片隅に置いたままで来週から働くのか~、モチベーションが上がらんなぁ…」

って。

そんな人はけっこう多いのかしらと考え、論破してみます。

「年収1000万円、年間貯金額は?」

「年収1000万円、年間貯金額は?」

収入にばかり目がいくというのは困ったものです。

たくさん稼ぐ人は、たくさん使いますから。

「年収1,500万円、40歳代独身、現在貯蓄残高ほぼゼロ」

なんて話、耳にしませんか?

「貯金額がすべて」だと言うつもりはありません。

しかし少なくとも「収入がすべて」ではないと思うのです。

私の夫は世間様よりは少し多めにいただいてきているようですが、年収1,000万円には遥かに届かない(たぶん転職しない限り一生涯届かない)人です。

それでも、実は小中学生よりも教育費がかかるという幼稚園児を抱えながら(私立幼稚園と公立小中学校を比較した場合)、昨年は100万円貯蓄できました。

子どもたちが義務教育段階に入ったら、いやいや幼児教育無償化が実現すれば、一気に貯蓄は加速する見込みです。

「年収多くて年間貯蓄10万円」と「年収少なくて年間貯蓄100万円」と、どちらが良いですか?

もちろん貯蓄が少ないということは、それだけ豊かな消費生活をしているということですけどね。

しかし、資産を積み重ねることが将来を切り拓くうえでは大事だと思うのです。

問題 「30歳で家が建つ。40歳で何が建つ?」

30歳で家が建つ。40歳で何が建つ?

こんな話もあります。

超高収入で名の知れたある企業から流れてきた自虐ネタの噂です。

「30歳で家が建つ。40歳で○○が建つ」

30歳でマイホームとは、きっとローン無しということなのでしょうか、うらやましいですね。

さて40歳になると何が建つのでしょう?

答えは「40歳で墓が建つ」なんですって。

「用意できる」って意味ではないですよ。

墓にはもちろん入るんです。

実際には、さほどは死なないんでしょうが(まったく死なないと強く思いたいのですが)、高収入だけど激務すぎて、まるで命がどんどん削られていくようだと感じているエリートサラリーマンは少なくないのではないでしょうか。

はい。高収入の人、特に不動産など不労所得がある人を除いたサラリーマンには理由があります。

常在戦場でストレスフルな毎日にやりがいを感じている人なら良いんですよ。

だけどそれ、少数派なのではないでしょうか。

アナタ、健康を害してまでお金を使いたいんですか?

私はアナタに健康で長生きしてほしい。

もちろん医療費がかさむのがイヤだというのもありますが、元気なのが一番ですから。

健康だって、資産なんです。

午前様でも良いのかい?

収入は多いけれど、良くても終電、悪ければタクシー帰り

それに「年収1000万円」、もしかしたら相当な残業手当が含まれているのかもしれませんよ。

「収入は多いけれど、良くても終電、悪ければタクシー帰り」なんていう話も聞いたことがあります。

アナタ、ほぼ毎日子どもたちといっしょに夕食をとっているじゃあないですか。

日が長い時期は明るい間に帰ってきますよね。

子どもをお風呂に入れたりちょっとした家事もやってくれたりするから、私にとってもありがたい。

時間だって、資産なんですよ。

子どもが寝た後は本を読んだりゲームをしたり、とっても楽しそうなアナタ。

充電しないと動けませんものね。

それにきっと何かきっかけがあれば、一念発起して勉強し直し、スゴイ人になってくれるのかもしれませんしね…。

いちばんの資産は…?

そういえばアナタの生きる目的は「幸せになること」でしたよね。

立派な目標だと私も思います。

それでは、お金、健康、時間、…。

幸せのためにいちばん重要なのは何でしょうか?

そりゃあ人によって、その答えはさまざまだと思います。

だけど、私はこう思う。

子どもたちを連れて帰省したときの、おじいちゃんおばあちゃんの幸せそうな表情は他にありませんでした。

孫、そしてひ孫って、そんなに良いものらしいですよ。

家族。これが何よりもの資産なのではないでしょうか。

>家族。これが何よりもの資産

遮二無二働くのも良いですが、今すぐそばにある私、そして子どもたちという資産を大切にしてくださいね。

アナタ、たくさん資産がありますね。

それでも隣の職場が青く見えますか?(執筆者:徳田 仁美)

《徳田 仁美》
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徳田 仁美

徳田 仁美

関西地方都市在住の30歳代主婦。某私立大学文学部卒。「良いものを長く使う」「不健康が最大の損失」「家族円満は無料で最大の幸福」を心がけて、主婦業を営む。夫の収入で家計を管理する、現在は2児の母。子だくさんでも成立する家計を模索。家計とは別に、結婚前の貯金を株式投資やFXなどで運用する。投資歴は8年程度。最近は新しい時代を作ってくれそうな企業に注目している。 寄稿者にメッセージを送る

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