目次
学習用教材費は節約しにくい

教育費は、子どもが生まれてから社会人として自立するまで欠かすことができない家計の出費です。
長期間にわたって取り組む必要があり、しかも子どもの学年が上がるにつれて負担は増加していきます。
途中で息切れすることなく、受験や入学準備などの高波を乗り越えていくためには、抑えるべきところはとことん抑えるなど、メリハリの効いた予算配分を行うことが欠かせません。
そこで今回は小学生時代の教育費、中でも「学習用教材費を安く済ませるコツ」をお伝えします。
やり残したドリルや通信教材。ちりも積もれば負担増!
親がよかれと思って問題集や通信教材を与えたものの、最後まできっちり取り組めたのはその中のごくわずか。
実はこれ、我が家のあるあるです。
子どもと一緒に選び、「これならできる!」と了承を取ったにもかかわらず、数ページだけ書き込んだワークブックが家に転がっている状態は見るも無残です。
「自分には合っていなかった」
というのが主な理由で、残念ながら、いったん興味がうせて手放した教材を子どもが再び手に取って取り組むことはありませんでした。
当たり外れがあるのは仕方ないものの、やはり数ページ書き込んだだけで用無しになってしまう問題集って本当に無駄です。
1冊あたりは1,000円以下だとしても、数が増えていくと「ちりも積もれば」で出費がかさみます。
1年、3年というスパンで見るとかなりの金額です。
そこで「やり残した問題集」の無駄をなくすために、我が家では、問題集の選択方法や調達先を変えました。
ドリルや問題集はタダで手に入る
実は、今やネット上にはたくさんの問題集がころがっています。
「小学生 ドリル」などと検索すれば、無料でダウンロードして手に入る教材が山ほどあるのです。
と心配されるかもしれませんが、ご安心ください。
教材を提供サイトの中には、教育関連の出版社や学習塾などとコラボした教材もありますし、質も量もしっかりしています。
他にも各都道府県の教育委員会などが作成し、自治体のHP上に掲載されているドリル類などもあります。
学習指導要領にも準拠していますので、こちらも家庭での学習にぴったりです。
・ 東京ベーシック・ドリル

・ 学力向上ワークシート(埼玉県)

・ ちばっ子チャレンジ100(千葉県)

たとえ家にパソコンやプリンターがなくても、今は、スマホにダウンロードしてコンビニで印刷することだって可能です。
試しに数枚からはじめてみても損はないと思います。
中身を見て自由に選択=無駄がない!

ネット上にある教材は、たくさんの種類の中から自由に選択でき、子どもに合わないと思えばスグに止められます。
そして一番の魅力は、コスパの良さです。
勉強したい単元や分野を絞るなどして、必要な分だけを取り出して利用できます。
もちろん印刷代はかかりますが、やり残した問題集が何冊も増えていくことに比べると、費用の負担はかなり抑えられます。
子どもが苦手とする分野はイラストが豊富で楽しみながら学習できるドリルを選択し、得意な科目は1つ上の学年のドリルに進む、といったつまみ食いもできます。
また学年が上がるにつれて、
国語では「漢字・読解・文法」
算数では「計算・文章題・図形」
というように、問題集も単元ごとに種類が分かれていく傾向があり、すべてを市販の教材で揃えるとかなりの額です。
小学生のうちはこういった教材を上手に使うことで、教育費を使うよりためる期間に変えることだって可能です。
ぜひ、1度チェックしてみてくださいね。(執筆者:橋 正子)