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【今週の日経平均を考える】調整と決算発表への思惑

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【今週の日経平均を考える】調整と決算発表への思惑

前週の押す流れから調整の雰囲気を出して始まり、BOXレベルで止まれるのか? 本格下落入りとなるのか? 見極めの週となりましたが、結果が出るに至らず週末入りしました。

とりあえず今週の初めの動きで先々週までの急上昇は、明確に終焉としてトレンドを守り切れるのか? となりましたが、短期的な上昇も維持できなかった雰囲気です。

ただ、中期的な上昇トレンド維持を示すトレンドラインは、時間帯としては割り込みましたが、終値では維持する動きとなりました。

このまま維持できるかは、今のところ断定できないところですが、後半はこのトレンドラインを意識したことは間違いないと考えます。

そのトレンドラインは前回、記載していますが、3月26日と7月5日の安値を結んだラインですが、長期で見たときも月足チャートで2016年6月と同年11月と同じ角度で同じラインとなっています。

とても重要なトレンドラインとして週明けこのラインを維持できるかで未来に対しての重要な判断になるのではと考えます。

世界経済はいつ大きく崩れてもおかしくない状況です


今月から始まっても来年からか? もしくは2年ぐらいは好景気を維持できるのか?

先行きは見えないですが、布石になるかもしれない今週の動きとなっています。

国内に関しても7日の日曜日の日経の1面に記載の記事から、不動産市場の悪化を示す内容も国内のバブルへの懸念が出る状況です。

ただ、これらの事がすぐに株価に影響が出るか?は微妙です。

したがって今週の暴落に関しては週明けの動きでは反発という可能性も考えられる状況です。

そして米国の動きは下げ渋りを見せて、日経先物 CMEともに100円ちょっとの下げとなっています。したがって週明けの寄り付きは現状小幅安が見込まれます。

ただ、週末算出のSQ値2万2323.75円は金曜の大引け、週明けの寄り付きも上となることでSQ値がサポートラインとなり反発という先月と同様の動きが想定されますが、どうなるでしょうか?

日経先物の日足チャートでは2日間(最終の足は確定していない)たくり線で安値が20円誤差の横並びで、毛抜き底に見える形状です。この辺りも反発を示唆しています。

ただ、今週これだけの急角度で下落したこと、25日線を窓空け大陰線で割り込んだことは現実で、大幅下落の始まりを示している可能性は高いと考えるべきチャート形状です。

その上で短期的な反発が起きたときの対応が重要になります。

そして前から申しているBOXの可能性もまだ否定できないので、下限 上限の目途を立てて意識することは大事であると考えます。

私的な見解としては、リスクはあるものの現状の材料では、このまま下げていくという考えより再度 値を戻していく方向で見ています。

この後の展開として、今月は10月後半に始まる9月末の第二四半期の決算発表があり、その発表に向けての投資家の見立てとしては好内容を期待している状況であると想定されるので、ある程度 下げたのちは決算に向けた買いが入ると考えます。

決算発表が落ち着いたところで、一旦利確はあると考えますが、例年のパターンとして11月後半から12月前半に向けて円安、株高という流れ想定されます。

今年が例年通りとなるという確証はないものの、確率的には高いことなので備えていこうと考えています。

従って今の下げどころは買い場探しという考えでおります。

現状分析

5日線


今週は一週間を通して下向きです。

位置としては下に乖離した状況のまま一週間を経過しました。

いったんこの後、乖離を詰めた後、再度下げるのか? 反発となるのか? 乖離を詰めたところでの方向感を見極めたいところです。

25日線

今週上向きだったものが下向きとなりました。

位置としては週初め上を推移していましたが、週半ばに窓空けで25日線をまたいで下に割り込み下に乖離した状況で週末入りとなりました。

この動きからこのまま下落となり下落の始まりを示したのか? BOXという流れの動きで25日線に関しては、またぎ続けて抵抗線として機能しない状況となるのか? の見極めが今後必要になり、この後の反発があったとき25日線との株価の絡みがどのようになるのか? 注目ポイントです。

75日線

上向きを維持しております。位置は上を推移していましたが、週後半に下に割り込んで週末入りとなりました。

同意位置に100日、200日線もありこの辺りで下げ止まれるか注目です。

トレンドライン

上記記載の3月、7月の安値の切上がりのラインをサポートラインとできるかが非常に大事なポイントとなると考えます。

さらに下抜けしたときは、横軸として2万2000円が維持できるかもポイントになります。

フィボナッチでは、3月の安値からの上昇に対して50%近辺で今のところ下げ渋っています。

ここで止まれるか注目ポイントにおります。

テクニカル指標


一目均衡表をみると現状、雲にぶつかって下げ渋った動きとなっており、7月8月9月の下げたポイントと同じ動きに見えるのは私だけでしょうか?

遅行線は日々線にぶつかったところで反発しそうな雰囲気が出ています。

天底一致理論では週明け3日間は反発して戻り高値ないしネックラインを作るかなという想定もされます。

ボリンジャーバンド

前回記載の通りバンドが開いたのち-3σが波うちしています。

この動きはBOX示唆ととれる状況です。

その中で、-1σを割り込んで反発の雰囲気という状況です。

現状では-1σを下減としたBOXと考えますが、さらなる下げで-3σ到達となると下への加速で下落というトレンドを示すことになると考えます。

週明け見極めとなりそうです。

スローストキャスト

売られすぎゾーンでゴールデンクロスとなりました。

この後、2本のラインがしっかり上まで上がるか? 途中で折れてデットクロスとなるか? 見極めです。

総合判断


BOXの可能性を一番として、下限を2万2000円と考えるか? 2万2500円と考えるか? と思うのをメインとして底割れの可能性も視野に入れます。

BOXであれば週末は買い場だったという事になりますが、どうなることでしょうか?

非常に勢いのある下げです。

このまま下落という可能性も消せない状況での週末 しっかりと今後の戦略を整える必要があります。

過ぎ去ったことは、どうにもならないので、これから来る未来の対策をしっかりいたしましょう。(執筆者:城 晶子)

《城 晶子》
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執筆者:AFP、FP2級 城 晶子 城 晶子

きらトレ・きらストレッチ代表/トレーダーズアカデミー講師/個人投資家 現役の個人投資家。証券会社勤務の経験を経て、株式投資に目覚める。スキルアップのため、トレーダーズアカデミーに入学し【上げ相場でも・下げ相場でも利益を取る】技術を習得。見てわかるきらめきチャートを考案し、きらトレ代表として自身の長年培った知識と経験を生かした手法を伝授。どんな相場でも利益の出せる手法を学べる講義に定評がある。夕刊フジ株1グランプリ月間チャンピオンの経歴を持つ。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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