「失業保険、もらいきるまで絶対働かない!」は損。「働いた方が得する」4つの理由をお話しします。

「ブラック企業」なんて言葉が流行語になったかと思えば、目にしない日がないくらい当たり前の言葉になってしまった昨今。

きっと彼も嫌な思いをしたのでしょうね。

聞いてしまいました。

失業保険もらいきる

「オレは今働かなくてもお金がもらえるから。働いちゃうと損だよね。だから、全部もらいきるまで絶対に働かないんだ!」

今回はこの「失業保険もらいきる」発言を全力で否定します。

労働で得られるもの

労働で得られるもの

1. 賃金

まずはこの雇用保険で得られる求職者給付、いわゆる失業保険でもらえるお金は、(ご自身も気づいておられると思いますが)決して高額ではなく、離職前のお給料の5~8割どまりです。

ですから、もし再就職して前職と同じようなお給料が受けとれるなら、その方が収入は多くなります

だから働いた方が得なのです。

2. 社会保険料

ん? 働かずにもらえるなら5割でも価値があるって?

よっぽど前職で嫌な思いをしたんでしょうね。

それではもう一つ加えましょう。

社会保険料です。

年金保険や健康保険などの社会保険料は、労働をしている間は所得税と同じように手取り給料を減らす存在に見えます。

しかし年金保険や健康保険の保険料は労働者と雇用者が折半、雇用保険だって会社が保険料の一部を負担してくれていたのです。

それが、働かない間は100%自分で負担、あるいは(実は違法ですが)無保険状態になってしまうわけです。

このダメージじわじわと、そして忘れたころに効いてきますよ。

3. 無形資産

もしかしたら前職でひどい目にあったアナタにこんなことを言っても実感がわかないかもれませんが、実はお仕事は人生にお金以上の価値を与えてくれます。

「人生100年時代」を流行らせた【LIFE SHIFT】には、お金などの有形資産と区別して、無形資産の重要性を訴えています。

無形資産とは、生産性資産(知識や人脈,評判など)や活力資産(友人関係や人生のバランス,健康など)そして変身資産(自分についての知識や多様な人的ネットワーク)のことです。

3つに分けているくせに、どの資産にも人間関係を表すものが入っているところがおもしろいですね。

人は人間によって輝くものなのでしょう。

仕事から離れてしまったアナタ、人間とかかわっていますか?

人間と出会うためには、何かの組織に所属するのが近道。

仕事以外でそれができるのがベストなのでしょうが、実は職場は人間との効率の良い出会いの場でもあるのです。

それにお仕事をすると、人間関係だけでなく規則正しい生活が手に入ることが多いですよね。

「それがイヤなんだ」という気持ちは分かりますが、それで健康が維持できているのは否めませんよ。

4. 再就職手当

それでもやっぱりもらえるお金がもらえなくなるのはイヤだって?

仕方ないですね。

とっておきのものを紹介しましょう。

雇用保険の求職者給付をもらっている途中の再就職に成功すると、ボーナスがもらえます!

給付金受給中の再就職ボーナス。

その名は「再就職手当」です。

・1年以上の継続雇用が見込める

・前職と同じ雇用主ではない

・3年以内に再就職手当をもらっていない

などの条件がありますが、

・求職者給付の受給日数が3分の1以上残っている:残日数分の給付金×60%

・求職者給付の受給日数が3分の2以上残っている:残日数分の給付金×70%

これが、一括で受けとれるのですのよ。

数十万円になることだってあります。

もちろん、新たな雇用先からのお給料は受け取りながらです。

これでも「働かないほうが得」なのでしょうか?

働いちゃったほうが得だと、私は思いますけどね~。

専業主婦の再就職も雇用保険を狙ってみる

専業主婦の再就職

ということで、再就職にはメリットがたくさん

特に読者のみなさまには、雇用保険制度で得られる「4. 再就職手当」をご理解いただきたいと思っています。

ところでこの雇用保険制度、いわゆる「130万円の壁」とは全然違うところに「壁」があるのはあまり知られていません

雇用保険の加入は、以下の3点を満たせば雇用者の義務となります。

・学生ではない

・31日以上雇用する見込みがある

・1週間当たりの所定労働時間が20時間以上

パートなら多めの時給1,000円で毎週20時間、1年間52週間働くとすると、給料の合計は104万円

多くの主婦にとって、「雇用保険の壁」は130万円よりも手前に来そうです。

もちろん保険料負担は発生するのですが、130万円の壁には尻込みしても、こちらの壁は狙って越えてみる価値があるのではないでしょうか?(執筆者:徳田 仁美)

この記事を書いた人

徳田 仁美 徳田 仁美»筆者の記事一覧 (123)

関西地方都市在住の30歳代主婦。某私立大学文学部卒。「良いものを長く使う」「不健康が最大の損失」「家族円満は無料で最大の幸福」を心がけて、主婦業を営む。夫の収入で家計を管理する、現在は2児の母。子だくさんでも成立する家計を模索。家計とは別に、結婚前の貯金を株式投資やFXなどで運用する。投資歴は8年程度。最近は新しい時代を作ってくれそうな企業に注目している。
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