いつか行く道、それは葬儀。
取り計らう立場となり、いつかはあげてもらうのがお葬式です。
実際にお葬式にはどのくらいの費用がかかり、どんな負担感があるのでしょうか。
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目次
そもそも葬儀には、どのくらいお金がかかるのか
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関西では「冠婚葬祭ベルコ~♪」でお馴染みの株式会社ベルコの公式ホームページによると、葬儀の平均は250万円程度なんだとか…。
実際に葬儀を上げた方はどのくらいの費用がかかったのでしょうか。
戒名代が立派なものが見栄えしますと勧められ、100万円かかったのが今考えれば失敗でした。
墓石代を含めると費用はもっとかかりますから、前もって備えておくに越したことはないと思います。」(50代男性・会社員)
棺桶やお花など、最終的には燃やしてしまうものの値段が意外に高く負担に感じました。
合理的にしようと思っても、参列者の方への見栄えという点で高いものを勧められ、これでいいのかと迷いながらでした。」(50代女性・専業主婦)
義父母には蓄えもなく、死亡保険金が下りるまではひとまずこちらで立て替えるのも負担に感じてしまいました。」(40代女性・会社員)
葬儀の規模や人数によって大きく差が出てきそうですが、それでもやはり大きな額が必要になるということがわかります。
葬儀で感じる負担感は、どんなところから感じるのか
実際に葬儀をあげた人だけがわかる、相当な負担感というものを前もって知っておけば少し安心できるのではないでしょうか。
皆さんは、葬儀のどんなところに負担感を覚えているのでしょうか。
最低限でいいと思っていましたが、あれこれ口を出され、あまり低い金額にできなかったことに一番負担感を覚えました。」(40代女性・専業主婦)
親族間の意見の相違が、より心労となるということがわかります。
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とさまざまな気持ちが入り混じってしまうのです。
香典などでどの程度まかなえるのか分からなかったので、手出しがどのくらいの金額になるか、それをすぐ用意できるのかドキドキしました。」(40代女性・専業主婦)
まとまったお金が手元になく、慌てて資金繰りをしたという人も少なくありません。
いざというときのためのお金って、やはり大事なのですね。
霊柩車は白いバンが基本料金なので、普通の霊柩車に変更する際の差額費用など、別途申し込まなければ葬儀が執り行われない部分での追加費用が互助会積立金の3倍くらいかかったことです。」(50代女性・パート)
互助会に入っていれば大丈夫!と安心していたのに、裏切られたような気持ちになってしまった方もいるということがわかります。
費用に含まれるものと、別途実費負担が必要なものがあることも知っておくべきといえます。
自分が死んだら…? 準備の必要性と、具体的方法を探っておこう
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もしも自分が死んでしまったら、誰がどのくらいの苦労をするのだろう…。
そう考えるとなんだか辛くなってきますよね。
誰だっていつかは終わりを迎えるのですから、自分が亡くなったときのことは元気なうちにしっかりと考えておきたいものです。
今回筆者が実施したアンケートによると、
・「前もって準備をしておくべきと考えて、準備を進めている」… 約半数
・「準備したいと思いつつ、まだ行動に移せていない」… 3割
・「準備していない」… わずか
・「準備はできている」… さらにごく少数
という結果になりました。
自分が死んだあと、まだ生存している配偶者や娘、息子に迷惑をかけたくないと思う反面、どう準備するべきか悩んでいる人も存在しました。
葬儀での負担感を軽減するためにどんな備えが必要か、わたしたちに出来ることについて探っておきましょう。
また、その際1人では葬儀などを行うことも難しいので頼れる知人、できれば亡くなった方に詳しい親族などに声をかけやすいように連絡先なども書いておくとよいでしょう。」(50代男性・会社員)
心理的な負担感は、前もって準備しておくことで大分軽減できそうです。
一方でやはり、金銭的な負担感が問題となってくることがわかります。
保険金もすぐには下りず、いつ下りるのか…とそわそわして落ちかなかったので、自分は預金通帳をしっかり用意しておこうと考えています。」(40代男性・公務員)
保険金の受取人になっている場合は、必要な書類を送付してから間もなく保険金がおります。
一方で、受取人となっていない場合は受け取ることが出来なかったり、受取人が正しく設定されていなかった場合は手続きに時間がかかってしまうので要注意です。
さらに、預金通帳は名義人が死亡したら遺産の使い込みを防ぐために銀行口座は凍結されます。
通帳さえあれば大丈夫でしょ?という考えはダメなようです。
にかかっているともいえます。
この時代になんて原始的なのでしょうか。
葬儀は人の尊厳に関わるとてもデリケートな問題だからこそ、慎重な選択が迫られます。
負担感をなるべく減らすべく、今一度親族間や夫婦間で話をする機会をもってみてはいかがでしょうか。(執筆者:三浦 希枝)