2019年、激動の株式相場でも勝てる3つのコツ 納得できなければ手を出すな

昨年2018年は、株式相場も為替相場も例年になく変動幅(ボラティリティ)が小さかった年でした。

そんな年の翌年は、変動幅が大きくなることがアノマリー(投資の格言)として知られています。

今年2019年は大発会から為替も株価も乱高下する、変動幅が大きい動きで始まりました。

この激動の株式相場で勝つには、やるべきことと、やってはいけないことを理解して投資する必要があります

相場の波に合わせて勝てるコツを3つ、一緒に考えてみましょう。

2019年の株式相場3つの動き

2019年の株式相場3つの動き

2019年は世界的に景気減速がはっきり見える年になりそうです。

個別銘柄の株は事情が様々なので、ここでは日経平均株価を元に日本株式相場全体の動きを考えてみましょう。

1. 景気と株価の流れ

アメリカの景気頭打ちは世界中の株価に影響しますが、昨年末から景気敏感株と呼ばれるIT系企業や半導体企業の株価は乱高下を続けています。

アメリカでは景気拡大に伴う物価上昇に合わせ金利利上げが続くはずでしたが、2019年は0回または1回まで予想が低下し、景気頭打ちが年明け早々に顕在化しました。

2. 為替は円高方向に

アメリカの利上げ停止は、為替相場に影響を及ぼします。特に日本円には「円高」として返ってきます。

アメリカおよび新興国の株価が上昇しても、@110円未満の円ドル相場が続けば、なかなか日本の株価は上昇しません。

3. 日本は三重苦の状態に

日本においては2019年度の企業利益予想が2018年度に比べ減益見込みの企業が増え、実際に10-12月の上場企業は前年比減益実績となった模様です。

また上記のような円高局面が来れば、輸出企業を中心に企業利益は伸びず、株価は低迷します。5月以降に集中する2019年度の業績予想も、後ろ向きな予想(減益見込み)になるでしょう。

さらに今年10月には消費税増税が待っています。

決して不況に陥るような不景気になるほどの悪さではないものの、この三重苦を見越して株価は動くので、今年の株式相場で勝つために、いくつかのコツが必要になります。

2019年の株式相場で勝つ3つのコツとは?

2019年の株式相場で勝つ

株式相場には、必ず上下動があります。焦らず、急かされず、上下動の波を捉えれば、今年の株式相場でも勝てるコツが3つあります。

1. 買うタイミングはこの2パターン!

一つは日経平均の株価純資産倍率「PBR」が1.0倍を切ったタイミングです。

この指標はリーマンショック級の下落相場にならない限り、上昇相場に反転するシグナルです。

決算発表が集中する5月前後で、切ってくるタイミングはあると思います。

もう一つは大きな下落局面(クラッシュ)が起きた時に、半値戻しまで戻ってから後追いで買うことです。

それも短期間に10%以上の下落が起きた場合は、飛びつかず半値戻しまでタイミングを待ちましょう。飛びつくと、2番底3番底の下落に巻き込まれることもあります

2. 深追いせず、10%上昇で手を打つ!

2019年は大きくじっくりと値上がりを待つより、ヒット&アウェイで10%値上がればOKとして売却しましょう。

個別株やETFなら、指値で上昇益を確定させておくことをお勧めします。

3. 投信よりはETFを活用しよう!

銀行等で販売されている投信(非上場型)では、1日の中で大きな上下動があっても終値でしか売買できません

また指値で売買できないため、せっかくのタイミングを逃すこともあります。

そこで今年はETF(上場投信)での売買をお勧めします。

証券会社に口座開設が必要となりますが、日経平均225はもちろん、株価が下落しても逆に値上がりするベア(インバース)型ETFもあります。

今年はリスクもリターンも大きい

株式運用はそもそもリスクを負う投資ですが、今年は特にリスクもリターンも大きくなりそうです。

納得できなければ手を出さない、より慎重になるなど、自身の知識と許容範囲を理解して、投資を楽しみましょう。(執筆者:中野 徹)

この記事を書いた人

中野 徹 中野 徹»筆者の記事一覧 (43)

1970年生まれ。大学卒業後、銀行・証券・保険と金融3業態全てにおいて勤務経験を持ち、実務経験を踏まえた客観的なアドバイスに強みを持つ。お金にまつわる専門知識を分かりやすく、販売側の都合を排除したポイントを解説していきます。趣味は料理とアメリカンフットボール観戦。
【寄稿者にメッセージを送る】

今、あなたにおススメの記事
本サイトの更新情報をfacebook・Twitter・RSSでチェックしましょう