税金って何だろう?

私は、リア

不思議に思ったことは、何でも質問して解決したくなっちゃうんだ。

税金って高い!

って言っている大人の人の言葉を聞いて、

「税金って何だろう?」

「どうして払わなくちゃいけないんだろう?」

って思ったことはないですか?

そこで今日は、私が小学生代表として、税金について聞いてみようと思います。

それでは、税務署突撃インタビュー開始します。

突撃インタビュー第2弾! リア「税務署」へ行く

今回、インタビュー取材をOKしてくれたのは、徳島県にある「徳島税務署」です。

りあちゃん、税務署へ

税務署に入ったら、職員の人たちはみんな忙しそうにバタバタしていました。

阿瀬川さん:「こんにちは!」

税務署の阿瀬川さん

-うわっ! あ、あなたは、だ、誰ですか?

阿瀬川さん:「私は、阿瀬川(あぜかわ)と言います。この、徳島税務署の広報担当です。あ、簡単に言うと、徳島税務署のことを、みんなにたくさん知ってもらうお仕事をしています。よろしくね。」

-よ、よろしくお願いします…

阿瀬川さん:「ところで、税務署に何をしにきたの?」

-実は、税金に関係することでいろいろと不思議に思うことが出てきたので、教えてもらおうと思って質問しに来ました。でも、みんな、忙しそうで…

阿瀬川さん:「なんだ、そういうことだったのね! だったら、私に任せて! 私、ずっと税務署にいるから、税金のことにはとっても詳しいのよ。」

-ありがとうございます! じゃあ、さっそく質問してもいいですか?

阿瀬川さん:「もちろん!」

税金って、なぁに?

-じゃあ、さっそくですが、税金って何ですか?

阿瀬川さん:「税金は、みんなのために役立つ活動や社会での助け合いのための活動に使われているんですよ。

みんなの暮らしや、生活を守るためのお金だよ。そのためにはたくさんのお金が必要になります。

だから、みんなで負担しあって払っていて、それを税金って呼んでいます。

税金で何をするの?

-たくさんのお金を集めて、どうするんですか? それから、税金が何に使われているかも教えてほしいです。

阿瀬川さん:「まちづくりのために道路や信号の設置や修繕をするために使われたり、安全を守るために警察や消防活動費に使われたり、住みよい暮らしのためにゴミ処理費用や図書館に使われたりしているんですよ。

ほかにも、健康に暮らせるように病院を建てたり、きちんと教育が受けられるように学校教科書を購入して子どもたちに無料で配布するなどしています。」

-へぇ、税金って、いろいろなところに使われているんですね。

阿瀬川さん:「そう。それから、地震や大雨なんかの災害の時の活動費用にも使われているんだよ。」

-じゃあ、税金がなかったらどうなるんですか…?

阿瀬川さん:「道路がボコボコになってもそのまま整備されないかもしれないし、火事が起きても火を消してもらうためにお金がかかるかもしれないよ。

それに、学校に通うためにお金が必要になったり、学校で使う教科書が有料になるかもしれないんだよ。」

-え~っ! 道路がボコボコだったら車が壊れちゃうかもしれないし、通れない道も出てくるかもしれないってことですね?

それに、火事を消してくれる人がいなくなったら、火事がどんどん広がっちゃう…怖いよ…

阿瀬川さん:「そうだよね。でも、それだけじゃないんだよ。

事件が起きても、費用を払わないと犯人を捕まえてくれなくなってしまうかもしれないんだ。」

-…えええっ…?

そしたら、安心して暮らせなくなっちゃうかも…

阿瀬川さん:「そうだよね。だから税金って、私たちの暮らしの中には欠かせない、とっても大切なものなんだよ。」

-そうですね、大切ですね! 私もそう思いました!

税金は大切

税金って、いつからあるの?

-ところで、私たちの暮らしに欠かせない大切な税金って、いつからあるんですか?

阿瀬川さん:「税金の仕組み自体は、原始時代(弥生時代)からあります。」

-えっ、原始時代? 想像できないぐらい昔です…

阿瀬川さん:「そうだよね。税金の仕組みは、時代によって変わってきてはいるけど、ずっとずっと昔からあるんだよ。

そして、税金という言葉が使われるようになったのは、明治の初めの頃なんだ。明治っていう時代も、リアちゃんには想像もできないぐらい昔の時代だよね。」

-うわぁ…、そんな昔から「税金」の仕組みがあったなんてスゴイなぁ…全然想像つかない…

税金は昔からある

-ところで、国にお金を支払うのに、どうして税務署が連絡したりするんですか?

阿瀬川さん:「それは、国の税金を扱っているところが税務署だからなんだよ。

税務署が国の税金の窓口になっているから、税金についての相談に乗ったり、集金をしたり、税金が納められているかどうかを調べたりしているの。」

-へぇ、じゃあ、税金を払っていないかどうかはどうしてわかるんですか?

阿瀬川さん:「税務署は、いろいろ調べたりできるんだよ。」

-じゃあ、ちゃんと税金を払わないと、バレちゃいますね?

阿瀬川さん:「そうだよ。ちゃんと納めてね!」

-わかったけど… たとえば、税金を1万円払ったら、その1万円は何に使われているんですか?

全国の場合

阿瀬川さん:「う~ん、そうだねぇ…1万円を全国の例に当てはめると、下記のようになるよ。

・借金の返済… 2,380円

・生活や健康を守るため… 3,370円

・まちづくりのため… 610円

・教育のため… 550円

そのほか、住みよい暮らしのためなどに3,090円が使われています。」

徳島県の場合

-じゃあ、徳島県はどうですか? 教育費に結構たくさん税金が使われているみたいって、お母さんから聞いたんですが。

阿瀬川さん:「そうそう、徳島県の場合、健康や福祉、教育のために税金が使われている割合がとても多くなっているんですよ。

・健康や福祉のため… 1,860円(18.6%)、
・教育費… 1,730円(17.3%)
・借金の返済… 1,520円(15.2%)
・まちづくりのため… 1,020円(10.2%)
・まちの安全のため… 440円(4.4%)

そのほかにも、町の発展のためなどに、3,430円(34.3%)が使われています。」

税金の使い道

徳島県1人あたりに当てはめてみると…

-へぇ! じゃあ1人あたりだと、一体いくらぐらい教育費に使われていることになるんですか?

阿瀬川さん:「徳島県の公立学校一人当たりの教育費は、平成28年のデータによると、

・小学生… 1か月約9万8,000円、1年間で約118万1,000円

・中学生… 1か月で約10万5,000円、1年間で約125万5,000円

・高校生… 1か月約10万9,000円、1年間で約130万6,000円

が使われています。」

税務署の阿瀬川さん

-ええええっ、すごい金額! そんなにたくさん、何に使われているんですか?

阿瀬川さん:「校舎を建てたり、修繕したり、教室の黒板や机、イスを買ったりしています。」

税金の種類についても聞いてみよう!

-なるほど! 話を聞いているうちに、だんだん、税金の大切さが伝わってきました! ところで、大人になって働くようになると、どんな税金を払うことになりますか?

阿瀬川さん:「実はリアちゃん、今も税金を払っているんだよ。」

-え? 税金なんて払ってないです!

阿瀬川さん:「実はね、お買い物をしているときに払っている消費税、これも税金のひとつなんです。それに、子役などの芸能人などは、消費税以外の税金を払わないといけない場合もあるんですよ。」

-へぇー!そうなんですね。

消費税も税金です

阿瀬川さん:「そして、

・ お給料をもらうようになると、所得税住民税

・ 自動車を買ったら自動車税

・ 家を買ったら固定資産税

・ お酒を買ったら払わないといけない酒税

・ タバコを買ったときに払うタバコ税

とか、いろいろな税金があります。」

-えええ、税金だらけ! 一体、何種類ぐらいあるんですか?

阿瀬川さん:「約50種類ぐらいあります。

でも、さっきも説明したように、その税金でみんなの暮らしを支えているんだよ。」

-すごい、50種類もあるんですね! 多いなぁ。

お給料で払うのは税金だけ?

-お給料をもらったら、払うのは税金だけですか?

阿瀬川さん:「税金だけじゃなく、暮らしていくための必要な費用もあるよね。

生命保険代電気代、水道代とか、ほかにも、いろいろ。」

-お給料をもらうようになったら、払うものがいっぱいあるんですね!

ところで、お給料の金額は会社が決めるでしょう?

税金の使い道は、いったい誰が決めているんですか?

阿瀬川さん:「税金(国税)の使い道は、国会で話し合って決めています。

市町村の税金の使い道は、県や市町村の議会で決めているんだよ。選ばれたみんなの代表が話し合って決めているんだ。」

-ということは、誰に話し合ってもらうかを決める選挙も、とっても大事っていうことですね?

阿瀬川さん:「そうだよ。」

-そうかぁ、阿瀬川さん、ありがとうございます! 税金のこと、とっても勉強になりました。

阿瀬川さん:「そうだ、最後に、1億円を持ってみる?」

-えっ、1億円? いいんですか? 持ってみたぁ~い!

阿瀬川さん:「じゃじゃ~んっ! これは、1億円のレプリカなんだけど、本物の1億円と同じ重さなんだ。」

-うわぁすごい、こんな銀色のケースに入っているんですね! カッコイイ!! これを持っていると、まるで銀行の人みたい。

と、かっこよく持ち上げてみたけれど…

1億円バッグが重い

…おっ…重い…!!(思わず苦笑い)

阿瀬川さん:「でしょ? さっそくケースを開けて1億円を持ってみてよ。」

-はい! じゃあ、さっそくケースを開けます!

-…うわぁすごい! 1億円…!! さっそく持ち上げて…うわっ…ズッシリ…!

1億円を持ってみた

阿瀬川さん:「1億円も、やっぱり重いでしょ~?ふふふ。」

-うん、重いです~

阿瀬川さん:「ちなみに、この1億円、何キロぐらいあると思う?

-えっ!難しい…

1億円は何キロ?

-みんなも考えてみてね!

ヒント:少し持っていただけで、こんなになっちゃったよ!

↓↓↓

1億円は重い

答えは……

阿瀬川さん:「1億円の束は、10キロぐらいあるんだよ。」

-お米の袋みたい!

阿瀬川さん:「でも、学校を建設しようと思ったら、この1億円の束が13個も必要になるんだよ! びっくりじゃない?」

-ほんとびっくりです! やっぱり、税金って、大切ですね。よし、私も大人になったら、きちんと税金を納めるぞ~!

もっと税金について知りたい!」という人は、国税局のホームページでクイズに挑戦してみてね。

参考資料:
国税庁 小学生・指導用「わたしたちのくらしと税」(平成30年度版)
国税庁 税金イラストクイズ(pdf)
国税庁 面白税金クイズ(pdf)
(執筆者:山内 良子)