iDeCoの積立投資が強制的に中断させられる3つのケース

iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用して積立投資を続けていこうと考えていますか。

積立投資は毎月コツコツと続けていくことがポイントとなります。

積立投資を続ければ、自然と投資残高が積み上がっていきますし、「ドルコスト平均法」により平均買付単価の引下げ効果も期待できます。

しかし、状況によっては、iDeCoの掛金拠出ができず、積立投資の継続が途切れてしまうことがあります。

iDeCoで積立投資がストップしてしまう3つの事例を取り上げます。

積立投資がストップ

事例1:国民年金保険料が全額払えない

国民年金保険料が全額払えない

iDeCoは公的年金に上乗する私的年金なので、基礎年金である国民年金の保険料を払えなかった場合、iDeCoの掛金を拠出する資格がなくなります

そのため、国民年金保険料の滞納があると、その月はiDeCoの掛金による買付ができません。

また、国民年金保険料の滞納だけでなく、免除(一部免除を含む)を受けた場合も、iDeCoの掛金は拠出できなくなります。

このように、国民年金保険料を全額きちんと払えない場合、積立投資はストップしてしまいます

事例2:口座振替に失敗してしまう

口座振替に失敗してしまう

iDeCoの毎月の掛金が銀行口座から引き落とせなかった場合、掛金拠出はなかったものと扱われてしまい、その月の買付は行われません

後から追加で振込みをして、その月の掛金を支払うことはできません。

銀行口座からの引き落としができない主な理由として、残高不足が挙げられます。

継続して積立を行うためには、毎月の口座振替日に銀行残高が不足しないように注意しましょう。

事例3:海外に居住することとなったとき

海外に居住することとなったとき

日本を離れ、海外を拠点として生活するようになる場合、iDeCoの掛金を拠出する資格がなくなる可能性があります。

具体的には、海外に居住して国民年金が任意加入となると、掛金の拠出をする資格がなくなります

この場合、たとえ国民年金保険料を支払ったとしてもiDeCoの掛金拠出はできなくなります。

つまり、海外居住が続く間は、iDeCoでの積立投資はストップすることになります。

積立投資の効果を十分に得るために

iDeCoは税制面での優遇も多く、老後のための資産を築いていくための貴重な手段です。

iDeCo制度のメリットを最大限活用するためにも、積立投資が中断させられるケースを把握しておきたいものです。

中断により定期的な買付ができなかった場合、平均買付単価を引き下げる「ドルコスト平均法」の効果が十分に得られなくなってしまうかも知れません。

積立投資でコツコツと資産形成する大切な計画が中断させられないようにしましょう。(執筆者:潮見 孝幸)

この記事を書いた人

潮見 孝幸 潮見 孝幸»筆者の記事一覧 (42)

ITエンジニアとして金融の世界に入り、その後、資産運用会社で勤務。証券制度の法改正対応や業務の企画に従事。現在は独立し、金融ライターとして活動。資産運用、証券税制、社会保障制度などを中心として執筆中。執筆のほか、中国語翻訳、経営コンサルティングも手掛ける。1級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
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