※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

家具付きモデルハウスやモデルルームに住む 物件購入のメリットとデメリットを解説

ローン 住宅ローン
家具付きモデルハウスやモデルルームに住む 物件購入のメリットとデメリットを解説

住宅展示場に展示されている住宅、建売住宅を実際に見てもらうモデルハウス、そしてマンションの現地販売で使用されているモデルルーム。

これらは最終的に処分しなければならないため、購入希望者は購入できます。

誰が利用したかわからないなどのデメリットもありますが、その住宅を豪華に見せるための家具などが無償で付いてくるのも魅力です。

今回は、これらの物件購入時のメリット、デメリットを解説していきます。

家具付きモデルハウス、モデルルームを購入するメリット、デメリット

家具付きモデルハウス販売は値引きも期待できる

室内に展示してあった豪華な家具などが無償で付いてくるだけでも魅力的ですが、ここからうまく交渉すれば値引きを勝ち取ることもできます

各住宅メーカーは、住宅展示場にある最新設備の付いた住宅を一定期間ごとに建て替えています。

また、建売住宅のモデルハウスやマンションの現地モデルルームは、それ以外の物件が売れた後に販売されます。

売主としては、これらの物件をできるだけ早く処分して、次の段階に進みたいのが本音です。

それ故、家具などもそのまま顧客に譲った方が物件に付加価値も付きますし、早く売却するためであれば値引き交渉にも応じることもあります

特に、マンションの現地モデルルームは、販売する部屋そのものがモデルルームになっているため売却に苦労することもあり、値引き額が大きくなる場合が多いです。

なお、最近はマンションにおいて、分譲前に仮設のモデルルームを作り青田売りを進めるのが通例になっていますが、完売しない限りは現地販売のモデルルームで販売します。

住宅展示場の処分物件、モデルハウス購入時の注意点

住宅展示場の処分物件の場合は、その住宅を移設できる土地を所有していることが前提条件です。

また、住宅展示場の住宅はかなり大きな仕様になっているため、本当にこの大きさで最適なのか注意する必要です。

一方、建売住宅のモデルハウスは購入したらすぐに住めるというメリットがありますが、モデルハウスゆえに突貫工事の可能性もあります。

建売住宅に関しては、信用できる不動産業者かどうか再度確認しましょう

住宅の大きさは最適か、突貫工事の可能性はないか注意する

マンションのモデルルームは、価格に惑わされない

マンションの現地モデルルームに使用されている部屋は、内装は家具付きで豪華ですが一般的に売りにくい部屋が使用されていることが多いです。

豪華な家具と魅力的な値引き額を提示されると、ついつい契約してしまうという気持ちもわかります。

このような部屋を見学するときにおすすめしているのが、とにかくいったん自宅に持ち帰り冷静な状態で判断することです。

すぐに売れてしまう可能性はほとんどないと思いますが、その場合はご縁がなかったという割り切りも必要です。

豪華な家具と魅力的な値引き額に惑わされない

モデルハウス売却物件との出会いは住宅購入のチャンス

通常であれば、このような形態の販売には遭遇しないため、チャンスとも言えます。

注意点を参考にしながら、お得にマイホームを手に入れてください。(執筆者:1級FP技能士、宅地建物取引士 沼田 順)

《沼田 順》
この記事は役に立ちましたか?
+1

関連タグ

沼田 順

沼田 順

1975年、兵庫県生まれ。1994年、神戸商科大学(現・兵庫県立大学)に入学。学生時代の1997年に宅地建物取引主任者試験に合格。翌年の1998年、住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)に入庫。2008年、独立後勉強していたCFP上級資格を取得し翌年の2009年にCFP認定者及び1級FP技能士となる。2014~2015年、大阪大学大学院経済学及び理学研究科 博士前期課程 単位取得。2015年、京都大学法科大学院 法務博士課程 単位取得。 ≪保有資格≫ 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 宅地建物取引士 / 住宅ローンアドバイザー / ビジネス法務エキスパート® / 証券外務員2種 / 銀行業務検定各種 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集