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片付ける人への援護射撃 何をどう考えても、片付けないのは損だから「先取片付け」してみましょう。

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片付ける人への援護射撃 何をどう考えても、片付けないのは損だから「先取片付け」してみましょう。
「なんでそんなに片付けなきゃならないの?」

「多少散らかってても別に不自由しないよ。」

「片付ける前にしなきゃならないことがたくさんあるんだよ…。」

世界には2種類の人間がいます。

それは、片付ける人と片付けない人。

しかし困ったことに、この2種類の人間は1つの空間に同居することが往々にしてあります

そして片付ける人は「片付けてちょうだい」と言い、片付けない人は冒頭のように言い返し、ということを定期的にするハメになります。

がんばれ、片付ける人。

私は応援します。

今回の記事は、片付ける人への援護射撃です。

だって片付けないのは損だから

片づけないのは損

そう。片付けないのは損なのです。なぜなのでしょうか。

損失1:ちょっとした事故が大損害を招くから

子どもが食事中、テーブルの上にあったコップを床に落としてしまう。

これは仕方ありません。子どもですから。大切な学習です。

床に落ちたコップには牛乳が入っていて、飛び散ってしまう。これも仕方ありません。液体ですから。

飛び散った牛乳が、テーブルやイスの脚のみならず付近に無造作に置かれた服や鞄やおもちゃや書類(!)や電子機器(!!)を汚してしまう

…これは仕方なくないですよね。

そうなんです。

片付いていれば生じなかった損害が、片付いていなかったことによって生じてしまうのです。

買い替えが必要になれば損。

買い替えとまではいかなくても、

洗濯や拭きとりに要する時間そして同時に発生するイライラだって損害

でしょう。


そのイライラが、もし何よりも大切な子どもに向けられてしまうのであれば、それは長期的な大損害に発展します。

損失2:床にあるものは踏んでしまうから

踏んで壊れる

爆発的に売れた絵本『いっさいはん』には、1歳半の幼児が床に散らかしたものを見事に避けて歩くさまが描かれています(踏んでしまう母親の姿も描かれています)。

あれおかしいな。私の子どもは踏んでしまいますよ。そして痛がっています。

そう。踏んでしまったら損です。

踏んだほうは痛いし、踏まれたほうは壊れるし。

それに「避けて歩けばよいじゃないか」というのも考えものです。


そんなことに注意を払うくらいなら、この後の家事の段取りを考えるほうがよっぽど有益。

無駄なエネルギーの消費なのです。

損失3:スペースが狭くなるから

ひとたび自宅から外に出れば、スペースの取得や維持にはお金が発生するのは常識ですよね。

しかしどうしてか、ひとたびスペースを手に入れてしまうとその意識を失ってしまいがちです。

でも、スペースには依然として価値があります

購入するなら1坪数十~数百万円の、借りるなら1部屋月数万~十数万円の価値です。

片付けない人は、それを損しているんですよ。

テーブルの上で食事をしたり書き仕事をしたりするとき(子どもがお絵かきするとき)、床で洗濯物をたたんだりアイロンをかけたりするとき、そして掃除機をかけるとき。

そういうときにスペースが必要なんです。

そのスペースをきちんと確保するために、私たちはそもそもお金を払ったはずなのです。

大切にしましょうよ。


それに、狭いスペースの作業はどうしても非効率的になります。

うまくできなかったり時間がかかったり、牛乳コップを落としたり…。

やっぱり損ですよね。

損失4:紛失するから

片づけないからなくす

しかし何といっても片付けない最大のデメリットはこれでしょう。

きちんと片付けられていないものは、よく無くなるのです(この「よく」という感覚こそが、両者を分かつ大きな溝なのですが)。

紛失してしまったものは、改めて購入しなければなりません。

損ですよね。


それに紛失とまでは至らなくても、探す時間とイライラは塵も積もって山となります。こちらも損です。

さらに。「片付いてなくてもどこにあるのか分かっているから大丈夫」とおっしゃる方もいますが、これも損です。

そんなくだらないことを記憶しておくために、大切な脳のメモリを消費してしまっているわけですから。

片付け時間は先取り貯蓄と同じ発想

それでは、「片付ける時間がない」というご意見にはどう抗えばよいのでしょうか。

私は、この「時間がない」というご意見こそが、片付け能力と貯蓄能力を相関させているキモだと考えています。すなわち、「先取り」の力です。

貯蓄の王道は財形貯蓄のような給与天引きや自動積立預貯金に代表される、先取り貯蓄でしょう。

使った分から余った分を貯蓄に回すのではなく、先に貯蓄をしておいて残った分を使うという発想です。

これは強制力が強いので、まず貯まる。片付けだって同じなのです。

したいことやしなければならないことを終えてから片付けるのではなく、

片付けてからやり始める

のです。


そんなことしたら夕食が一品減るって?

はじめはそうかもしれませんね。

でも、人間繰り返せば効率が上がるというか手の抜き方を覚えていきます。

スペースと安心という追い風を受けて、だんだんとこなれてくるものですよ。(執筆者:徳田 仁美)

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《徳田 仁美》
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徳田 仁美

関西地方都市在住の30歳代主婦。某私立大学文学部卒。「良いものを長く使う」「不健康が最大の損失」「家族円満は無料で最大の幸福」を心がけて、主婦業を営む。夫の収入で家計を管理する、現在は2児の母。子だくさんでも成立する家計を模索。家計とは別に、結婚前の貯金を株式投資やFXなどで運用する。投資歴は8年程度。最近は新しい時代を作ってくれそうな企業に注目している。 寄稿者にメッセージを送る

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