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芸能人の「銀行の使い方」と、ここだけの話(第1回) 口座は1つ、金額ハンパない

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芸能人の「銀行の使い方」と、ここだけの話(第1回) 口座は1つ、金額ハンパない

「芸能人 銀行」で検索すると、芸能人が来店したことをツイッターに投稿して炎上、というのが上位にヒットします。

数年前にメガバンクで発生した騒動なので、覚えている方もいると思います。

ちなみに「芸能人 銀行員」が次にヒットしますが、これは前職が銀行員だった俳優竹内力さんの記事です。

今回は芸能人の「銀行の使い方」というテーマですが、お金をあつかう銀行と芸能人の関係を4つの切り口でお話ししていこうと思います。

守秘義務の観点から私の銀行での実話は、お話しできません。

銀行名や所在地は明かせませんので、あくまでたとえ話とお考えください。

全4回
(第1回)口座は1つ、金額ハンパない
(第2回)住宅ローンを組みにくい3つの理由
(第3回)不動産投資は「知識勝負」だと実感
(第4回)仕送りをする子と、親の思い

芸能人と預金の関係

銀行口座は1つッス

テレビで有名芸能人が「銀行口座は1つしか持っていない」と発言して周りが驚いている場面を見たことがあります。

一般人でも複数の銀行口座を持つのが普通な世の中なので、こうした反応になるのでしょう。

銀行員の私は、この芸能人が1つしか口座を持っていないことを聞くと

「芸能人だから銀行口座が1つだけでも大丈夫」

と、納得ができます。

私には芸能人の知り合いがいませんのであくまで推測ですが、銀行員としての経験から考えていることなので、それなりに自信はあります。

理由1:芸能人は銀行口座を使わない?

ある口座は給料が振り込まれるだけでほとんど動きがなく、たまに出金しても給料からすると少額で、どんどん増えるいっぽうの残高は「ものすごい金額だった」そうです。

この口座に振り込まれている給料は一部で、通帳は実家の親御さんに預け、なかば仕送りとしていたそうです。

先輩はその芸能人と銀行の仕事で会う機会があり、詳しい話しを聞けたそうですが、所属事務所からの給料は現金と振込に分けることができ、大部分現金で受取っていたそうです。

また生活費や光熱費などは事務所が払ってくれるので、銀行口座はほとんど使っていなかったそうです。

現在は芸能人も含め、業務に関係のない顧客口座を見ることはできません

こうした行為はコンピュータでチェックされているので、違反行為として銀行から罰せられます。

理由2:芸能人は銀行に行く必要がない

昔の話しですが、大口の預金者なら電話1本で銀行員が現金を届けてくれました。

キャッシュレスの現在では現金がなくてもクレジットカードで支払ができます。

どうしても現金が必要ならマネージャーなどにATMで出金させればいいので、芸能人が銀行へ行く必要はほとんどありません

このことからも、銀行口座は1つで十分と言えます。

ココだけの話1:振込額もハンパない!

金額ハンパないって

銀行では定期預金勧誘や、異常な取引をチェックするために毎日振込多額の振り込みがあった口座をチェックしています。

チェックに引っかかる金額は、サラリーマンの退職金くらいです。

毎月決まった日に「給料」として振り込まれる額がこのチェックに引っかかる人がいました。

給料の全額か一部かは不明ですが、チェックに引っかかったということは、その人の月給は

サラリーマン1人分の退職金と同じ額だった!

ということです。(執筆者:加藤 隆二)

《加藤 隆二》
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加藤 隆二

執筆者:銀行員一筋30年 加藤 隆二 加藤 隆二

バブル期に入社して、以来銀行一筋30年。お金にまつわるさまざまな相談にこたえてきました。時には返せなくなってしまった人からの相談にも、可能な限り親身になって対応してきたつもりです。銀行員として「あなたのために、なにができるか考えます」 最初の挨拶はいつもそう言ってきました。年を重ねた今も、気持ちは変わっていません。銀行員として、読者である「あなたのために」役に立つ文章を書いていきたいと思っています。 寄稿者にメッセージを送る

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