金融庁発の「老後に2,000万円不足問題」による指摘を受けるまでもなく、今後、公的年金だけで高齢者世帯の家計維持はムリであることは誰もが自覚するところとなりました。
「どんな職をさがせば良いか?」
という問いにきちんとした答を用意することは難しいです。
私にも多数の質問がよせられますので、日頃から、いろいろ研究しております。
今回は、そんな日頃の研究成果をひとつ、ご披露することにします。

目次
認定フォトグラファーとは?
結論から先に言うと、今回、ご紹介するのは「認定フォトグラファー」という職業です。
正式名称は、「ストリートビュー認定フォトグラファー」です。
「誰に認定されているか?」と言えば、あのグーグルです。
仕事の内容は、店舗経営ビジネスを営むオーナーの依頼を受け、店舗内の360度写真を撮影してその写真をグーグルマップ上に公開します。
店舗を構えるビジネスなら何でも、かまいません。
飲食、クリニック、物販、学習塾などなど、ありとあらゆる職種を客先候補とすることができます。
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グーグルと店舗、それぞれのメリットは?
ストリートビューとは、その名の通り、「ある場所の周辺を、実際に歩いているかのようにインターネット上で体験できる(グーグルによる)サービス」のことです。
グーグルは専用車を走らせて、道路から見えるデータを収集しています。
ストリートビューはグーグルマップにも実装され、スマホにも専用のアプリがあります。
グーグルとしては、自分たちで収集したデータに、各店舗や施設の中までをも撮影した360度写真を連結させ、サービスをより充実させられます。
店舗からすれば、知名度アップや無償の宣伝効果があります。
認定フォトグラファーは、どのくらい稼げるの?

認定フォトフラファーは、グーグルと店舗ビジネスオーナーとの仲介役を担います。
すでに、認定フォトグラファーとして活動している個人や法人のサイトを拝見すると、各撮影現場の撮影箇所ごとに約1万円、1件の依頼を受けるごとに約5万円くらいを請求しているようです。
1件話がまとるごとに、5万円というのは副収入として少ない金額ではありません。
また、知り合いや行きつけの店舗から、営業していけるという利点があります。
さらに、地方でも地方なりの営業開拓が可能です。都市部だけがターゲットということにもなりません。
規約による制限はあるものの、「グーグルのパートナー」を名乗りつつ、営業活動ができるのは何よりの強みです。
認定フォトグラファーに、どうすればなれるの?
認定フォトグラファーとなるには、まず、グーグルにアカウント登録します。
そして、ローカルガイドに参加の上、自分で撮影した360度写真をグーグルマップに投稿します。
投稿写真を50枚以上、グーグルに認定してもらえれば、資格を得られます。
グーグルの専用サイトに個人名や事業所名、連絡先などを掲載してもらうことができます。
詳しくは、グーグルのサイトにすべて記載されていますので、興味を持った方は、ぜひ、調べてみてください。(執筆者:金子 幸嗣)