「米国株」最低取引手数料の撤廃 自分が使いやすい「取引口座」を見極める5つのポイント 

大手ネット証券の3社のSBI証券、楽天証券、マネックス証券の米国株最低取引手数料が撤廃されることが話題になりました。

これまで大手3社は最低手数料5USドルと横並びでしたが、マネックス証券の最低取引手数料の値下げが発端となり各社が手数料を値下げしました。

最終的に大手3社の最低取引手数料がなくなり、小さい額の注文でも約定額に対して各社0.45%の手数料がかかることになり小口でも取引しやすくなりました。

しかし米国株の取引口座は手数料は横並びでも個性や違いもあります。

また、外資系のサクソバンク証券は最低手数料は5USドルのままですが、高手数料は15USドルで売買手数料も0.2%とある程度の約定額であれば大手3社よりも手数料を安く抑えられます

このような状況では、どこの口座で米国株を取引するべきか迷う人も多いでしょう。

そこで米国株の取引口座を選ぶ5つのポイントをご紹介します。

最低取引手数料の撤廃 米国株の取引口座はどの証券会社にするか

米国株の取引口座を選ぶ5つのポイント

米国株の取引口座は最低手数料だけで選ぶべきではありません

大手3社の手数料が横並びになった今は他の部分に注目するべきです。

どこも大差がないと思う人がいるかもしれませんが、実際に使ってみると使い勝手がかなり違うことが分かるでしょう。

ポイント1. 注文の種類

注文にもさまざまな種類があります。

例えば、

・ あらかじめ決めた株価になってはじめて注文が成立する「指値注文」

・ 株価を気にせずとにかく注文を約定させるときに使う「成行注文」

複雑な注文方法だと

・ 自分が損切りしたい株価になったら自動的に売る「逆指値注文」

・ 買う株価や売る株価をあらかじめセットしておける「ツイン指値」

などもあります。

注文の種類の豊富さに注目するなら、「マネックス証券」、「サクソバンク証券」の2社がおすすめ

です。

マネックス証券もサクソバンク証券も逆指値注文やトレールストップと呼ばれる逆指値を切り上げていく注文方法など、複雑な注文に対応しています。

SBI証券と楽天証券は指値と成行注文のみで複雑な注文が現時点ではできないため実際の取引で困ることもあるかもしれません。

特に、逆指値で損切りを確実にしたい投資家はマネックス証券かサクソバンク証券を選ぶのが無難でしょう。

マネックス証券トップページ

≪画像元:マネックス証券

マネックスの口座開設はこちらです↓

ポイント2. 最高取引手数料

最高取引手数料は、大きな額を約定するときに安ければ安いほど有利です。

例えば、日本円で50万円分約定した場合に一番手数料が安くなるのはマネックス証券でも楽天証券でもSBI証券でもありません

サクソバンク証券です

マネックス証券で、楽天証券、SBI証券は最高手数料20USドルがかかりますが、サクソバンク証券の最高手数料は15USドルに設定されています。

50万円程度でさえも約定すると、どこの証券会社でも最高手数料に到達してしまいます。

ある程度、大きなポジションを動かす投資家にとって、本当に重要なのは最低取引手数料ではなく最高取引手数料です。

つまり最低でも1回の注文に50万円程度は動かす投資家の場合、手数料最安値はサクソバンク証券なのです。

サクソバンク証券は最低手数料は5USドルと据え置きですが、最高手数料の15USドルで他社と差別化ができています。

サクソバンク証券トップページ

≪画像元:サクソバンク証券

ポイント3. 株価情報サービスの質

米国株のリアルタイム株価を確認するのに別料金がかかる証券会社もあります

例えば、SBI証券ではリアルタイム株価は1か月500円の別料金が発生します(15分遅れの株価は無料)。

楽天証券もリアルタイム株価の確認に1か月で300円の別料金がかかります。

最高手数料では最安のサクソバンク証券もリアルタイム株価取得には最低7USドルかかってしまいます。

ちなみに、マネックス証券は外国株口座に米ドルの残高か米国株のポジションがあれば無料でリアルタイムの株価(ECN配信)を確認できます

米ドルの残高がある場合には、マネックス証券がリアルタイム株価を一番安く取得できます

アメリカのYahoo Financeなどを確認すればリアルタイム株価は確認できるのですが、情報取得サービスの質に違いがあることは覚えておくとよいでしょう。

ただし、SBI証券は米国モーニングスター社のレポートを閲覧できる、楽天証券はロイターのコンセンサスの業績予想を閲覧できる、などの付加価値もあるため一概にどこがよいとは言い切れません。

ポイント4. 銘柄数と種類

取扱銘柄数と種類は証券会社によって異なります。

取扱銘柄数は日々増えているため正確な数字は書けませんが、個別株の取扱数が多いのはマネックス証券とサクソバンク証券の2社です。

マネックスが3,000以上、サクソバンクが4,500以上の取り扱いです。

一方、楽天証券とSBI証券は2,000に届くかどうかといったところです。

自分が取引したい銘柄の取り扱いがあるかどうかは要確認です。

SBI証券と楽天証券

≪画像元:画像左:SBI証券 / 画像右:楽天証券

ポイント5. 特定口座に対応しているかどうか

特定口座に対応しているかどうかも重要です。

特定口座に対応していないと確定申告を自分でしなければならず、とても面倒な思いをすることになります。

大手のマネックス証券、楽天証券、SBI証券は特定口座に対応しています。

しかし、サクソバンク証券は特定口座に対応していないため確定申告が面倒になるかもしれません。

手数料だけを見ずに自分が使いやすい口座を選ぶ

米国株の取引口座には、手数料以外にもそれぞれに個性があります。

最近は、最低手数料の撤廃ばかりが注目されています。

しかし、本当に大切なポイントは注文方法の多様さや最高取引手数料など違うところにあります。

特徴をしっかり理解して、自分が使いやすい口座を選びましょう。

ここまでをおさらいすると、米国株の最低取引手数料を大手3社が撤廃しましたが、口座選びのポイントは次の5つです。

1. 注文の種類
2. 最高手数料
3. 株価情報サービスの質
4. 取扱銘柄数・種類
5. 特定口座に対応しているかどうか

この5つの点を確認して自分に1番あった口座を選んでください。(執筆者:田守 正彦)

この記事を書いた人

田守 正彦 田守 正彦»筆者の記事一覧 (57)

フリーランスのWEBライター。教育機関やバンコクの大学で働く傍、海外投資に興味をもち20代の頃から香港やアメリカの証券口座に直接行き、口座を開いて実際に取引をしていました。得意分野は投資・教育・旅行・新しい働き方です。新しい分野にも積極的に挑戦しています。
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