日本酒を注文したときの話

ショッピングモールにあるお寿司屋さんでの出来事です。

同席した方が、何気なく日本酒(一合)を2本、注文しました。

タッチパネル式だったので、とりあえずボタンを2回押したようです。

すると、店員さんがやってきて、

「一合で2本注文するより、二合を1本注文した方が安く(-50円)てお得ですよ」

とアドバイスしてくれました。

親切な店員さんだなと思い、二合を1本注文する形に変えてもらいました。

二合飲みたい…一合を2本たのむべきか

しばらくして、日本酒がテーブルに置かれると、同席した方が驚きました。

「これ、絶対に二合の量はないよっ!」

日本酒の入った片口

≪片口で提供された「二合」の日本酒≫

一合は180ml、二合は360mlです。

単純に考えると、二合は缶ジュースや缶ビール1本分に相当します。

徳利ではなく片口で提供されたのですが、とても缶ビールに匹敵する大きさには思えませんでした

お酒の分量についての常識ちがい

しかし、よくよく思い出してみると、居酒屋さん等で提供される一合徳利や二合徳利に、180mlや360mlも日本酒が入るとは思えません。

どうやら、飲食店の常識では

一合 ≠ 180ml
二合 ≠ 360ml

のようです。

そもそも、徳利や片口は、あまり分量を気にして作っていないそうです。

いろいろと調べてみると、

一合 ≒ 120ml~160ml
二合 ≒ 250ml~300ml

といった具合のようです。

ただし、実際の分量はお店によってマチマチなので、これらよりも多かったり少なかったりすることもあるでしょう

やや真面目なお店は、「一合、二合」ではなく「一号、二号」と表示しているようです。

また、実際の分量が入っている真面目なお店の場合は、「正一合、正二合」と表示しているようです。

入店したお寿司屋さんで確認してもらったところ、

「確かに二合の量は入っていません。その分だけお安く提供しています」

との回答でした。

「一合」の量を検証

そこで新たに沸いた疑問が、「一合だと、どのくらい入っているのだろう?」ということです。

そこで、同じ日本酒を一合で注文してみました。

片口とお銚子

≪一合のお銚子と、二合の片口≫

すると、二合の片口と大して変わらない大きさのガラスのお銚子が登場しました。

試しに、二合の片口に日本酒を移してみると、1cmくらい余る程度の高さまで入りました。

あえて試しませんでしたが、1合×2本の量を移したら溢れるくらいです。

片口に注ぎなおすと

≪「一合」の量を検証≫

同席した人と意見が一致したのは、

「このお店では、二合の片口が50円安くても、それ以上に一合×2本と比べて量が少なかった」

ということです。

私たちの単純な発想では、「二合は一合の2倍」という計算をしてしまいますが、実際の分量は異なるようです。

どっちが得かはお店によってマチマチのようなので、上手に使い分けてお酒を楽しみましょう。(執筆者:小山 信康)