【高金利】外貨預金のメリット・デメリット 向いている人はこんな人

日本はしばらく低金利になっており、銀行にお金を預けていてもほとんど増えない状況になってしまいました。

一方で海外では金利の高い国もあり、高金利の海外通貨で預金しておいた方が利息は多くつきます。

そこで今回は、外貨預金のメリット、デメリットと外貨預金に向いている人について解説します。

「外貨預金に向いているケース」メリット・デメリットからわかりやすく解説

外貨預金とは

外貨預金とは、その名の通り日本円ではなく外貨(海外の通貨)で預金しておくことを指します。

日本では現在大手銀行の普通預金金利が約0.001%なので、利息はほとんど無いに等しい状態です。

一方で海外では高金利の通貨も多く、同じ預金でも日本円で持っているよりも多く利息を得ることができるのです。

それなら誰もが外貨預金をしたくなるものですが、もちろん良いことだけではありませんので、メリットとデメリットについてまとめていきます

外貨預金のメリット

為替レート

外貨預金のメリットには「高金利」と「為替差益」があります。

まず、金利については日々変動してはいますが、例えば

≪2019年7月現在住信SBIネット銀行の場合≫

USD(アメリカドル):2.2%

AUD(オーストラリアドル):1.2%

NZD(ニュージーランドドル):1.4%

など、日本円より大幅に高く設定されています。

金利2.2%というと100万円を1年間預けたとして、2万2,000円の利息がつくというイメージです。

さらに、円を外貨に換える時と外貨を円に戻す時の為替レートによっては為替差益も得ることができます。

つまり、例えばアメリカドルで預金をしようと思った場合に、

・ 100万円をアメリカドルに換えるタイミングの為替:1ドル100円

・ 同じ額を日本円に戻すタイミングの為替:1ドル105円

であれば、

100万円 → 1万ドル → 105万円となり、5万円の差益

を得られるのです。

為替も金利も動きのあるものですが、日々の変動をチェックしてよいタイミングで実行すれば、一定のリターンを期待できます。

外貨預金のデメリット

外貨預金のデメリットとしては

1. 手数料
2. 預金保険
3. 為替差損

が挙げられます。

1. 手数料

まず手数料についてですが、日本円を海外通貨に換える時と、海外通貨から日本円に戻す時の両方に為替手数料が発生します。

銀行で外貨預金を勧められることが多いのには訳があり、手数料が高く金融機関が儲かる仕組みになっているのです。

手数料は取り扱い金融機関によって驚くほどバラつきがあり、手数料の高い金融機関を選んでしまうとせっかく付いた利息や為替差益以上の手数料を取られてしまい、結果として資産が減ってしまうことも十分あり得ます。

実はこの手数料は他の資産運用と比べても比較的高い傾向にあり、期待リターンに対してコストの負担が高くなってしまいます。

外貨預金をする際には、手数料の安い金融機関を選ぶことが重要

です。

手数料の記載は多くの場合「1ドルあたり何銭」などといった外貨を基準とした書かれ方をしており、レートをもとに計算しないと実感が湧かない表記方法になってしまっているのもまた曲者です。

外貨預金のリスク・リターン・コストについて計算してくれるシミュレーターもありますので、具体的な金額を入力してみると実感が湧きやすくなります

じぶん銀行外貨定期預金シミュレーター

≪画像元:じぶん銀行

預金とは言っても金利変動と為替変動、さらには高い手数料が絡んでくるために、結局損失になってしまうことが多いというのがシミュレーションにより分かるはずです。

2. 預金保険

次に預金保険についてですが、日本の銀行の場合「ペイオフ」という制度があり万が一お金を預けている銀行が倒産しても1,000万円までは戻ってくる救済措置があります。

一方で外貨預金ではその制度が適用されず、自分の預けた資産に何があっても一切保障されないのです。

3. 為替差損

もう1つのデメリットである為替差損は為替差益の反対で、もし円高相場で外貨へ換金して円安相場で日本円に戻してしまったら、当然その為替差分が損失になってしまいます。

為替相場を読むのはプロでも難しいことなので、為替の仕組みが分からないうちは手を出さない方が無難です。

外貨預金に向いているのはこんな人

メリットとデメリットを踏まえて、外貨預金をオススメできるのはどのような人でしょうか。

1. 余剰資金が十分にあり、為替レートをチェックできる人

為替レートをチェックできることが前提

まず、余剰資金が十分にあり、為替レートをチェックできることが前提にあります。

手数料がかかることから手軽に日本円に戻して引き出すことができない点と、預金保険が適用されないという点で、生活防衛資金を外貨預金にするのは望ましくありません

2. 為替変動をチェックできる人

また、為替差益を狙えるタイミングで換金するために為替変動をチェックすることも重要です。

為替変動による損を抑えたい場合には、ドルコスト平均法といって定期的に積み立てることによりリスクを低減する

方法も選択できます。

3. 外貨をそのまま現地で使うことが多い人

また、外貨をそのまま現地で使うことが多いという人も外貨預金に向いています

・ 手数料が日本円を外貨に換える時だけになるのでコストが半分になる

・ 日本円のままカードなどにより海外通貨を引き出すよりも手数料が抑えられる

・ 利息まで得られる

のです。

為替レートを気にするのも日本円を外貨に換える時だけで済むので、気を揉むことがありません

現地で使う予定がなく資産運用目的で外貨預金をする場合には、取り扱い金融機関を精査し、かつ複数の外貨へ分散して預金する必要があります。

コストの比較や分散の方法について十分に時間をかけられることが必要です。

金利や為替は常に変動、情報収集を欠かさずに

外貨預金は数ある資産運用の中でも仕組みが分かりやすく、誰でも始めやすい運用法です。

しかし、最近は金利上昇傾向にあったアメリカでも利下げ措置が発表されており、今後の金利がどうなるかは分かりません。

外貨預金を利用する場合はメリットとデメリットを踏まえたうえで、情報収集を欠かさず行う必要があります。(執筆者:島村 妃奈)

この記事を書いた人

島村 妃奈 島村 妃奈(しまむら ひな)»筆者の記事一覧 (73)

20代で1000万円を貯めた経験を元に、実用的なマネー術をご紹介します。現在は秘書として働く傍ら、フリーライターとしても活動中。趣味は貯金と投資で、現在は子供の教育資金捻出のために日々奮闘しています。
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