ネット銀行の「高金利」や「キャンペーン金利」は信頼できるか解説 ポイントは「預入期間」と「銀行の破綻リスク」

定期預金でお金を増やすのは難しいと言われる昨今ですが、「条件付きの定期」や「ネット銀行の定期」など、金利が高い定期が存在します。

同じ期間、定期を契約するならば、少しでもたくさんの利息を受け取りたいです。

しかし、通常の定期と比較して余りに金利が良いと、本当に信頼して良いのか不安になることもあると思います。

そこで今回は、高金利定期やキャンペーン金利定期について詳しく解説します。

ネット銀行の 「高金利」や 「キャンペーン金利」 は信頼できる?

1. 高金利定期の種類

ネット銀行の定期

定期預金高金利ランキングを見ると、ネット銀行の名前がズラリと並んでいます。

メガバンクの定期預金は、期間や金額に関係なく0.01%*1 となっています。

*1 参考元:ZAI オンライン【定期預金の金利を徹底比較!】定期預金金利の高さで選ぶ! おすすめネット銀行ランキング!

1位のオリックス銀行の5年定期は、0.35%もの金利がつきますので、その差35倍です

期間を1年としても0.2%と、とても高い金利を維持していることがわかります

例えば、金額100万円、期間5年の定期で考えてみましょう。

メガバンクに預けていた場合、利息は約400円程度です。

一方オリックス銀行の定期の場合、約1万4,000円もの利息を手にすることができます

ネット銀行の高金利には理由があります。

ネット銀行には店舗がなく、人員コストなども少なくてすみます。

普通の銀行と比較して高金利な定期預金を商品にしても利益が出る構造が、ビジネスモデルとして成り立っているのです。

退職金定期

条件付き定期預金の代表例がこの「退職金定期」です。

退職金定期のランキングを見ると、期間は1か月~3か月と短期間ですが、金利は2%~3%と軒並み高金利となっています。

1位の西京銀行では、金額1,000万、期間3か月で5万円以上の利息を手にすることができる*2 と言うから驚きです。

*2 参考元:ZAI オンライン「退職金専用」定期預金の金利が高い、銀行ベスト10!「3か月もので年利3%」など、一般の定期預金より大幅に高金利で、預け先候補として検討の価値アリ!

退職金の振込口座でのみ契約可能など、契約のための諸条件はありますが、元本割れのリスクなしでこれだけの利息を受け取れるチャンスは「退職金定期」以外にはほぼないと言えます

高金利の理由は、銀行が退職金を自行に取り込んで、投資信託などのさまざまな運用商品を契約してもらいたいからに他なりません。

申込み期限は退職金入金後から1年以内となっている事が多いので、早めの申込みを行いましょう。

2. 高金利定期は信頼できるの?

注意点は「預入期間」と「銀行の破綻リスク」

高金利定期にはそれぞれ理由があります。

ネット銀行:低コスト運営

退職金定期:自行に資金を取り込みたい

では、定期預金にはどんなリスクがあるのでしょうか?

注意点は「預入期間」と「銀行の破綻リスク」の2点です。

注意点1:預入期間

契約時に選択した「1年」や「5年」などの期間を待たずに中途解約をすると、受け取れる利息が減ります。

長期間の定期は、予想外の出費などで中途解約を余儀なくされることが多く、注意が必要です。

ただし、中途解約をしても利息が減るだけで、元本は保証ですので、安心して預けられるのが定期預金の魅力です

注意点2:銀行の破綻リスク

銀行が破綻した場合、手元に帰ってくる金額は1金融機関につき、1,000万とその利息までと決まっています

それ以上の金額を定期預金として契約していた場合には元本が帰ってこなくなる可能性があります。

これを「ペイオフ制度」と言いますが、ネット銀行だけでなく、全ての銀行に該当する制度となります。

ペイオフが発動した事例は2010年の日本振興銀行の1例のみですから、リスクは低いと言えそうです。

1度契約すれば確実に利息が増やせるのが魅力です

株式や投信などと比べてリスクがない分、リターンは少ないですが、一度契約すれば確実に利息が増やせるのが魅力の定期預金。

紹介したもの以外にも、投資信託などの商品と組み合わせることで金利がグッと上昇するパック商品など、おトクな定期はまだまだたくさんあります

これらは次回以降の記事で紹介していきたいと思います。

ご自身が気になる定期預金をぜひ活用してみてください。(執筆者:高崎 あおい)

この記事を書いた人

高崎 あおい»筆者の記事一覧 (4)

銀行員として働きつつライターをしているワーキングマザーです。投資信託や保険を販売していた経験から読者の皆様に本当に役に立つ資産運用の情報についてお伝えしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

今、あなたにおススメの記事
本サイトの更新情報をfacebook・Twitter・RSSでチェックしましょう