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買ってはいけない投資信託 「テーマ型・ 新規募集・仕組みが複雑なもの」に惑わされるな

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買ってはいけない投資信託 「テーマ型・ 新規募集・仕組みが複雑なもの」に惑わされるな

投資信託を選ぶ際には、「何を買うか」という視点の他に「何を買ってはいけないか」という視点も大事になります。

下記の通り、過去にも買ってはいけない投資信託について記事を記載していますが、さらに他に視点で見た「買ってはいけない投資信託」について、今回は解説してみたいと思います。


買ってはいけない投資信託

買ってはいけない投資信託(1) テーマ型投資信託

テーマ型投資信託とは、時流に乗った特定のテーマ(AI、ロボットなど)に関係する会社の株式に絞って、投資する投資信託です。

このタイプの投資信託を買ってはいけない理由は、主に2点あります。

理由1:似た業種の会社の株式に集中的に投資するから

本来、投資信託は、分散投資でリスクを抑えながら資産づくりしていく金融商品です。

しかし、似た業種の会社の株式に集中投資してしまっては、リスクの分散にならず、そのテーマが外れたとき損失が大きくなります

理由2:旬が過ぎて割高な投資になりやすい

投資信託のテーマに選ばれる頃には、そのテーマへの投資は旬が過ぎており、割高な投資になりがちです。

株式への投資は、たくさんの人が「この会社よさそうだ」と思う前の割安なタイミングでいち早く投資することで利益が上がります

投資信託の場合は、そういったテーマや株を組み合わせて設定しようとする間で、旬が終わってしまう場合もあります。

買ってはいけない投資信託(2) 新規募集開始の投資信託

投資信託の中には、理論上とても優れていると思われるものの、実際に運用が開始されると、運用成績が芳しくない商品も少なくありません。

この点、特定の指標に連動した値動きになるインデックスファンドなら新規設定でも運用の仕方が明らかです。

ただ、そうでないタイプであれば、投資信託の選ぶ判断材料が少ないので、積極的に手を出す商品とは言えません

むしろ、過去実績のある投資信託から、自分の投資方針に合う投資信託を選ぶ方が無難です

惑わされるな

買ってはいけない投資信託(3) 仕組みが複雑な投資信託

仕組みが複雑で、商品性を理解できない商品を購入するのもまたNGです。

仕組みが複雑な商品を見ると、商品性を理解できなくても、「何だかすごい商品だ!」と感じて、購入してしまうことが少なくありません

しかし、投資信託を購入し損失を出す投資家の中で特に多いのが、まさに、商品性を十分に理解せず仕組みが複雑な商品を購入したケースです

惑わされずに選んでください

上記3つの投資信託は、いずれも商品を見ると「何となくよさそうだ」と感じてしまうタイプの商品だと思います。

そう投資家が感じるものを、金融機関が商品化して販売している現状も背景にはあります。

そういったものに惑わされずに、いい投資信託をぜひ選んでみてください。(執筆者:佐藤 彰)

《佐藤 彰》
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佐藤 彰

佐藤 彰

全国に営業店を構える対面型証券会社とIT系の証券会社に勤務し、2019年4月に独立しました。金融機関在籍時は、主にコンプライアンス部門に所属し、若手社員教育、コンプライアンス研修、投資信託販売のチェックを主に担当していました。金融機関外での金融教育の必要性を実感し、現在は主に投資信託による資産形成を支援するファイナンシャルプランナーとして活動しています。コーチ資格も保有しており、投資と心理にも着目した情報発信をしています。 <保有資格>AFP、米国CTI認定プロフェッショナルコーチCPCC 寄稿者にメッセージを送る

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